帯取返
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 07:18 UTC 版)
帯取返(おびとりがえし)は柔道の投技のひとつで、手技に分類される。国際柔道連盟 (IJF) と講道館での正式名。IJF略号OTG。かつては正式名称のない技で、ジョージアのショータ・ハバレーリの得意技としてハバレリと通称されていた。世界柔道選手権大会で公式記録に「ハバレリ」として記載されたこともある。
- ^ 「海を渡った柔術と柔道―日本武道のダイナミズム」 青弓社 202頁 ISBN 978-4787233158
- ^ 嘉納行光、川村禎三、中村良三、醍醐敏郎、竹内善徳『柔道大事典』監修 佐藤宣践、アテネ書房、日本、1999年11月(原著1999年11月)、355頁。ISBN 4871522059。
- ^ “柔道の技名称について”. 講道館 (2017年4月6日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ “2019年グランプリ・ザグレブ(クロアチア)大会結果・写真掲載(19.7.26-28)”. 日本: 全日本柔道連盟 (2019年7月30日). 2019年4月27日閲覧。
- ^ IJFは引込返だとしている
- ^ Zagreb Grand Prix 2019 / Final +100 kg Georgia ZAALISHVILI,Gela VS Japan HARASAWA,Hisayoshi (YouTube). スイス: 国際柔道連盟. 2020年4月27日閲覧。
- ^ 「入門! 一流の技術」近代柔道 ベースボール・マガジン社、2011年8月号
- 1 帯取返とは
- 2 帯取返の概要
帯取返
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:01 UTC 版)
帯取返(おびとりがえし)は取は、受の後帯を頭越しにつかみ相手を下に押しつぶすように力を加え、仰向けに倒れ込み(体を捨て)ながら、脛で受の太腿の内側を跳ね上げ、そのまま後方に回転させて投げる引込返。俗称である。試合では、こちらのパターンの方がよく使われる。 元々、帯取返は立っている状態から寝技に引き込むための技の一つであったが、投技としての条件が整っていると判断され、引込返に類する技とすることになった。2010年の世界ジュニア81 kg級で2位になった北野裕一がこの技を多用している。YouTube KODOKANチャンネルでの動画ではこのタイプの引込返のみ紹介されている。 古流柔術では帯返(おびがえし)と呼ばれたり俵返(たわらがえし)に包含されていた。 国際柔道連盟、講道館での正式名「帯取返」は別の技でこれは「ハバレーリ」などのことである。真捨身技ではなく手技である。これは講道館の分類では浮落と掬投に分類されていたが、2017年4月、講道館技名称に「帯取返」が加えられた。 「帯取返」も参照
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