倒れ込み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:57 UTC 版)
外国人選手との体格の差を埋めるために重信が開発した投擲フォームである。現在では当たり前になったが、当時は一般的でなかったビデオによるフォームの確認を行いながら、人体についての専門書も読み、試行錯誤を繰り返し作り出した。体格の大きい選手は自らの背筋力でハンマーの遠心力に耐えて投擲ができるが、体格の小さい重信では自らの背筋力のみではハンマーの遠心力に耐えきれずに限界が来る。そこを後ろに倒れ込むようにしてカバーし、更に回転半径を大きくすることでハンマー先端の遠心力を増加させ、回転のスピードアップを可能にした。この技術は息子の室伏広治にも受け継がれ、広治のオリンピック、世界陸上選手権での金メダル獲得の一因となった。
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