倒叙とは? わかりやすく解説

とう‐じょ〔タウ‐〕【倒叙】

読み方:とうじょ

現在から過去へ、時間逆にさかのぼって叙述すること。「—法で書く推理小説


倒叙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 14:35 UTC 版)

鮎川哲也」の記事における「倒叙」の解説

青いエチュード 1956 - 最初の倒叙もの短編数度にわたり映像化。 首 1976 - テレビドラマチェックメイト78」の一作として映像化

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倒叙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 14:35 UTC 版)

鮎川哲也」の記事における「倒叙」の解説

北の女 1966 - テレビドラマチェックメイト78」の一作として映像化小さな1968 - 同上 1968 - 同上。 わらべは見たり 1971 - 同上

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倒叙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:09 UTC 版)

推理小説」の記事における「倒叙」の解説

通常の推理小説では、まず犯行結果のみが描かれ探偵役捜査によって犯人トリック明らかにしていく。しかし倒叙形式では、初めに犯人主軸描写がなされ、読者犯人犯行過程わかった上で物語展開されるその上で探偵役どのようにして犯行見抜くのか、どのようにして犯人追い詰めるのかが物語主旨となる。また、犯人心理を描く時間多く取れることで、一般的に尺が短くなりがちな動機描写通常解決編自白のみ)において、なぜ犯行至ったのかという点を強く描写することが可能であり、犯罪心理小説多く使われる隠匿に手を尽く犯人側推理巡らす探偵側の視点交互に描くことで頭脳戦強調した作品や、終始犯人側視点進み最初犯罪心理逮捕されてからは警察もの、裁判が始まると法廷ものジャンル変わっていく作品もある。 「どの時点犯人失敗したかを推理する小説」としても読めるため、犯人側視点描写工夫する犯行直後物語開始など)ことで読者探偵役得られる手がかりを公平とし、探偵役との推理合戦疑似体験できるようにした作品もある。 英語ではinverted detective story逆さま推理小説の意)、howcatchem(how catch them:どうやって彼(ら)を捕まえるかの意)と呼ばれる日本でも後述の『歌う白骨』が発表され黎明期には、馬場孤蝶が「逆の探偵小説」という言葉使っていたと江戸川乱歩回顧している。また、倒叙のうち、犯人示されるがそのトリック動機などが最後まで明かされないものを「半倒叙」と呼ぶことがあるオースティン・フリーマン短編集歌う白骨』(1912年)でこの手法が初め用いられた。ただし、ポーも倒叙ミステリとしても読める黒猫』(1843年)や『告げ口心臓』(1843年)を著しており、ドストエフスキーの『罪と罰』(1866年)も、この形式類する推理小説そのもの歴史同様に、その最初をどこに置くかについては諸説ある。1920年代から1930年代全盛期迎えなかでもフランシス・アイルズアントニー・バークリー)の『殺意』(1931年)、F・W・クロフツの『クロイドン発12時30分』(1934年)、リチャード・ハルの『伯母殺人事件』(1934年)は倒叙三大名作呼ばれた日本では乱歩1925年明智小五郎シリーズ2作目として短編心理試験』を書いており、また乱歩は後に小論「倒叙探偵小説再説」(1949年)において倒叙作品代表作に、上記三大作品以外ではイーデン・フィルポッツの『極悪人肖像』を挙げている。 映像作品では「大物俳優犯人役を演じさせたくても、下手をすれば配役だけで犯人わかってしまうので、目立たないように複数容疑者役も大物固める」という予算的に難し配役や、「演技への影響抑えるため(真相明らかになる最終回まで犯人誰か俳優達に明らかにしないことで、犯人とされた役の演技最終回それ以前とで矛盾生じる」というジレンマ解消できるため、毎回異な犯人が必要となる連続テレビドラマ多く使われる。特に『刑事コロンボシリーズ』や『古畑任三郎シリーズ』は、大物俳優犯人役としてゲスト出演することもあり人気シリーズとなった

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