帯制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 02:16 UTC 版)
帯の色は柔道や空手道のように習熟度や実力によって分けられており、白帯、青帯、紫帯、茶帯、黒帯の順に高位となっていく。柔道の場合は各県において昇段審査があり、受験者同士の試合結果にて取得する点を一定数貯めると昇段といった制度があるが、柔術では試合や大会での戦績に応じて指導者の判断で授与するのが一般的である。 黒帯制度がある各武道の中でも昇段が最難関と言われており、黒帯を取得出来る者は稀である。目安として青帯は基礎技術を習熟し、紫帯で指導員としての実力を有し、茶帯および黒帯は下位帯に対して圧倒的な実力差を有する。習得期間や寝技の技量・戦歴によって、所属先の指導者が帯の昇格を認めると柔術を始めてから1年で昇格をする場合もあれば10年以上の歳月をかけて昇格する人もいる。ただし、総合格闘技のプロ経験を持った者や柔道・レスリング・サンボ等でオリンピック出場経験・全日本大会以上の優勝経験を持った者は無条件で色帯として昇格される場合もある。また、中学生で緑帯を所得したものは中学校卒業した時点で青帯昇格となる。ブラジル柔術連盟(CBJJ)によると、黒帯に昇格してから31年経った者に赤帯を授けている。 紫帯以上の指導者はいつでも門下生に自分の帯のより一段階下の帯を認定することが出来る。黒帯二段以上は黒帯以下の全ての帯を認定することが出来、黒帯初段は2011年の改制により、黒帯(黒帯無段)を認定することが出来ない。黒帯初段以上は指導者個人ではなく、国際ブラジリアン柔術連盟の公認連盟のみが認定することが出来る。 ただし、それぞれ最短終了期間が定められており、青帯の場合は会員登録から最低2年以上経過しないと紫帯を取得することが出来ない。
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