帯刀家
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「黄金鯱伝説グランスピアー」の記事における「帯刀家」の解説
帯刀 大河(たてわき たいが) 本作の主人公。愛知大学2年生。帯刀流拳法の師範代で道場の跡継ぎ候補であるが、グランスピアーに変身するまでは乗り気ではなく、おもに実家の喫茶店の手伝いをしながら過ごしていた。スポーツが万能な一方で勉強は全くダメで、たびたび留年の危機に陥っている。異性や恋愛には無頓着で、実は高校時代は女子生徒たちの憧れの的であったことや、自分に好意のある同級生がいたことに気付いていなかった。クモが大の苦手。 優しい性格の持ち主で、敵であっても命を奪うことはできない性分。そのため一時期グランスピアーと対立してしまうも、後に理解し合っている。グランスピアー 大河が「まーかん!」(名古屋弁で「まぁいかん」「もうだめだ」の意味。本編では「もう我慢できない」「もう許さない」の意味。)の掛け声とともに変身する鯱の戦士。配色は名古屋城天守閣の瓦の緑と金鯱の黄金がベース。名は「鯱」の英名「グランパス(Grampus)」と鉾の英名「スピアー(Spear)」の組み合わせである。前後に伸ばした両手を鯱のようにU字型にする構えが決めポーズ。決め台詞は「お前たちは、愛を知っているか!?」。 グランスピアーの魂は通常時は変身道具である小さな鉾「ホコノコ」に宿している。大河とグランスピアーの心が一つにならないと真の戦闘能力が発揮できず、対立を続けると変身が解けてしまう場合もある。かつては命の遣り取りとなる戦いも経験していたようだが、大河に諭されてからは敵であろうとも命は奪わず、悪行を懲らしめるためだけに自らの力を奮うようにしている。 第1シリーズでは誤解から怪人の仲間として警察に追われる身であったが、第2シリーズでは悪と戦うヒーローとしてその存在は一般人にも知られるようになった。しかし名前は知られていないため、戦いに居合わせた見物人からは「シャチホコマン」と呼ばれている。また、命名される前からオソガイ一味に「海虎(うみとら)」と呼ばれている。 帯刀 楓(たてわき かえで) 大河の妹。高校2年。棒術の名手で、大河とは異なり文武両道の優等生である。帯刀流拳法の極め具合も大河を上回っており、大河と違って後を継ぐことには割合乗り気であるため、龍河からはよく比較されている。料理のセンスは全くない。大河が変身したヒーローに「グランスピアー」と命名する。第1シリーズ最終話、明日香の導きによってグランスピアーに似た形態の戦士に変身。第2シーズンにて、その形態に自ら「シャッチーナ」と名付けた。櫛を掲げ、「私のハートは、ちんちこちん(名古屋弁で「熱い」の意味)!」の掛け声で変身。強く念じた場所に瞬間移動できる力を持つ。 特別編ではグランスピアーに変身して敵と戦った。 帯刀 龍河(たてわき りゅうが) 大河の母方の祖父。帯刀流拳法の師範。オソガイの復活に際しては大河に鯱神のことを話し、ホコノコを託す。2ndシーズン最終回にて、自らグランスピアーに変身して黒鯱と戦った。 帯刀 大吾(たてわき だいご) 大河の父。愛知県警名城警察署の警部。自称「スッポンの大吾」。 独自に怪人たちを追いかけている。金鯱の守護者一族の血を引いていない婿養子のため、グランスピアーの正体を知らされずに怪人の仲間だと思い込んでいた。オソガイに操られ、その指示を受けて動くことがあったが、それはオソガイの「争いの元であった覇導石を人間の手に渡していけない」という「善の意識」の部分によるものであった。1stシーズン終盤にて大河がグランスピアーであると知る。 帯刀 千草(たてわき ちぐさ) 大河の母。名古屋城そばにある喫茶店「グランパ」を営む。帯刀家の血を引いているため、夫と違い鯱神のことを承知している。 帯刀 佐吉/光河(たてわき さきち/こうが) 大河が江戸時代にタイムスリップしたときに出会った、帯刀家の先祖。帯刀流拳法の創始者を名乗り道場を営んでいたが、腕っぷしは弱く親を含め周囲から馬鹿にされていた。ホコノコを持っていたためオソガイから狙われる。弱気な性格だったが、大河がオソガイ一味と戦っている姿を見て勇気を奮い起こし、グランスピアーに認められる。これがきっかけで幕府に仕える(この後に名を光河と改める)ことになる。オソガイ一味が封印されて平和になり、道場が暇になった頃に茶屋を開く。そこで大河が現代から持ってきた「江戸時代から帯刀家に伝わる『シャチホコ饅頭』」を真似て作ったものが後の「シャチホコ饅頭」になる、というタイムパラドックスが発生した。(第十話) ノブナガ 帯刀家で飼われている柴犬。突然どこかへ出かける習性があり、それが大河や楓に重要なヒントを与えることになる。大河はタイムスリップ先で見た佐吉の飼い犬を「ノブナガにそっくりというかそのまま」と思ったが、実は戦国時代に織田信長が覇導石をその体内に隠し、それからずっと帯刀家で生きてきた犬であった。
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