横掛とは? わかりやすく解説

よこ‐がけ【横掛(け)】

読み方:よこがけ

横にして掛けること。

横幅の広い額や軸物の類。

刀や棒などで横ざま切った打ったりすること。

「腰の番(つがひ)を—に、ざっぷとかけてぞ落としける」〈浄・百日曽我


横掛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 18:09 UTC 版)

横掛のイラスト

横掛(よこがけ)は、柔道投技横捨身技の1つである。講道館国際柔道連盟 (IJF) での正式名。IJF略号YGA

概要

足払いで足を払うと同時に自分も横に倒れこんで投げる技。小外系の技で相手の足を刈るか足を掛けた状態から足を払って連絡するか、足払い系の技から直接連絡すると投げやすい。その名の通り、足を掛けるのだが、捨身技版足払いのため、支釣込足と同じ様な足の使い方になる。この技は両者とも肩が付くと試合では効果が分かりづらい場合があるので最後まで手は引き続けるのが肝心である。

かけ方のコツとしては取りの体を1本の棒のようにして思い切りが大切のようだ。しかし難易度が高いため、試合では滅多に見られない[要出典]。相手の足首に自分の足首を掛けて、体を横に開きながら倒れこんで投げると浮技になり、スライディングして、自分の膝に相手の足首に引っ掛けて倒す様に投げると、横落になる。

変化

膝裏横捨身

膝裏横捨身(ひざうらよこすてみ)は相手の膝裏に足の甲を当てながらの横捨身技。右足の甲を相手の左膝裏に当て、左足を相手の前に踏み込み、倒れ込みながら相手の襟などを持った右手を効かせ相手を右に巻き込んで投げる[1]。元はサンボの技。別名裏膝横捨て身(うらひざよこすてみ)[2]膝裏捨て身(ひざうらすてみ)[3]

大横分

大横分(おおよこわかれ[4])は自護体からの横掛[5][6]

出典

  1. ^ ビクトル古賀『これがサンボだ!』ビクトル古賀(監修)、佐山聡(技術協力)(第1版第3刷)、ベースボール・マガジン社、日本、1986年6月25日、72頁。ISBN 4-583-02564-5NDLJP:12146863/。「ヒザ裏横捨身」 
  2. ^ 麻生秀孝(指導)「世界に勝つ柔道スーパーテクニック」『週刊プロレス増刊号「格闘技通信」No.5』第33巻第11号、ベースボール・マガジン社、1987年3月7日、4-5頁。「裏膝横捨て身」 
  3. ^ ビクトル古賀(解説)、古賀徹(デモストレーション)「新サンボで強くなれ!11 ヒザ裏捨て身」『格闘技通信』第3巻第11号、ベースボール・マガジン社、1988年9月1日、90-91頁。 
  4. ^ 宗像逸郎『柔道』内外出版協会、日本、1913年5月、112頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/936789/68。「大横分」 
  5. ^ 初等教育研究会児童年鑑編集部 編『キリンの児童年鑑』(1952年後期版)初等教育研究会、日本、1952年5月20日、366頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2437870/184。「大横分」 
  6. ^ 多和健雄要約・図解スポーツルール』(九訂版)成美堂書店、日本、1962年6月20日、227頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2497870/119。「大横分」 

外部リンク



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