固技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 00:54 UTC 版)
固技、固め技(かためわざ)は、格闘技・武道において、相手の動きを封じる技を言う。基本的には寝技で用いることが多いが、立ち姿勢や膝を突いた姿勢でも用いられ、固技のすべてが寝技の範疇に入るわけではない。この両者は互いに重なり合う部分が大きいと言える。
- ^ 『柔道手引草』 磯貝一 武徳会誌発売所、明治43年 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860056/22
- ^ 『通俗柔道図解』 有馬純臣 岡崎屋、明治38年 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860394/88
- ^ 『柔道大意』 有馬純臣 岡崎屋、明治38年 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860055/69
- ^ 朝日新聞社(製作・企画). 柔道の真髄 三船十段. 日本: 日本映画新社. "固技(かためわざ)"
- ^ 『柔道手引草』 磯貝一 武徳会誌発売所、明治43年 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860056/92
- ^ 『通俗柔道図解』 有馬純臣 岡崎屋、明治38年 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860394/95
- ^ 『柔道大意』 有馬純臣 岡崎屋、明治38年 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860055/73
固技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:24 UTC 版)
詳細は「固技」を参照 固技(かためわざ)には抑込技、絞技、関節技がある。講道館柔道では固技が全部で32本あり、抑込技(おさえこみわざ)10本、絞技(しめわざ)12本、関節技(かんせつわざ)10本である。IJF制定のものでは一部異なるものがある。主に寝技で用いることが多いが、立ち姿勢や膝を突いた姿勢でも用いられ、固技のすべてが寝技の範疇に入るわけではない。(寝技と固技は互いに重なり合う部分が大きいとは言える。)また、国際規定では2018年に両者立ち姿勢での絞技・関節技は禁止された。しかし国内の高段者大会など講道館規定においては依然使用可能対象である。また技術体系としては形において依然として立ち絞め技、立ち関節技も学びの対象となっている。現在の乱取り試合においては肘関節技以外を禁じ手としているが、形においては肘関節技以外の手首関節技、足関節技も使用対象となっている。かつての柔道試合の行われていた各時期・各時代背景、各規程によっては、肘関節技以外の手首関節技、指関節技、足関節技、首関節技なども乱取り試合において使用可能であり、各々の時代背景により使用可能な技術体系は常に変化している。
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固技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:24 UTC 版)
固技(抑込技、絞技、関節技)の勝ち方には次の3つがある(講37条、38条、39条)。 1つ目は、抑込技で、国際規定では相手の背、両肩または片方の肩を畳につくように制し、相手の脚が自分との間に入っていない、相手の脚によって自分の身体、脚が下から挟まれていない場合、抑え込みが成立する。抑え込まれている者が脚を上から挟んだ場合は講道館規定では「解けた」とならないが国際規定では「解けた」となる。全柔連発行の『2018年~2020年国際柔道連盟試合審判規定』ではこのルールを説明する画像が2枚あるがともに下から脚を挟んだものになっている。抑え込みが「解けた」とならないで、20秒経過すると「一本」になる(講道館規定では30秒)。但し、先に(投げ技、固め技の)「技あり」スコアを持っていれば、10秒経過すると「技あり」で「合わせて一本」になった(講道館規定では25秒)。同様に一定時間の抑込技で以下のように技が判定される。 一本:20秒間(講:30秒間)抑え込んだ場合。 技あり:10秒以上20秒未満(講:25秒以上30秒未満)、抑え込んだ場合。 有効:10秒以上15秒未満(講:20秒以上25秒未満)、抑え込んだ場合(2017年より廃止)。 2009年にルールが改正される前の国際規定では10秒以上15秒未満抑え込んだ場合「効果」と判定されていた。 2つ目は、固め技で、相手が「参った」と発声するか、その合図(相手の体もしくは畳を審判に分かるように2〜3回叩く)をすれば「一本」勝ちになる。 3つ目は、絞技と関節技で、技の効果が十分に現れた時である。(国:相手に戦意、戦闘能力がなくなった時) この条件には、脱臼、骨折、気絶がこれにあたる。(国:脱臼、骨折は主審が戦意、戦闘能力があるとみなせば続行) 参加選手の程度によって、関節技や絞技が完全に極まっていれば、安全の為、選手が「参った」の表明や脱臼、骨折、気絶をしなくても主審の判断で「一本」にできる大会がある。これを「見込み一本」という。これを採用するかどうかはその大会の前に決められる。(講のみ) 小・中学生以下は安全のため関節技・絞技禁止(講・少年規定による)。
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