肩袈裟固からの腕挫腕固
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 08:37 UTC 版)
相手の左からの崩袈裟固の一種肩袈裟固。左腋で相手の左上腕部をはさみ、相手の腕を伸ばす形の腕緘の様に相手の左手首を右手で掴み、左手で自らの右手首を掴み相手の左腕を伸ばして極めるアームロックも柔道の試合で極った際は「腕挫腕固」と発表された例がある。映像資料『講道館柔道 固技 分類と名称』(講道館出版、NHKサービスセンター)で紹介されている小川直也が試合で極めた例がそうである。映像資料『講道館柔道 固技 分類と名称』は各固技に対し、様々なバリエーションが試合での映像と演武映像または演武映像のみで紹介されるが、このバリエーションは珍しく試合映像のみで紹介されている。IJFでは腕緘に分類していることが多い。 試合での実例 2016年リオデジャネイロオリンピック柔道女子52 kg級準々決勝戦 ○中村美里(日本) (7:27 腕拉〔ママ〕腕固(全柔連)、腕緘(IJF)) ナタリア・クジュティナ(ロシア)× IJFサイト画像 ヨーロッパ柔道選手権大会2018テルアビブ女子70 kg級2回戦 ○サリー・コンウェイ(イギリス) (02:03) ガブリエラ・ウィレムス(ベルギー)× IJFサイト映像 加藤返し、裏固、肩袈裟固と連絡して極めている。 グランプリ・ハーグ2018女子70 kg級2回戦 ○サリー・コンウェイ(イギリス) (1:41 腕緘(IJF)) メリッサ・ヘレーヌ(フランス)× IJFサイト映像 後袈裟固から肩袈裟固に変化して極めている。IJFは「腕緘」としているがコンウェイは右手で自らの左手首ではなく襟を持っているので腕挫手固のほうが近い。 2019年世界柔道選手権大会女子78 kg級準決勝戦 ×クララ・アポテカル(スロベニア) (0:46 腕緘(IJF)) 浜田尚里(日本)○ IJFサイト映像 YouTube映像 IJFサイト画像 IJFサイト画像
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