お家とは?

お家

読み方:おいえ
別表記:御家

君主の家、大名家など、身分の高い者の家。主に江戸時代用いられた語だが、最近でも「お家騒動」などのように慣用的用いられる。

お‐いえ〔‐いへ〕【御家】

貴人主君などの家の敬称また、他人の家敬称。「御家の一大事

主婦居間また、畳を敷いた部屋座敷

母者人女房ども…—の真中どっかと坐れば」〈浄・忠臣蔵

上方で、良家の妻の敬称お内儀

「—はどうぢゃいな」〈滑・膝栗毛・六〉

芸能家元

「謡の太夫どれどれぞ、—のしぶや、金春(こんぱる)や」〈仮・竹斎・上〉


お‐うち【御内/家】

他人の家家庭敬称お宅。「あすは—にいらっしゃいますか」

自分の家の丁寧な言い方。「暗くなったので、ぼくも—に帰りましょうね」


お‐うち【御内・御家】

1 〔名〕 (「お」は接頭語

敬意をもって相手もしくは他人の家家庭などをさしていう。お宅また、家を丁寧にいう。

坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉一「あなたが御うちを持って、奥さま御貰ひになる迄は〈略〉甥の厄介になりませう」

敬意をもって相手もしくは話題にのぼった人が在宅することをいう。

俳諧師(1908)〈高浜虚子四九御免下さいな、姉さんおうち?」

2代名対称。軽い敬意をもって相手をさす語。

史記抄(1477)一四「をれは年よった事なれは、御内に伝申さうとをもふそ」


お‐いえ ‥いへ 【御家】

〔名〕 (「お」は接頭語

貴人大名などの家の敬称主人主君の家。主家。転じて、広く他人の家敬称にも用いる。

伊達家文書天正一八年(1590)一二月二六日孝蔵主消息「うへさまは、〈略〉しせんしせん御心かわりも御入候へは、御いへのはて候はんする御事と、みなみな申され候御事て候

浮世草子西鶴織留(1694)四「一日もお家(イヘ)のはしに居ますからお主(しう)同前

家の中床張り部分また、畳を敷いた部屋また、もと主婦居間をいい、転じて畳の敷いてある居間のこととも。

浄瑠璃伊豆院宣源氏鏡(1741)二「又三蔵の昼寐かとお家はき出し

滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)四「そんなにおいへを見廻しても、陣が畳の上にあるものか」

良家主婦呼称おかみさん。→おいえさま

浮世草子好色床談義(1689)三「兎角かたと色とお茶の味三拍子そらふたら、呉服所のおいへになるまじきものにもあらず」

芸能家元

仮名草子古活字版竹斎(1621‐23頃)上「うたひの太夫どれどれぞ、おいゑのしぶや、こんぱるや」

(5)おいえげい御家芸)」の略。

評判記役者評判蚰蜒(1674)玉本数馬「物ごしけしほど鼻へ入てなまり又おもしろしもとより御家の物なればいふはおろか

(6)おいえきょうげん御家狂言)」または、「おいえもの御家物)」の略。

戯財録(1801)狂言場行工合之事「世話場は御家、時代とちがひ」



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