鳥取県
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地理・地域
面積
国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調によると、鳥取県の面積は3507.13平方キロメートルである[2]。
国土地理院地理情報によると、鳥取県の東西南北それぞれの端は以下の位置で東西の長さは125.41キロメートル、南北の長さは61.79キロメートルである。
地形
- 平野・盆地・高原
- 山地
- 河川
- 湖沼
- 海
- 半島・岬
- 弓ヶ浜半島(夜見ヶ浜半島)
自然公園
- 国立公園
- 国定公園
- 県立自然公園
- 三朝東郷湖県立自然公園
- 奥日野県立自然公園
- 西因幡県立自然公園
気候
県内ほぼ全域が日本海側気候で、全域が豪雪地帯対策特別措置法に基づく豪雪地帯に指定されている。(県内全域の豪雪地帯は国内最西端。ただし、特別豪雪地帯は指定されていない。)
春と秋は好天の日が多く、夏は南風によるフェーン現象で猛暑日となることもあるが、平野部でも熱帯夜は少ない。
冬は曇りや雨、雪の日が多いが、平野部の1月平均気温は4℃台と東京郊外や愛知県名古屋市、京都市と同じくらいであり、冷え込みは厳しくない。米子市などの西部沿岸部は平年の最深積雪は20センチメートル程度と比較的雪は少ないが、東へ行くほど降雪/積雪量は多くなり、鳥取市では中心部でも平年で40センチメートル以上の最深積雪を観測する。東部では、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響を受けやすい鳥取市や岩美町などの沿岸部のほうが智頭町などの内陸部よりも降雪量が多くなることがある。 特に大山周辺の内陸山地は山陰一の豪雪地帯となっており、冷え込みも厳しく−15°C以下にまで下がることもある。
平年値 (月単位) |
沿岸部 | 内陸部 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
岩美町 岩井 |
鳥取 | 鳥取市 湖山 |
鳥取市 青谷 |
倉吉 | 大山町 塩津 |
米子 | 境港 | 智頭 | 日南町 茶屋 | ||
平均 気温 (°C) |
最暖月 | 25.5 (8月) |
27.0 (8月) |
26.8 (8月) |
25.9 (8月) |
26.0 (8月) |
26.0 (8月) |
26.9 (8月) |
27.0 (8月) |
25.1 (8月) |
23.1 (8月) |
最寒月 | 3.5 (1月) |
4.0 (1月) |
4.5 (1月) |
4.3 (1月) |
4.2 (1月) |
4.7 (2月) |
4.4 (1月) |
4.6 (1月) |
1.6 (1月) |
−0.3 (1月) | |
降水量 (mm) |
最多月 | 244.2 (9月) |
204.0 (9月) |
192.9 (7月) |
216.7 (9月) |
217.9 (9月) |
226.2 (9月) |
240.1 (7月) |
232.5 (7月) |
229.9 (9月) |
259.9 (7月) |
最少月 | 117.7 (4月) |
108.6 (4月) |
80.1 (4月) |
104.9 (4月) |
100.7 (4月) |
102.3 (4月) |
104.9 (4月) |
110.6 (4月) |
123.1 (11月) |
118.8 (4月) |
地域区分
県域は、かつての因幡国、伯耆国に相当し、4市・5郡・14町・1村がある(町は全て「ちょう」、村は「そん」と読む。)。現在は、東部・中部・西部の3つに区分するのが一般的で、県庁所在地の鳥取市を中心とする東部は旧因幡国、倉吉市を中心とする中部と米子市や境港市を中心とする西部は旧伯耆国。旧因幡の東部に対して、同じ伯耆であった西部と中部を総称して中・西部と二区分にすることもある[3]。また、全国的に行われている市町村合併による新規市制の発足において、新しい名称の市が誕生しなかった数少ない都道府県(他に神奈川県、大阪府、山形県、宮崎県)である。
東部地区
鳥取平野を中心とする旧因幡国の区域に相当し、鳥取砂丘や白兎海岸などの景勝地がある。県庁所在地で県唯一の中核市である鳥取市は、液晶工場などが立地する工業都市でもある。
面積:1,518.22km2、 推計人口:219,958人、 人口密度:144.9人/km2
中部地区
旧伯耆国の東部、倉吉平野を中心とする区域。白壁土蔵群で知られる倉吉市を中心とし、三朝温泉、はわい温泉、東郷温泉といった温泉地も多い。
面積:780.43km2、 推計人口:96,167人、 人口密度:123.2人/km2
西部地区
かつての伯耆国西部、米子平野や日野川流域を含む地域。中国地方最高峰で日本百名山の一つ・大山(1,729m)があり、古来から西隣である島根県の旧出雲国地域との結びつきが強い。
面積:1,208.48km2、 推計人口:225,650人、 人口密度:186.7人/km2
気象庁による予報区分
府県予報区は「鳥取県」。一次予報区分は2区分、「市町村等をまとめた地域」は5区分。二次予報区分は鳥取市以外は市町村単位で、鳥取市のみ北部・南部の2つに分かれている。
- 東部
- 中・西部
注釈
出典
- ^ a b c d 鳥取県のプロフィール鳥取県庁ホームページ(2020年1月24日閲覧)
- ^ 全国都道府県市区町村別面積調 国土地理院 2013年11月28日閲覧
- ^ 県内の市町村/とりネット/鳥取県公式サイト
- ^ 民話・神話鳥取県庁
- ^ 内藤正中他『鳥取県の歴史』山川出版社(2003年)
- ^ ““受難”再び…地図から消された「あの2県」”. 『読売新聞』 (2018年8月22日). 2018年8月25日閲覧。
- ^ 「海底資源開発で連携 日本海沿岸の10府県」『産経新聞』2012年9月8日[リンク切れ]。他の参加府県は秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、京都府、兵庫県、島根県。
- ^ 「メタンハイドレート活用研究 10府県が会議設立」『神戸新聞』2012年9月8日[リンク切れ]
- ^ 「日本海の資源開発で連携、連合設立。本県など日本海側10府県」『新潟日報』2012年9月10日
- ^ 「メタンハイドレート、日本海でも調査を 10府県が連合」『朝日新聞』2012年9月9日
- ^ 鳥取県手話言語条例
- ^ 条例の新設理由
- ^ 手話でコミュニケーション-鳥取県手話言語条例制定-
- ^ 鳥取県で全国初の手話言語条例が成立!
- ^ 「手話は言語」条例、鳥取県が制定 全国初
- ^ 町に手話が広がった―手話言語条例の鳥取県は今―
- ^ 鳥取県が初の手話言語条例 年度内制定へ検討
- ^ 全国初の手話言語条例、鳥取県HPに手話コーナー
- ^ 鳥取県手話言語条例が可決・成立しました
- ^ 手話に関する基本条例が施行されました。
- ^ 「鳥取県、とうとう県名を変える」
- ^ 鳥取県ウェルカニ
- ^ “鳥取県人口、戦後初55万人割れ”. 2021年9月30日閲覧。
- ^ a b c d 『日本経済新聞』朝刊2019年12月19日33面【山陰経済特集】きらめく山陰 人を呼ぶ:「星空舞」や薬草 食に新顔/「仕事しつつ休暇」移住加速へ試す
- ^ 平成22年版100の指標からみた鳥取県
- ^ “県の組織と仕事”. 鳥取県庁. 2019年1月2日閲覧。
- ^ “平成26年4月1日から県税の一部業務が集約化されます”. 鳥取県総務部税務課. 2019年1月2日閲覧。
- ^ 平成20年度鳥取県県民経済計算の概要
- ^ 世界の名目GDPランキング
- ^ “平成30年生産農業所得統計”. 2020年4月18日閲覧。
- ^ タイトル不明()[リンク切れ](埼玉県資料)
- ^ 「星取県」って何?鳥取県(2020年11月1日閲覧)
- ^ 鳥取改め「星取県です」少ない街の明かり逆手にPR/柳川迅朝日新聞デジタル(2017年5月1日)2020年1月24日閲覧
- ^ 協定書締結
- ^ 吉林省長春市にて友好交流覚書署名
- ^ 協定書締結
- ^ 鳥取県境港市にて友好交流覚書署名
- ^ ウラジオストク市における協定締結
- ^ 姉妹提携に関する協力覚書署名
- ^ 姉妹提携協定書署名
- ^ まんが王国とっとり公式ホームページ「まんが王国会議/高知県との連携」
- ^ 地ムービー 八つ墓村[リンク切れ]2014年9月5日閲覧。
- ^ “(4720) Tottori = 1940 XF = 1948 CD = 1973 SH5 = 1978 EU4 = 1982 JL4 = 1986 PY3 = 1988 EY2 = 1990 YG”. 2022年7月3日閲覧。
固有名詞の分類
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