地方版
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地方版(ちほうばん)とは、一般新聞のうちで、地域ごとのニュースを掲載するページのことをいう。
全国紙・ブロック紙の複数の都道府県をカバーする新聞の場合、各都道府県、更にはその都道府県の中でもいくつかの地域ブロックに振り分けてニュースを掲載する。一般には社会面の手前のページに掲載される事例が多い。地方紙(都道府県ごとの発行)でも、いくつかの地域ブロック単位のニュースを全県、あるいは地域別の発行で掲載する場合が多い。
全国紙のうち、産経新聞は東京本社で発行される東北地方・甲信越地方(山梨県・長野県・新潟県)向けと、大阪本社で発行される中国地方(山口県除く)・四国地方向けのものでは各県単位のものではなく、地域単位で複数県のローカルニュースをまとめて載せてある。北陸地方(新潟県・福井県除く)と東海地方(三重県・静岡県除く)には地方版は未収録である(但し、北陸版では毎週木曜日に『北陸ウィークリー』と称した地域版を掲載)。九州地方(山口県含み、沖縄県除く)も2009年9月30日付までは未収録だったが、同年10月1日付より西部本部(2012年6月1日組織名改称 それまでは「九州・山口本部」)から九州・山口特別版を発行している。但し、沖縄県は九州・山口版の創刊後も大阪本社の最終版(15版→14版)を大阪から空輸し琉球新報販売店から委託販売されている。(※ラテ欄及び地方版は、差し替え無し。)
また、日本経済新聞は原則として都道府県単位ではなく地域単位で地方版を載せてある(日・月曜・祝日の翌日は休載 首都圏・近畿・九州沖縄については、一部掲載日で都府県単位版となる日もある)。朝日新聞・読売新聞・毎日新聞は沖縄県に於いて地方版は発行されていない。
なお、朝日新聞は1990年代前半まで西部本社発行による「沖縄のページ」が毎週土曜日に掲載されていた(通常は福岡版を沖縄で販売。地方版のみの差し替えで、番組表の差し替えはなかった)。また朝日新聞では、1989年から1992年までの間、大阪本社管轄の四国4県(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)限定で、地方版を二部紙制(地方版とスポーツ面、番組表のみ別刷り)で発行していた時期があった。
スポーツ新聞でも全国紙系(日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、サンケイスポーツ)や中日スポーツの北陸地方向け、デイリースポーツの中四国地方向けの新聞など一部で「地方版」を載せる場合がある。こちらは地元有力スポーツクラブの結果、更にその地域で行われた少年スポーツ大会の結果をまとめたものを載せている。
戦前、日本領であった満州(現・中国東北部)、台湾(現・中華民国)、朝鮮半島(現・朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国)向けの地方版も存在した[1]。
脚注
出典
- ^ 朝日新聞縮刷版戦前の外地版(朝日新聞クロスサーチ)
地方版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 15:12 UTC 版)
日刊スポーツと並び、地方版に特に力を入れている。 北海道 中面で「ほっかいどう報知」を掲載している。北海道日本ハムファイターズやコンサドーレ札幌、高校野球などの話題が中心となっている。またごく稀に春夏の高校野球地方大会の話題が1面に出る場合もある。この場合、東京版などで終面(1面)に出ている記事は中面にカラーでそのまま掲載されている。 東北地方(主に宮城県) 東北地方においては終面を「とうほく報知」とし、東北6県版を掲載している。楽天イーグルスやベガルタ仙台、その他高校野球、大学野球など地元向けの話題が中心になっており、高校野球地方大会期間の時などには中面も使い、2面に渡り掲載する。またごく稀に楽天イーグルスやベガルタ仙台、春夏の高校野球地方大会の話題が1面に出る場合もある。この場合、東京版などで終面(1面)に出ている記事は中面にカラーでそのまま掲載している。その一方で、宮城県以外の東北5県のスポーツに関しての報道は軽視しがちなきらいがある。 埼玉県 月1回、「さいたま報知」を読売新聞の宅配折込広告に挟む形で発行し、埼玉県のスポーツを紹介しているが、スポーツ報知本版の面には掲載されない。 山梨県 中面もしくは最終面にて(ここ最近は最終面に掲載される割合が高い)「やまなし報知」として週3回(月・土・日)、山梨県に密着した記事を掲載(高校野球やヴァンフォーレ甲府などで、大きな話題があるときには曜日を問わず掲載)している。甲子園山梨代表などの話題があるときは1面を山梨県の記事に差し替えることがある。この場合、東京版などで1面に出ている記事は中面にカラーでそのまま掲載する。他のページは東京版を使用。元々グループである読売新聞が強い地域であり(県内シェアは山梨日日新聞に次いで2位)、また自社社屋の読売新聞甲府支局があるため県内に密着した取材が可能であり、スポーツ紙としては唯一地元山梨に特化した記事を掲載することが可能となっている。ここ数年は紙面内容充実へと力が入っており、ネットサイトでも山梨関連の記事はスポーツ報知発信が多い。 静岡県 「しずおか報知」として最終面にカラーで掲載。過去は中面になっていた。静岡県に密着した記事を掲載している。そのため東京版の裏1面は日刊スポーツと同様に中面掲載になっている。 富山県、石川県 中面で「とやま・いしかわ報知」として週2回(日・月)、スポーツ紙で唯一(中日スポーツでも中部地方のスポーツ記事を掲載しているが、東海地方の話題が中心)富山県、石川県に密着した記事を掲載している(高校野球などで大きな話題があるときには曜日を問わず掲載)ため、富山、石川では他県より重宝されていると言える。高校野球やBCリーグなどの話題があるときは最終面または1面を北陸関係の記事に差し替えることがある。この場合、東京版などで最終面(1面)に出ている記事は中面にカラーでそのまま掲載されている。もともと北陸地方では大阪版が販売されていたが、富山県と石川県については東京版(高岡市の読売新聞北陸支社の工場で印刷していたが、2011年3月からは富山市にある北日本新聞の工場『創造の森 越中座』に委託して印刷)を販売するようになった。中央競馬記事は東京版を使用しているが、その他の公営競技の記事は大阪版を使用している。なお、福井県は読売新聞と同様、大阪本社の管轄である。 中部支社 中部支社が発行するスポーツ報知は印刷機械の関係で24ページしか印刷できず、競馬面、特集企画記事が多い日(土曜、日曜が多い)は芸能面、社会面が一部または全面掲載されない。だがそのためか、130円と安価で販売されている。(120円で売られている中日スポーツへの対抗でもある)。しかし、中部版は2008年4月以降は愛知県清須市に完成した読売新聞中部支社の新工場で印刷されることになり、日によってページ増も可能になった。 大阪本社 独自の日替わり企画を掲載している関係上、しばしば芸能面が1ページに縮小される。その場合、2ページ分の内容を1ページに圧縮したものを大阪本社で製作し、広告欄無し(まれに設ける場合もある)で掲載される。また、2008年7月からインターネットでの情報発信を始めた。関西地区の情報限定で扱っており、主に新聞紙面に掲載された記事を更新している。
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地方版
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地方版は2021年9月以後は曜日により計2 - 3頁で構成され、社会面手前の2ページに、大阪・近畿圏のローカルニュースを見開きで掲載した「大阪・関西ワイド」(旧地域総合面と第3社会面 2021年10月13日付から改称 右ページは原則としてカラー刷り)と、地域のコミュニティー情報に特化した「にちにちアラカルト」(主に月・火・隔週木・金曜日掲載)からなる。「アラカルト」のページにおいては隔週水曜日の「水曜プラザ」、隔週木曜日の「地域経済」、日曜日の「史跡探訪」などの別の特集を掲載している場合もある。 連載キャンペーンとして、2004年度には「なくせ!!大阪ワースト1」を掲載し、ひったくり犯罪、児童虐待、車上荒し、放置自転車、ホームレス対策、ストーカー、大和川の水質、結核、労働災害など大阪府に関連する話題を取り上げた。 2005年度は阪神・淡路大震災から10年目や、2004年が新潟県中越地震や台風等の自然災害が多発したことを受けて、防災上の注意点や問題点について検証したり、被災地の現状やそこに住む住民など関係者の証言で構成する「忘れたらあかん!~今大阪に迫る災害~」、日本海新聞との共同企画により、日韓友情年に当たって日本と韓国・北朝鮮(いわゆる朝鮮半島)の交流やその課題についてレポートする「波涛(はとう)を越えて~日韓・日朝は今~」を掲載した。 大阪市職員の厚遇問題(カラ出張、職員退職金や給料の高騰化やヤミ手当て、制服と称したスーツ=背広=支給など)に鑑み、それらの問題点を追求し市民や大阪市会議員らの意見をまとめた「大阪市 どないなってんねん?」と題したキャンペーン記事を同年1月27日付から随時掲載している。
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地方版(1993年7月時点)
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「北海タイムス」の記事における「地方版(1993年7月時点)」の解説
札幌市内版 旭川市内版 小樽・後志 空知 十勝 日胆 上川 北空知 北見・留宗 なお、1998年の廃刊まで、長らく札幌・旭川の2本社制をとっていた。
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地方版
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東京都 都心版(千代田区、中央区、港区、新宿区、江東区、品川区、大田区) ※東京都島嶼部には原則として都心版が販売・配布されている。小笠原諸島には輸送上の関係で毎週1回、一週間分の新聞がまとめて送られる。 山手版(目黒区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、板橋区、練馬区) したまち版(台東区、墨田区、文京区、北区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区) 多摩武蔵野版(武蔵野市、三鷹市、西東京市、立川市、八王子市、調布市、町田市、多摩市、稲城市、狛江市、府中市、小金井市、小平市、国分寺市、東村山市、東久留米市、清瀬市、東大和市、武蔵村山市、昭島市、日野市、福生市、羽村市、青梅市、あきる野市、奥多摩町、日の出町、檜原村) 神奈川県 横浜版(横浜市全域) 川崎版(川崎市全域) 神奈川版(横須賀市と湘南・相模地域) 千葉県 千葉中央版(千葉市、船橋市など) 千葉房総版 埼玉県 埼玉中央版(さいたま市、川口市など) 埼玉版(夕刊が発行していない地域) その他の地域 茨城版 群馬・栃木版 ※群馬・栃木の地方版を統合、北関東2県のニュースを掲載。 静岡版(静岡市より東の市、町) ※上記以外の静岡県の市、町(概ね焼津市、藤枝市より西)は中日新聞東海本社(浜松市)発行による中日新聞の配布エリアになる。ただし、静岡市と富士市、富士宮市は東京新聞・中日新聞両紙の配布エリアとなっており、両紙を取り扱う新聞販売店が存在する。尚、2021年1月以降は富士市・富士宮市ともに東京新聞のみの配布となった。
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地方版
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「日本経済新聞東京本社」の記事における「地方版」の解説
南関東向けには、東京版、神奈川版、埼玉版、千葉版の1都3県ごとに編集された物を基本とするが、日によっては1都3県を統合した「首都圏版」として掲載される場合もある。 北関東(茨城・栃木・群馬)と東北地方にはそれぞれブロック単位の地方版が掲載されている。 また新潟・長野・静岡県向けにもそれぞれの県域地方版が収録されている。
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地方版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 16:11 UTC 版)
紙面はテレビ面と地域経済面を除いて、東京本社発行の紙面を使用している。社会面と天気欄は各本支社別に差し替えている。 地域経済面は、一般紙の地方版とは違い、その地域の経済・産業情報に特化している。番組表とも、他の全国紙よりかなり広いエリアを単位としており、ページ数も1ページ程度と少ない。2013年7月現在、地域経済面は北海道・東北・新潟・長野・北関東・首都圏・静岡・中部・北陸・近畿・中国・四国・九州となっており、首都圏は千葉版・東京版・埼玉版・神奈川版、近畿はA版・B版・京滋版・兵庫版、中国は広島版、九州は沖縄九州版がそれぞれバリエーションとして用意されている。それぞれベースとなる地域経済面の一部を、より細分化された地域経済情報に差し替えている。地域経済面は日・月曜日および国民の祝日の翌日は掲載されない。日経電子版の有料会員は全地域の地域経済面を読むことが可能。
※この「地方版」の解説は、「日本経済新聞」の解説の一部です。
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地方版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 03:46 UTC 版)
福岡県 福岡版 北九州版 京築版 筑豊版 筑後版 山口県 山口版 下関版 周南版 岩柳版 長崎県 長崎版 佐世保版 その他の県版 佐賀版 熊本版 大分版 宮崎版 鹿児島版 なお、石見版は2009年6月1日付を以って大阪本社の管轄に変更された。 熊本県に関しては「熊本北版」(熊本市などの地域)と「熊本南版」(八代市、水俣市などの地域)の南北に分かれる形で発行されていたが、2016年4月1日より「熊本版」に統一された。 宮崎県に関しては「宮崎南版」と「宮崎北版」が存在し、中面の番組表が南版は福岡放送と九州朝日放送が、北版が大分の放送局がそれぞれ掲載されていたが、宮崎ケーブルテレビの再送信放送局が福岡局から鹿児島局に変更された当日にあたる2008年8月5日以降は「宮崎版」に統一され、北版から大分の放送局が削除された。
※この「地方版」の解説は、「読売新聞西部本社」の解説の一部です。
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地方版
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※この「地方版」の解説は、「読売新聞東京本社」の解説の一部です。
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