地方版とは? わかりやすく解説

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ちほう‐ばん〔チハウ‐〕【地方版】

読み方:ちほうばん

全国紙一部で、地方読者のために、その地方に関する記事編集掲載する紙面

地方配送するために、締め切り早くして印刷した新聞


地方版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 05:28 UTC 版)

地方版(ちほうばん)とは、一般新聞のうちで、地域ごとのニュースを掲載するページのことをいう。

全国紙ブロック紙の複数の都道府県をカバーする新聞の場合、各都道府県、更にはその都道府県の中でもいくつかの地域ブロックに振り分けてニュースを掲載する。一般には社会面の手前のページに掲載される事例が多い。地方紙(都道府県ごとの発行)でも、いくつかの地域ブロック単位のニュースを全県、あるいは地域別の発行で掲載する場合が多い。

全国紙のうち、産経新聞東京本社で発行される東北地方甲信越地方山梨県長野県新潟県)向けと、大阪本社で発行される中国地方山口県除く)・四国地方向けのものでは各県単位のものではなく、地域単位で複数県のローカルニュースをまとめて載せてある。北陸地方新潟県福井県除く)と東海地方三重県静岡県除く)には地方版は未収録である(但し、北陸版では毎週木曜日に『北陸ウィークリー』と称した地域版を掲載)。九州地方(山口県含み、沖縄県除く)も2009年9月30日付までは未収録だったが、同年10月1日付より西部本部(2012年6月1日組織名改称 それまでは「九州・山口本部」)から九州・山口特別版を発行している。但し、沖縄県は九州・山口版の創刊後も大阪本社の最終版(15版→14版)を大阪から空輸し琉球新報販売店から委託販売されている。(※ラテ欄及び地方版は、差し替え無し。)

また、日本経済新聞は原則として都道府県単位ではなく地域単位で地方版を載せてある(日・月曜・祝日の翌日は休載 首都圏・近畿・九州沖縄については、一部掲載日で都府県単位版となる日もある)。朝日新聞読売新聞毎日新聞は沖縄県に於いて地方版は発行されていない。

なお、朝日新聞は1990年代前半まで西部本社発行による「沖縄のページ」が毎週土曜日に掲載されていた(通常は福岡版を沖縄で販売。地方版のみの差し替えで、番組表の差し替えはなかった)。また朝日新聞では、1989年から1992年までの間、大阪本社管轄の四国4県(徳島県香川県愛媛県高知県)限定で、地方版を二部紙制(地方版とスポーツ面、番組表のみ別刷り)で発行していた時期があった。

スポーツ新聞でも全国紙系(日刊スポーツスポーツ報知スポーツニッポンサンケイスポーツ)や中日スポーツ北陸地方向け、デイリースポーツ中四国地方向けの新聞など一部で「地方版」を載せる場合がある。こちらは地元有力スポーツクラブの結果、更にその地域で行われた少年スポーツ大会の結果をまとめたものを載せている。

戦前、日本領であった満州(現・中国東北部)、台湾(現・中華民国)、朝鮮半島(現・朝鮮民主主義人民共和国大韓民国)向けの地方版も存在した[1]

脚注

出典

  1. ^ 朝日新聞縮刷版戦前の外地版(朝日新聞クロスサーチ)

地方版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 15:12 UTC 版)

スポーツ報知」の記事における「地方版」の解説

日刊スポーツ並び、地方版に特に力を入れている。 北海道 中面で「ほっかいどう報知」を掲載している。北海道日本ハムファイターズコンサドーレ札幌高校野球などの話題中心となっている。またごく稀に夏の高校野球地方大会話題1面に出る場合もある。この場合東京版などで終面(1面)に出ている記事は中面にカラーそのまま掲載されている。 東北地方(主に宮城県東北地方においては終面を「とうほく報知」とし、東北6県版を掲載している。楽天イーグルスベガルタ仙台、その他高校野球大学野球など地元向けの話題中心になっており、高校野球地方大会期間の時などには中面も使い2面渡り掲載する。またごく稀に楽天イーグルスベガルタ仙台、春夏の高校野球地方大会話題1面に出る場合もある。この場合東京版などで終面(1面)に出ている記事は中面にカラーそのまま掲載している。その一方で宮城県以外の東北5県のスポーツに関して報道軽視しがちなきらいがある埼玉県1回、「さいたま報知」を読売新聞宅配折込広告に挟む形で発行し埼玉県スポーツ紹介しているが、スポーツ報知本版の面には掲載されない。 山梨県 中面もしくは最終面にて(ここ最近は最終面に掲載される割合が高い)「やまなし報知」として週3回(月・土・日)、山梨県密着した記事掲載高校野球ヴァンフォーレ甲府などで、大きな話題があるときには曜日問わず掲載)している。甲子園山梨代表などの話題があるときは1面山梨県記事差し替えることがある。この場合東京版などで1面出ている記事は中面にカラーそのまま掲載する。他のページ東京版使用。元々グループである読売新聞が強い地域であり(県内シェア山梨日日新聞次いで2位)、また自社社屋読売新聞甲府支局があるため県内密着した取材が可能であり、スポーツ紙としては唯一地元山梨特化した記事掲載することが可能となっている。ここ数年紙面内容充実へと力が入っており、ネットサイトでも山梨関連記事スポーツ報知発信が多い。 静岡県しずおか報知」として最終面にカラー掲載過去は中面になっていた。静岡県密着した記事掲載している。そのため東京版の裏1面日刊スポーツ同様に中面掲載になっている富山県、石川県 中面で「とやま・いしかわ報知」として週2回(日・月)、スポーツ紙唯一中日スポーツでも中部地方スポーツ記事掲載しているが、東海地方話題中心富山県、石川県密着した記事掲載している(高校野球などで大きな話題があるときには曜日問わず掲載)ため、富山石川では他県より重宝されていると言える高校野球BCリーグなどの話題があるときは最終面または1面北陸関係の記事差し替えることがある。この場合東京版などで最終面(1面)に出ている記事は中面にカラーそのまま掲載されている。もともと北陸地方では大阪版販売されていたが、富山県石川県については東京版高岡市読売新聞北陸支社工場印刷していたが、2011年3月からは富山市にある北日本新聞工場創造の森 越中座』に委託して印刷)を販売するようになった中央競馬記事東京版使用しているが、その他の公営競技記事大阪版使用している。なお、福井県読売新聞と同様、大阪本社管轄である。 中部支社 中部支社発行するスポーツ報知印刷機械の関係で24ページしか印刷できず、競馬面、特集企画記事が多い日(土曜日曜が多い)は芸能面、社会面一部または全面掲載されない。だがそのためか、130円と安価販売されている。(120円で売られている中日スポーツへの対抗でもある)。しかし、中部版2008年4月以降愛知県清須市完成した読売新聞中部支社新工場印刷されることになり、日によってページ増も可能になった。 大阪本社 独自の日替わり企画掲載している関係上、しばしば芸能面が1ページ縮小されるその場合、2ページ分の内容1ページ圧縮したものを大阪本社製作し広告欄無し(まれに設け場合もある)で掲載されるまた、2008年7月からインターネットでの情報発信始めた関西地区情報限定扱っており、主に新聞紙面に掲載され記事更新している。

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地方版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:56 UTC 版)

大阪日日新聞」の記事における「地方版」の解説

地方版は2021年9月以後曜日により計2 - 3頁で構成され社会面手前の2ページに、大阪近畿圏ローカルニュース見開き掲載した大阪関西ワイド」(旧地総合面と第3社会面 2021年10月13日付から改称ページ原則としてカラー刷り)と、地域コミュニティー情報特化したにちにちアラカルト」(主に月・火・隔週木・金曜日掲載からなる。「アラカルト」のページにおいては隔週水曜日の「水曜プラザ」、隔週木曜日の「地域経済」、日曜日の「史跡探訪」などの別の特集掲載している場合もある。 連載キャンペーンとして、2004年度には「なくせ!!大阪ワースト1」を掲載しひったくり犯罪児童虐待車上荒し放置自転車ホームレス対策ストーカー大和川水質結核労働災害など大阪府関連する話題取り上げた2005年度阪神・淡路大震災から10年目や、2004年新潟県中越地震台風等の自然災害多発したことを受けて防災上の注意点問題点について検証したり、被災地現状やそこに住む住民など関係者の証言構成する忘れたらあかん!~今大阪に迫る災害~」、日本海新聞との共同企画により、日韓友情年当たって日本と韓国北朝鮮いわゆる朝鮮半島)の交流やその課題についてレポートする波涛(はとう)を越えて~日韓日朝は今~」を掲載した大阪市職員厚遇問題カラ出張職員退職金給料高騰化やヤミ手当て制服称したスーツ=背広=支給など)に鑑み、それらの問題点追求し市民大阪市会議員らの意見をまとめた「大阪市 どないなってんねん?」と題したキャンペーン記事同年1月27日付から随時掲載している。

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地方版(1993年7月時点)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 07:19 UTC 版)

北海タイムス」の記事における「地方版(1993年7月時点)」の解説

札幌市内旭川市内版 小樽後志 空知 十勝 日胆 上川 北空知 北見・留宗 なお、1998年廃刊まで、長らく札幌旭川の2本社制をとっていた。

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地方版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 01:04 UTC 版)

東京新聞」の記事における「地方版」の解説

東京都 都心版(千代田区中央区港区新宿区江東区品川区大田区) ※東京都島嶼部には原則として都心版が販売・配布されている。小笠原諸島には輸送上の関係で毎週1回一週間分の新聞まとめて送られる山手版(目黒区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区板橋区練馬区したまち版(台東区墨田区文京区北区荒川区足立区葛飾区江戸川区多摩武蔵野版(武蔵野市三鷹市西東京市立川市八王子市調布市町田市多摩市稲城市狛江市府中市小金井市小平市国分寺市東村山市東久留米市清瀬市東大和市武蔵村山市昭島市日野市福生市羽村市青梅市あきる野市奥多摩町日の出町檜原村神奈川県 横浜版(横浜市全域川崎版(川崎市全域神奈川版(横須賀市湘南相模地域千葉県 千葉中央版(千葉市船橋市など) 千葉房総埼玉県 埼玉中央版さいたま市川口市など) 埼玉版(夕刊発行していない地域その他の地域 茨城群馬栃木版 ※群馬栃木の地方版を統合北関東2県のニュース掲載静岡版静岡市より東の市、町) ※上記以外の静岡県の市、町(概ね焼津市藤枝市より西)は中日新聞東海本社浜松市発行による中日新聞配布エリアになる。ただし、静岡市富士市富士宮市東京新聞中日新聞両紙の配布エリアとなっており、両紙を取り扱う新聞販売店存在する。尚、2021年1月以降富士市富士宮市ともに東京新聞のみの配布となった

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地方版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:22 UTC 版)

日本経済新聞東京本社」の記事における「地方版」の解説

南関東向けには、東京版神奈川版、埼玉版、千葉版の1都3県ごとに編集された物を基本とするが、日によって1都3県統合した首都圏版」として掲載される場合もある。 北関東茨城栃木群馬)と東北地方にはそれぞれブロック単位の地方版が掲載されている。 また新潟長野・静岡県向けにもそれぞれの県域地方版が収録されている。

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地方版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 16:11 UTC 版)

日本経済新聞」の記事における「地方版」の解説

紙面テレビ面と地域経済面除いて東京本社発行紙面使用している。社会面天気は各本支社別に差し替えている。 地域経済面は、一般紙の地方版とは違い、その地域経済産業情報特化している。番組表とも、他の全国紙よりかなり広いエリア単位としており、ページ数も1ページ程度少ない。2013年7月現在、地域経済面北海道東北新潟長野北関東首都圏静岡中部・北陸近畿・中国四国九州となっており、首都圏千葉版・東京版埼玉版・神奈川版、近畿はA版・B版・京滋版・兵庫版、中国広島版、九州沖縄九州版がそれぞれバリエーションとして用意されている。それぞれベースとなる地域経済面一部を、より細分化された地域経済情報差し替えている。地域経済面日・月曜日および国民の祝日翌日掲載されない。日経電子版有料会員は全地域地域経済面を読むことが可能。

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地方版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 03:46 UTC 版)

読売新聞西部本社」の記事における「地方版」の解説

福岡県 福岡版 北九州京築筑豊筑後山口県 山口版 下関周南岩柳長崎県 長崎版 佐世保その他の県佐賀熊本版 大分版 宮崎鹿児島版 なお、石見版は2009年6月1日付を以って大阪本社管轄変更された。 熊本県に関しては「熊本北版」(熊本市などの地域)と「熊本南版」(八代市水俣市などの地域)の南北分かれる形で発行されていたが、2016年4月1日より「熊本版」に統一された。 宮崎県に関しては「宮崎南版」と「宮崎北版」が存在し、中面の番組表が南版は福岡放送九州朝日放送が、北版が大分の放送局それぞれ掲載されていたが、宮崎ケーブルテレビ再送信放送局福岡局から鹿児島局に変更され当日にあたる2008年8月5日以降は「宮崎版」に統一され、北版から大分の放送局削除された。

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地方版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 03:47 UTC 版)

読売新聞東京本社」の記事における「地方版」の解説

ここでは東京本社発行の地方版のみ記述

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