やま‐なし【山梨】
読み方:やまなし
1 バラ科の落葉高木。山地に生え、葉は卵形で先がとがり、互生する。4月ごろ、白い5弁花が咲き、ナシに似た小さい実がなるが、食用にはならない。やまりんご。《季 秋 花=春》「—の花まづ白く峡(かひ)夜明/蓼汀」
2 ズミの別名。
やまなし【山梨】
やまなし
作者宮沢賢治
収載図書ちくま文学の森 12 動物たちの物語
出版社筑摩書房
刊行年月1989.1
収載図書新編 風の又三郎
出版社新潮社
刊行年月1989.2
シリーズ名新潮文庫
収載図書風の又三郎
出版社旺文社
刊行年月1989.4
シリーズ名必読名作シリーズ
収載図書風の又三郎―宮沢賢治童話集
出版社第三文明社
刊行年月1989.7
シリーズ名少年少女希望図書館
収載図書長岡輝子、宮沢賢治を読む 3 セロ弾きのゴーシュ
出版社草思社
刊行年月1990.12
シリーズ名草思社CDブック
収載図書銀河道鉄の夜
出版社集英社
刊行年月1990.12
シリーズ名集英社文庫
収載図書ちくま日本文学全集 003 宮沢賢治
出版社筑摩書房
刊行年月1991.3
収載図書岩波 世界児童文学集 9 風の又三郎
出版社岩波書店
刊行年月1994.3
収載図書近代名作館 第4巻 小説 2
出版社文英堂
刊行年月1995.5
収載図書新 校本宮沢賢治全集 第10巻 童話 3
出版社筑摩書房
刊行年月1995.9
収載図書大人が味わう宮沢賢治童話選集
出版社ぱるす出版
刊行年月1995.9
収載図書宮沢賢治 童話への招待―作品と資料
出版社おうふう
刊行年月1995.11
収載図書新 校本 宮沢賢治全集 第12巻 童話 5
出版社筑摩書房
刊行年月1995.11
収載図書セロ弾きのゴーシュ
出版社角川書店
刊行年月1996.5
シリーズ名角川文庫
収載図書高校生におくる近代名作館 4 小説2を読んでみませんか 新装版
出版社文英堂
刊行年月1998.9
収載図書銀河鉄道の夜
出版社岩波書店
刊行年月2000.12
シリーズ名岩波少年文庫
収載図書編年体大正文学全集 第12巻 大正十二年
出版社ゆまに書房
刊行年月2002.10
収載図書童話集 風の又三郎 他十八篇
出版社岩波書店
刊行年月2003.4
シリーズ名岩波文庫
収載図書風の又三郎 新装版
出版社岩波書店
刊行年月2003.5
シリーズ名岩波世界児童文学集
収載図書宮沢賢治童話集―心に残るロングセラー名作10話
出版社世界文化社
刊行年月2004.3
収載図書セロひきのゴーシュ
出版社ポプラ社
刊行年月2005.10
シリーズ名ポプラポケット文庫
収載図書ザ・賢治―全小説全一冊 グラスレス眼鏡無用 大活字版
出版社第三書館
刊行年月2007.1
収載図書齋藤孝のイッキによめる!小学生のための宮沢賢治
出版社講談社
刊行年月2007.8
収載図書くだものだもの
出版社ランダムハウス講談社
刊行年月2007.9
収載図書宮沢賢治―1896-1933
出版社筑摩書房
刊行年月2007.11
シリーズ名ちくま日本文学
収載図書注文の多い料理店―宮沢賢治童話集 新装版
出版社講談社
刊行年月2008.10
シリーズ名講談社青い鳥文庫
やまなし―クラムボン殺人事件
作者高橋源一郎
収載図書ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ
出版社集英社
刊行年月2005.5
やまなし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/31 21:56 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2015年8月)
|
「やまなし」は、宮沢賢治の短編童話。1923年(大正12年)4月8日の『岩手毎日新聞』(1933年廃刊。現在の『毎日新聞』とは無関係)に掲載された。賢治の数少ない生前発表童話の一つであり、「雪渡り」についで発表された。
発表に先立って執筆されたとみられる下書きの草稿が現存している。発表形との間に異同があり、現行の『新校本 宮澤賢治全集』(筑摩書房)では「やまなし〔初期形〕」として第十巻に収録されている。
概要
谷川の情景を「二枚の青い幻灯」と称し、谷川の底の蟹の兄弟が見る生き物たちの世界を描いたもので、晩春の5月の日中と初冬の12月の月夜の2部で構成されている。5月にはカワセミによる魚の殺生が行われ、12月には蟹の兄弟も成長し、ヤマナシの実りが訪れる。小学校6年の国語教科書に採用され[1]、広く親しまれており、その美しい透明感にファンが多い。
ヤマナシ(イワテヤマナシもしくはコリンゴ)はバラ科ナシ属の落葉高木であり、天沢退二郎は、実際には地味なやまなしの実が豊穣に描かれていると評価している。
なお、本来ヤマナシは春の5月頃開花し、秋の10月頃に成熟するものであり、また初期形の草稿では「十一月」となっているため、新聞発表形の「十二月」は誤植であるとも考えられている。
「クラムボン」
文中で蟹たちが語る「クラムボン」と「イサド」が何を指しているのかは不明である。「イサド」については話の内容からして場所の名前ということだけがわかっているが、「クラムボン」についてはその正体に対して様々な議論が繰り広げられている(以下、参考サイト[2]を参照した)。英語で蟹を意味するcrab(筑摩書房出版・「新修 宮沢賢治全集」より)や鎹・アイゼンを意味するcramponに由来するとする説、アメンボ説(十字屋書店版の注釈より)、泡説(鈴木敏子・続橋達雄などが支持。出自不明)、光説(中野新治などが支持。出自不明)、母蟹説(福島章などが支持)、妹のトシ子説、全反射の双対現象として生じる外景の円形像説(近畿大学教授の伊藤仁之が提唱)、「蟹の言語であるから不明」とするものや、蟹の兄弟にとって初めて見る、やまなしの花につけた造語だったとするもの、kur(人) ram(低い) pon(小さい)という「アイヌ語でコロボックル」だという説(山田貴生)[3]、あるいは「解釈する必要は無い」とするもの(佐野美津男などが支持)、人間という説もある。光村図書の小学校教科書に掲載された際には、クラムボンについて「水中の小さな生き物」との注釈が挿されたが、旧課程版では「正体はよくわからない」とも注釈されたことがある。現在の国語の教科書では、「作者が作った言葉。意味はよくわからない。」とされている。
派生作品
- 手塚治虫『やまなし』(漫画)
- 初出は『コミックトム』(潮出版社)1985年5月号。本作を擬人化した漫画(村の公民館でのお芝居という設定)を上段に配し、下段に太平洋戦争末期の日本で、本作を児童劇として上演しようとする人物と、彼を思想犯として捕らえようとする官憲とのドラマを配した構成[4]。下段の筋書きは元の「やまなし」に類したストーリーになっているほか、上下段で共通になっているコマがある。下段の舞台は具体的に記されないが、「花巻町」というセリフが登場する[5]。
脚注
- ^ あかぎかんこ『この本読んだ?おぼえてる? 2 〜教科書で習ったお話編〜』フェリシモ出版、2001年、86-87頁。ISBN 4-89432-255-2。
- ^ 宮沢賢治/やまなし クラムボンの正体
- ^ 山田貴生 「(やまなし)の研究 宮沢賢治の北斗七星を通したアイヌの御霊信仰及びアイヌ語によるイサドの考察と、アイヌ語からみたクラムボン、かぷかぷ、「私の青い幻燈」の考察」『注文の多い土佐料理店11』(高知大学宮澤賢治研究会) 2006
- ^ 「上段を最後まで読んでから下段を読んでください」という注意書きがある。
- ^ 太平洋戦争当時、賢治の故郷である花巻は市制施行前で花巻町だった。また、児童劇を上演しようとする場所は「下根っ子公民館」という名称であるが、賢治が羅須地人協会時代に独居した家は「下根子」にあった。
外部リンク
やまなし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:58 UTC 版)
「サザエさんの登場人物」の記事における「やまなし」の解説
声 - 不明[信頼性要検証] マスオの会社の清掃員。「やかましさん」と呼ばれ、口うるさいが、実は面倒見がよい。息子がいる。
※この「やまなし」の解説は、「サザエさんの登場人物」の解説の一部です。
「やまなし」を含む「サザエさんの登場人物」の記事については、「サザエさんの登場人物」の概要を参照ください。
やまなし
杜
棠
欏
欏 |
|
固有名詞の分類
- やまなしのページへのリンク