烏の北斗七星とは? わかりやすく解説

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烏の北斗七星

作者宮沢賢治

収載図書宮沢賢治童話大全
出版社講談社
刊行年月1988.9

収載図書風の又三郎宮沢賢治童話集
出版社第三文明社
刊行年月1989.7
シリーズ名少年少女希望図書館

収載図書たたかい記憶
出版社筑摩書房
刊行年月1995.5
シリーズ名新・ちくま文学

収載図書賢治童話
出版社翔泳社
刊行年月1995.9

収載図書宮沢賢治 童話への招待作品資料
出版社おうふう
刊行年月1995.11

収載図書新 校本 宮沢賢治全集 第12巻 童話 5
出版社筑摩書房
刊行年月1995.11

収載図書注文の多い料理店 改訂新版
出版社角川書店
刊行年月1996.6
シリーズ名角川文庫クラシックス

収載図書注文の多い料理店
出版社三心出版社
刊行年月1999.5
シリーズ名大活文芸選書

収載図書ザ・賢治―全小全一冊 グラスレス眼鏡無用 大活字版
出版社第三書館
刊行年月2007.1

収載図書注文の多い料理店
出版社SDP
刊行年月2008.7
シリーズ名SDP Bunko


烏の北斗七星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/28 03:18 UTC 版)

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烏の北斗七星」(からすのほくとしちせい)は、宮沢賢治童話のひとつ。童話集『注文の多い料理店』に収録されている。

カラスの群れから着想を得て、一羽一羽を軍艦および軍人に見立て、山烏との間の戦争やこれに翻弄される男女の姿などがつづられている。

あらすじ

何十羽という集団で大艦隊を形成するカラス達。今日も寒空の中、演習が続く。その艦隊を統率する「烏の大尉」は、艦隊中でもいちばん声のいい「砲艦」と許婚であった。 しかしある夜、大尉は許婚に、じきに山烏との大きな戦闘があること、万が一戻らないこともあることを告げる。これを聞き、許婚はひどくうろたえるのであった。

登場人物

大尉(艦隊長)
本編の主人公。烏の軍隊を統率する指揮官。
大尉の許嫁
砲艦の一人。
大監督(大艦長)
烏の軍隊の最長老。あまりに長い間、艦隊長として声を振り絞ってきたために、すっかり声が嗄れている。
兵曹長
大尉の部下の一人。
山烏
主人公らにとっての敵勢力。体が大きく、目が出ている。
その他艦隊
戦闘艦、巡洋艦、砲艦、駆逐艦などがいる。

評価など

鳥に姿を借りてはいるが、賢治には数少ない「戦争」を題材とした作品としてしばしば言及される。『きけ わだつみのこえ』に掲載された戦没した学徒兵・佐々木八郎の手記で本作が取り上げられていることはよく知られる。また太平洋戦争後のGHQ占領下時代は検閲によってこの物語は発禁扱いとされた[要出典]

参考文献

  • 澤井繁男『「烏の北斗七星」考 - 受容する”愛国”』(未知谷、2007年)

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