やまなし文学賞とは? わかりやすく解説

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やまなし文学賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/08 16:20 UTC 版)

やまなし文学賞(やまなしぶんがくしょう)は、日本の文学賞。正式名称は樋口一葉記念やまなし文学賞。小説部門と研究・評論部門がある。

概要

1992年樋口一葉生誕120周年を記念して、一葉の出身地である山梨県および山梨県立文学館の主宰で制定された[1]。小説部門は全国から公募し、佳作も含め3点が選ばれ、研究・評論部門は自薦・他薦によって推薦された既刊の単行本もしくは論文から2点が選ばれる[1]。発表は募集翌年度の3月[1]。結果は山梨県立文学館ウェブサイトに公表される[1]

研究・評論部門は2020年を最後に、受賞作の発表はなく、停止されたもようである。

小説部門は、第20回以降の受賞作の多くが山梨日日新聞社より刊行されている。研究・評論部門は、日本の近世文学近代文学を扱った研究書が選ばれる場合がほとんどである。

小説部門:坂上弘長野まゆみ佐伯一麦
研究・評論部門:中島国彦関川夏央兵藤裕己
  • 募集期間:6月~11月
  • 選考結果の発表および表彰:翌年3月

小説部門受賞作

  • 第20回(2011年度)
    • 朝田武史『祝人伝』
  • 第21回(2012年度)
    • 美⾥敏則『探骨』
  • 第22回(2013年度)
    • 池田茂光『山を祭る人々』
  • 第23回(2014年度)
    • ⽯⿊佐近『山峡』
  • 第24回(2015年度)
  • 第25回(2016年度)
    • 大山ちこ『エンディイングノート』
  • 第26回(2017年度)
    • 松井十四季『同調とバランス』
  • 第27回(2018年度)
    • ⾜⽴絵莉『ログアウト』
  • 第28回(2019年度)
    • 崎浜慎『梵字碑にザリガニ』
  • 第29回(2020年度)
    • 田村修宏『銀ぎつね』
  • 第30回(2021年度)
    • 杉森仁香『夏影は残る』
  • 第31回(2022年度)
    • 宮沢恵理子『捩花』
  • 第32回(2023年度)
    • 宮本彩子『クレソン』

研究・評論部門受賞作

選考委員

脚注

  1. ^ a b c d やまなし文学賞”. 山梨県立文学館 | YAMANASHI PREFECTURAL MUSEUM of LITERATURE. 2020年5月30日閲覧。
  2. ^ やまなし文学賞”. 山梨県立文学館. 2021年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月21日閲覧。

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