鹿踊りのはじまりとは? わかりやすく解説

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鹿踊(ししおど)りのはじまり

作者宮沢賢治

収載図書宮沢賢治童話大全
出版社講談社
刊行年月1988.9

収載図書風の又三郎宮沢賢治童話集
出版社第三文明社
刊行年月1989.7
シリーズ名少年少女希望図書館

収載図書ちくま日本文学全集 003 宮沢賢治
出版社筑摩書房
刊行年月1991.3

収載図書長岡輝子宮沢賢治を読む 2 月夜のでんしんばしら
出版社草思社
刊行年月1991.6
シリーズ名草思社CDブック

収載図書岩波 世界児童文学集 9 風の又三郎
出版社岩波書店
刊行年月1994.3

収載図書賢治童話
出版社翔泳社
刊行年月1995.9

収載図書宮沢賢治 童話への招待作品資料
出版社おうふう
刊行年月1995.11

収載図書新 校本 宮沢賢治全集 第12巻 童話 5
出版社筑摩書房
刊行年月1995.11

収載図書注文の多い料理店 改訂新版
出版社角川書店
刊行年月1996.6
シリーズ名角川文庫クラシックス

収載図書注文の多い料理店
出版社大活
刊行年月1996.9
シリーズ名大活文庫

収載図書注文の多い料理店
出版社三心出版社
刊行年月1999.5
シリーズ名大活文芸選書

収載図書宮沢賢治作品
出版社信山社
刊行年月2000.4
シリーズ名黒沢文芸・文化シリーズ


鹿踊りのはじまり

作者宮沢賢治

収載図書童話集 風の又三郎十八
出版社岩波書店
刊行年月2003.4
シリーズ名岩波文庫

収載図書風の又三郎 新装版
出版社岩波書店
刊行年月2003.5
シリーズ名岩波世界児童文学

収載図書注文の多い料理店
出版社ポプラ社
刊行年月2005.10
シリーズ名ポプラポケット文庫

収載図書宮沢賢治/早川孝太郎
出版社新学社
刊行年月2005.12
シリーズ名近代浪漫派文庫

収載図書ザ・賢治―全小全一冊 グラスレス眼鏡無用 大活字版
出版社第三書館
刊行年月2007.1

収載図書宮沢賢治―1896-1933
出版社筑摩書房
刊行年月2007.11
シリーズ名ちくま日本文学

収載図書注文の多い料理店
出版社SDP
刊行年月2008.7
シリーズ名SDP Bunko


鹿踊りのはじまり

読み方:シシオドリノハジマリ(shishiodorinohajimari)

作者 宮沢賢治

初出 大正10年

ジャンル 童話


鹿踊りのはじまり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 17:02 UTC 版)

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ススキと空

鹿踊りのはじまり』(ししおどりのはじまり)は、宮沢賢治童話1924年(大正13年)に出版された、賢治の最初の童話集『注文の多い料理店』に収録された作品のひとつである。

あらすじ

北上川の東側から移住して畑を開いて暮らしていた百姓の嘉十は、ある時、栗の木から落ちて足を痛め、湯治のために西の山にある温泉に出かけた。その途中、嘉十は持ってきた団子を食べ始めたが、鹿に食べさせようと少し残して出発した。 少し行ったところで、嘉十は手ぬぐいを忘れたことに気づいて引き返し、6頭の鹿の一団と遭遇する。

6頭の鹿は、見たことのない手ぬぐいに興味を持ち、周りをめぐって踊り始める。 すると嘉十は鹿のことばがわかるようになり、鹿たちが手ぬぐいの正体について、議論しているのが聞こえてくる。

鹿たちは手ぬぐいを生き物とみなして、警戒していたが次第に大胆となって、干上がったなめくじであろうと結論づける。 そして嘉十の残した栃団子を分けあう。 嘉十は一部始終を、すすきの陰に隠れて見ていたが、一頭ずつ歌を披露して、鹿たちが輪になって巡り踊るのを見て心を奪われ、自分も鹿になったような気がして飛び出してしまう。 鹿たちは一斉に西に向かって逃げ去って、夕焼けの野原に嘉十だけが残される。 

嘉十が、鹿たちによって穴のあけられた手ぬぐいを拾って、西に向かって歩きはじめるところで物語が終わる。

解説

本作は「私」が西風による伝聞を語るという形式になっており、「私」の語るエピソードの主人公が嘉十である。この物語は岩手県に伝わる「鹿踊り」をモチーフにしたものであり、「鹿踊りのほんとうの精神」がテーマとなっている。入植者である嘉十は、鹿の歌を聴き、改めて風景を見て思わず拝んでいる。賢治自身が起草したと推測される童話集の広告ちらしには、本作について「まだ剖(わか)れない巨きな愛の感情です。すすきの花の向い火や、きらめく赤褐の樹立のなかに、鹿が無心に遊んでいます。ひとは自分と鹿との区別を忘れ、いっしょに踊ろうとさえします」と記されている。

また、「私」によって語られる登場人物の会話はすべて東北地方の方言が使用されている。

この作品中で鹿が歌った6編の歌は、テレビドラマ『北の国から』の第1話で、登場人物のクマ(松下豪介)が純たちに労働について語る場面で登場している。

関連項目

鹿踊(花巻空港)

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