平林鴻三とは? わかりやすく解説

平林鴻三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 09:03 UTC 版)

平林 鴻三
ひらばやし こうぞう
生年月日 (1930-11-21) 1930年11月21日
出生地 日本 兵庫県精道町(現芦屋市
没年月日 (2024-03-28) 2024年3月28日(93歳没)
死没地 日本 鳥取県鳥取市
出身校 東京大学法学部政治学科卒業
所属政党 無所属→)
自由民主党田中派橋本派
称号 従三位
旭日大綬章
法学士(東京大学・1954年

第67代 郵政大臣
内閣 第2次森内閣
在任期間 2000年7月4日 - 2000年12月5日

選挙区 鳥取県全県区→)
比例中国ブロック
当選回数 5回
在任期間 1983年12月19日 - 1990年1月24日
1993年7月19日 - 2003年10月10日

第8-10代 鳥取県知事(公選)
当選回数 3回
在任期間 1974年3月27日 - 1983年3月9日
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平林 鴻三(ひらばやし こうぞう、1930年昭和5年〉11月21日 - 2024年令和6年〉3月28日)は、日本政治家自治官僚。位階は従三位、勲章は旭日大綬章[1]

鳥取県知事(3期)、郵政大臣第67代)、衆議院議員(5期[2])等を歴任。

来歴・人物

兵庫県精道町(現芦屋市)生まれ[3][4]鳥取県岩美郡福部村大字栗谷(現鳥取市)出身[5]灘高等学校東京大学法学部政治学科卒業[6]1954年自治省に入省[7]1961年鳥取県庁に赴任し、地方課長、財政課長を務めた。自治省本省勤務と福岡県庁への出向を経て、1970年に総務部長として鳥取に再赴任した[3]

1974年石破二朗より後続指名を受け、自治省を退職し、同年の鳥取県知事選挙で初当選[3]。鳥取県知事は3期9年務める。3期目途中の1983年、知事を辞職し、第37回衆議院議員総選挙古井喜実の後継者として鳥取県全県区(定数4)から自由民主党公認で立候補して当選[3]。自民党では田中派竹下派→小渕派→橋本派に所属。

1986年第38回衆議院議員総選挙では鳥取県全県区でトップ当選し、再選。しかし1990年第39回衆議院議員総選挙では、日本社会党野坂浩賢に加え武部文も議席を獲得し、そのあおりを受ける形で平林が落選した(従来、鳥取県全県区では自民3、社会1で議席を分け合う構図が続いていた)。1993年第40回衆議院議員総選挙では、自民党を離党した石破茂に次ぐ2位で当選。

1996年第41回衆議院議員総選挙では、解散後に石破が新進党を離党したため選挙区調整により石破に鳥取県第1区を譲り、自身は比例中国ブロック単独で立候補して再選。翌1997年に自民党に復党した石破は、平林も所属する平成研究会に入会した。2000年第42回衆議院議員総選挙でも比例中国ブロックで5選。第2次森内閣郵政大臣に任命され、初入閣。2003年第43回衆議院議員総選挙では、比例中国ブロック単独で立候補したものの落選し、政界を引退。2004年旭日大綬章を受章した[8]

2024年3月28日、心不全のため、鳥取市内の自宅で死去した[4]。93歳没[9]。死没日をもって従三位に叙された[10][1]

脚注

  1. ^ a b 故平林鴻三氏に従三位”. 時事ドットコム (2024年4月19日). 2024年4月19日閲覧。
  2. ^ 平林鴻三|衆議院議員|国会議員白書
  3. ^ a b c d 朝日新聞デジタル:県政・国政 みこし担がれ - 鳥取 - 地域”. www.asahi.com. 朝日新聞. 2025年5月6日閲覧。
  4. ^ a b 平林鴻三氏が死去、93歳 鳥取県知事3期、郵政相を歴任 | 山陰中央新報デジタル”. 平林鴻三氏が死去、93歳 鳥取県知事3期、郵政相を歴任 | 山陰中央新報デジタル (2024年4月4日). 2025年5月6日閲覧。
  5. ^ 郵政大臣”. 内閣広報室. 2005年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月6日閲覧。
  6. ^ 『地方公務員はいま: 地方の時代, 行革の中で』1982年発行、457ページ
  7. ^ 『オーラルヒストリー「とっとりの記憶」1 元鳥取県知事平林鴻三』を刊行しました!/報道提供資料/とりネット/鳥取県公式ホームページ”. db.pref.tottori.jp. 2025年5月6日閲覧。
  8. ^ 平成16年春の叙勲 旭日大綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 1 (2004年4月29日). 2004年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月24日閲覧。
  9. ^ 【速報】元郵政大臣・元鳥取県知事の平林鴻三氏が死去(鳥取県) |FNNプライムオンライン”. FNNプライムオンライン (2024年4月4日). 2024年4月4日閲覧。
  10. ^ 『官報』第1213号10頁 令和6年5月1日

関連項目

公職
先代
八代英太
郵政大臣
第67代:2000年
次代
片山虎之助
先代
石破二朗
鳥取県知事
公選第8 - 10代:1974年 - 1983年
次代
西尾邑次
議会
先代
仲村正治
衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員長
2003年
次代
金田誠一
先代
御法川英文
衆議院総務委員長
2002年
次代
遠藤武彦
先代
川崎二郎
衆議院地方行政委員長
1995年-1996年
次代
穂積良行




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