弓浜絣
![]() |
弓浜絣 |
![]() |
ゆみはまがすり |
![]() |
織物 |
![]() |
着物地、座布団、のれん、袋物 |
![]() |
鳥取県西部の弓ガ浜地方では、17世紀の後半に砂地を利用した自家用としての綿の生産が始まりました。染料のもととなる藍玉の問屋が設けられた18世紀の中頃には、綿を原料とした繊維である木綿の生産が増加しました。19世紀の初めには米子、弓ガ浜で、浜の目絣と呼ばれる絵絣が農家の女性たちによって織られるようになりました。 |
![]() |
鳥取県 |
![]() |
昭和50年9月4日 |
![]() |
農民の自分たち用の衣料として始まったものだけあって、素朴でざっくりした風合いを持っています。絵絣の技法を生かし「縁起物」また「厄除け」「吉祥」と、生活に関連を持つ柄が、繊細かつ大胆に表現されています。 |
弓浜絣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 19:28 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動弓浜絣(ゆみはまがすり)は、鳥取県の弓ヶ浜半島(米子市、境港市)で製造されている絣である。このため、弓ヶ浜の別名の「弓浜」と付けられている。ただし、単に浜絣とも呼ばれる。絵絣として有名であり、倉吉絣、広瀬絣と共に、山陰の三絵絣の1つに数えられる。
歴史
1975年に国の伝統工芸品[1]に、1978年に県指定無形文化財[1]に指定された。
江戸時代から明治にかけては多くの織元があり、山陰地方の絣の中でも特に人気が高かった弓浜絣だが、戦後の一時期は後継者不足で存続が危ぶまれた。絣それ自体の需要も激減しており、現在の生産量はわずかである。そんな中伝統を維持して協同組合が主体となった「弓浜かすり伝承館」を活用した人材育成を行っている[2][3]。
脚注
外部リンク
弓浜絣と同じ種類の言葉
- 弓浜絣のページへのリンク