宇宙犯罪組織ギャンドラー
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「マシンロボ クロノスの大逆襲」の記事における「宇宙犯罪組織ギャンドラー」の解説
ガデス 声 - 笹岡繁蔵 / 大友龍三郎(スーパーロボット大戦シリーズ) 宇宙犯罪組織ギャンドラー首領。生に対する執着心から永遠の若さを求めるために組織を結成、別の惑星より飛来し、クロノス星のエネルギーを狙う。本来の姿は実はアーマーで、その内部には老化し、力の衰えた本体が乗り込んでいる。自らの体にサビが付くことを嫌い、あらゆる方法で自身の老化を止めようと妖兵コマンダーを使い作戦を実行する。その段階でつねに邪魔をするロムを問題視し、彼の実の兄であるガルディを洗脳し戦わせたりした。憎しみこそがギャンドラーのパワーと断言し、ロムとガルディが戦う場面を笑いながら観戦する。最終的には強大なエネルギーを持つハイリビートの存在を知り、そのエネルギーを手に入れようと要塞ごとクロノス星に着陸、あらゆる生命体を滅ぼそうとした。しかし、ロム一行やその兄ガルディ、クロノス星のマシンロボ軍団たちの必死の抵抗でギャンドラーは壊滅してしまう。グルジオスを利用しハイリビートを手に入れ若さを取り戻したガデスであったが、ロムの剣狼、ガルディの流星を合わせた必殺技運命両断剣・ツインブレードで肉体を斬り裂かれ、黒い野望とともに宇宙より消え去った。人質にしたレイナを気に入り、妾にしようとしたり、左胸に彼女を取り込もうとした。強大な魔力を持ち、宇宙にある要塞の艦橋にいながら、惑星にいたキライの動きを封じたりできる。最終決戦において機動要塞に乗り込んできたジェットやロムと交戦した際には右腕の爪を使いジェットを串刺しにして破り、腕部より発射する火炎を武器に応戦した。また老化し劣化しているというボディもジェットの天空心剣鎌鼬で斬られても少し傷が付く程度だった。ハイリビートを手に入れたガデスはさらにパワーアップ、青いエネルギー球や腕よりの衝撃波を武器にマシンロボ軍団と戦う。マシンロボ軍団の集中砲火を受けてもびくともしなかった。なおギリギリで設定変更されたため、前期オープニングや初期数話では旧デザインのまま登場している。 グルジオス 声 - 稲葉実 緑の液体の満たされた水槽のような頭部を持つギャンドラーの幹部。その水槽の中には、本当の体が入っており、芋虫のような体をしたエイリアンが本当の姿である。マシンロボのような機械生命体ではなく、本編唯一の生物であるらしい。同じ幹部のディオンドラとは、仲が悪い。実戦で戦うより策を使い相手を攻めるタイプ。作戦を次々と失敗し、ガデスの信用を失ったことに焦り、天空魔城に籠りロムを倒そうと画策する。しかし、虜にしたレイナを助けにきたロムと戦い、ミニブラックホールに吸い込まれて消滅する。死亡したと思われたが34話で幽体となって復活。レイナやロムの味方のマシンロボに憑依して悪事を働いたり、デビルサターン6に憑依しバイカンフー達を追い詰めた。最終決戦で今まで尽くしてきたガデスに功績を称えられ、ガデスの体の一部になるという褒美を与えられる。グルジオスは拒否したのだが、無理やり右胸に取り込まれ飾りとなってしまう。ガデスが死亡した際に一緒に死亡。腕から出す電磁チェーンやモーニングスターのような武器を使い戦闘もこなす。ディオンドラと違い不思議な魔術的な能力も持っている。なおOVAのパロディーパートではディオンドラという名前の灰色の猫をかわいがっていた。 ディオンドラ 声 - 高橋ひろ子 ギャンドラーの女幹部。グルジオスと並ぶ実力者。電磁ムチとメデューサの妖剣を武器とする。電磁ムチは妖兵にも恐れられ、任務に失敗した部下やキナの頬を打ったり、捕えたレイナを痛めつけるために振るうこともあった。義理を守る部分も多少はあり、タフトレーラーに助けられた報恩に生け捕りにしたレイナを解放したこともある。ギルヘッドらデビルサターン6からは「姉御」と呼ばれ、慕われている。最終決戦の最中、ロムとガルディが兄弟であった事実を二人に洩らしたことでガルディの記憶を呼び覚ましてしまったため、ガデスに見捨てられ絶望、精神崩壊してしまう。戦意を失ったディオンドラは溶解液で満たされた部屋に一人取り残され、以後の消息は不明。 ガルディ 声 - 喜多川拓郎(13話のみ)[要出典]、秋元羊介(16話以降)、速水奨(素顔、ナレーションも兼任) ギャンドラーの大幹部でガデスが実の息子のように思う実力者。13話より登場した新幹部でロムの剣狼の兄弟剣、流星を持つ。流星を利用した剣技、天空暗黒剣はロムと同等かそれ以上。戦闘の武器として専用のビーム砲を装備した飛行する椅子も利用する。「戦いとは美しく、誇らしいもの」と考えており、力押しを好まず、作戦を練って行動をする慎重派。そのためディオンドラやグルジオスと違い前線に赴き、直接指揮を執ることはあまり無く司令室より作戦を指揮することが多かった。普段は敬語で話し、誘拐した人質も丁寧に扱う紳士的な部分も持っているが作戦がうまくいかないと部下にあたったり、すぐ暴力をふるう本性を現す。実はその正体はロムの兄であるのだが、ガデスがその事実を隠し続けてきた。幼少時にガデスにさらわれたガルディは洗脳され悪の片腕になってしまっていた。しかし、最終決戦の戦場で旗色悪しと思ったディオンドラがロムを動揺させようと、ロムとガルディは兄弟と漏らしてしまったため記憶が甦ってしまう。天空宙心拳の教え「悪を倒し正義と真実を守ること」を思い出したとき、ガルディはロム達の味方としてガデスに立ち向かった。天空暗黒剣 腐乱剣【てんくうあんこくけん ふらんけん】 ロムの剣狼、天空心剣と同じく、手にした流星をつかった剣技。斬り付けた物体を腐敗させる威力を持つ。岩石超人の体当たりでも破壊できなかった扉を切断、溶解させた。 デビルサターン6 声 - 小野健一 ギルヘッドを中心とする怪物マシンへ変形する6体の妖兵コマンダーが、「六鬼合体」することによって「デビルサターン6」が誕生する。バイカンフーとほぼ互角のパワーを持つが天空宙心拳には歯が立たない。巨体を生かしたパンチ、空中よりの飛び蹴りデビルスマッシュなどの技を駆使し戦う。また最後の切り札として頭部を引っ込め、そこから高熱の緑の液体を出し相手を焼き尽くす大技を隠し持っていた。ランキングナンバー1の座から、敗戦を重ねた影響で転落、ランキングアップを狙いロム達一行と何度も戦うもついに勝てず、最終決戦でバイカンフーのサンライズボンバーに敗れ爆発する。なお、陰での努力は続けていたようで、物語後半ではバイカンフーの大技ゴッドハンドスマッシュをかわす場面もあった。なお、デビルサターン単体の名称はバンダイ発売の玩具にて設定されているものであり、劇中では未使用。またデビルサターンの担当声優はギルヘッドを除き回ごとに変わっている場合がある。 単体ではコマンダーランキング1位に相応しく、メンバー1人でもレイナやジムを寄せ付けない。道場師範代ルリィも倒して痛めつけた。 続編である『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』にもキャスモドン、ザリオスなどとともに登場する。No.1・ギルヘッド 声 - 小野健一 銀色のボディで、刺のついたヌンチャクを武器として使用。合体の際は上半身を形成。大阪弁で喋り(演じている小野のアドリブが発端)本編ではもっぱらやられ役。弱い者は徹底的に傷めつけたり、後ろから相手を襲うなど勝つためには手段を選ばず、簡単に相手を殺してしまうなど冷酷な性格。 No.2・バラバット 声 - 鈴木勝美 黄土色のボディ。戦闘では「ハオォォー!」などと奇声をあげながらトンファーを振り回す。抜け目がない性格で常にランキングを上げるため自身の活躍のアピールを忘れない。合体の際に構成するパーツは左腕。デビルサターンへの合体時、デスクロウと体の色が入れ替わる。 No.3・デスクロウ 声 - 梅津秀行 赤色のボディ。武器として刺又を使用する。お喋りな性格で攻撃の際にも「この!これでどうだ!ざまァ、こんちくしょう、スットコドッコイ!」とセリフが止まらない。また敗北した際には言い訳も得意。合体の際に構成するパーツは右腕。 No.4・グロギロン 声 - 速水奨 カラーはダークグレーと白。狼牙棒を使用し敵と戦う。また両肩に強力なビーム砲を装備する。合体の際に構成するパーツは胴体と膝。 No.5・アイゴス 声 - 梅津秀行、鈴木勝美など 緑のボディで武器は鎖鎌。合体の際に構成するパーツは右脚。女性に悪戯を働く危険人物で、事あるごとにレイナやミンなどに手を出そうとする。 No.6・ブルゴーダ 声 - 梅津秀行、鈴木勝美など ダークブルーとイエローのボディで青龍刀を武器にする。刀を愛する異常なマニアであるらしい。合体の際に構成するパーツは左足。 ビビビマウス いつもガデスの錆取りをしている小型のロボット。一生懸命に働いているが、ガデスが激怒した際などに握りつぶされたり、投げ飛ばされたりする。前期エンディングでは歌に合わせダンスを踊っていた。 妖兵A 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか 兵士。爬虫類のような頭部をもつ妖兵。右腕がビーム砲、左腕の爪が武器になっている。前半によく登場したが、キャスモドンなどが量産されるようになると姿を消した。頭部側面にはオレンジ色の毛を生やしている。オープニングでレイナに蹴りを受けている。なお設定書でも妖兵Aとだけ記載されており名前は無いらしい。 妖兵(名称不明) 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか 兵士。爬虫類のような頭部をもつ妖兵。Aとは違い頭部や鼻の上に角が生えている。ミサイルランチャーや斧や剣などを武器にする。他の妖兵と同じくこれといった特殊能力は無い。数で攻めてくる。他にも名称不明の妖兵は9話で登場したトリムスパンサーを襲ったブーメランを武器とするタイプ、13話や天空魔城の戦いに参加したグルジオス配下の骨やゾンビを彷彿させるタイプなどが登場した。 キャモドンダー 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか 戦闘員。物語前半で登場したサソリのような突起が付いた頭部と四つある目が特徴の妖兵。これといった特殊能力は無い。ミサイルランチャーや刀などを武器とする。最後までギャンドラーの構成員として登場し続け、第一線で戦い続けていた。 ザガム 声 - 鈴置洋孝 かつてコマンダーランキングの1位の座にいたこともある実力者。性格は冷静で氷の戦士の異名を持ち、極寒の地での戦いに優れた妖兵コマンダー。ロムたちですら耐えられない絶対零度の環境でも問題無く戦える。レイナを絶対零度のクレバスに引きずり込む。足はスケート靴のようになっており、アイスホッケーのスティック状の武器を使用する。保護色を使い姿を消したように見せることもできる。エルラ(声 - 吉川知子)という女性と恋仲だった。 怪龍ミズチ 磁気湿地帯のジャングル、バブリア地区にロムの父・キライによって封印されていた妖兵コマンダー。かつてクロノス星を襲った際にキライと戦い敗れている。ディオンドラによって封印より解き放たれ、キライの息子ロムに復讐をしようと襲いかかった。バイカンフーと戦いゴッドハンドスマッシュを受け死亡する。後にグルジオスによって亡霊として復活し、再びロムと対峙する。龍王拳 水龍蹴り【りゅうおうけん すいりゅうげり】 巨大な足で敵を蹴りつける蹴り技。 龍王拳秘儀 鱗斬剣【りゅうおうけんひぎ りんざんけん】 肩よりうろこ状のミサイル連続で撃ちだす技。亡霊として再登場した際も使用。 龍王拳 憎殺陣【りゅうおうけん ぞうさつじん】 地面に剣を突き立て剣に貯めたエネルギーを放出し、自分の周辺に大規模な地割れを起こす大技。 ジンギ 声 - 島田敏 野牛型の戦士でギャンドラーに雇われていた傭兵。敵に対しても義理と礼儀を大切にする性格であるため、グルジオスの不興を買った。ギャンドラーにも恩義があると、ロムに正々堂々戦いを挑む。バイカンフー戦では巨大化、野牛に変形して強烈な体当たり攻撃を仕掛けたが、サイクロンドライバーを受け戦死する。ホーンブーメラン ジンギの必殺技。頭部にある巨大な角をブーメランのように投げて攻撃する技。手に持ち短剣のように斬りかかったり、強力な電撃を発し、相手を感電させることもできる。 キナ 声 - 本多知恵子 ジンギの娘。ディオンドラより「ジンギは卑怯な手段で殺された」との嘘の話で煽られ、父の仇を討つべくギャンドラーの妖兵コマンダーとなった。戦いの最中、ロムはディオンドラの言うような人物ではないと思い始め、戦意を喪失してしまう。だが、ディオンドラの催眠術で操られ、弟のコロンと合身しジンギマークIIとなり再び戦いを挑む。催眠術が解けた時、彼女はロムを許し、本当の武芸者と認め火口に沈んでいった。 コロン 声 - 難波圭一 ジンギの息子でキナの弟。姉とともに父の仇ロムの命を狙う。素早い身のこなしが最大の武器。後に父のジンギ、姉のキナとともにグルジオスの能力で悪の死霊としてよみがえった。 ジンギマークII 声 - 本多知恵子、難波圭一 ロムに敗れたジンギのデータを基にグルジオスが開発した妖兵コマンダー。「合体!」の一言でキナとコロンが合身しこの形態に変身する。父のジンギの野牛形態に酷似した外見を持ち、父より大きな頭部の巨大な角を武器に体当たり攻撃を繰り出す。尻尾が伸び相手をからめ捕ったり、父親譲りの電撃攻撃も可能。 ギルマン 声 - 広瀬正志 かつて繁栄した伝説の大陸ムウの本当の末裔。双頭の水中型妖兵コマンダー。ムウを復興させるためギャンドラーに魂を売り渡した。海底深く眠る狼の紋章を引き揚げる命をガデスより受けていたが、実際はムウ復興を狙っていた。首が二つあるためあらゆる方向からの攻撃に対応でき死角がない。ロムやジェットの攻撃をことごとくかわした。すさまじい生命力を誇り、首を刎ねられても首だけで活動しロムを襲った。両腕をドリルに変形させて戦う。 国王ギランドル 声 - 郷里大輔 ギランドル王国の国王だが自身の利益のためにギャンドラーに忠誠を誓い、強力な威力を持つバルトニック爆弾を作ろうとした。人の良い国王を演じているが実際は悪人。戦闘の際は巨大化、アリジゴクのような姿になりロムを襲う。側面より生えた多くの足を利用し相手の動きを封じる。蟻地獄にバイカンフーを引きこみ戦ったが成敗された。 アイアンサンド 声 - 稲葉実 体が砂鉄でできた妖兵コマンダー。どんな形にも体を変えることができる。単体でも戦えるがバイカンフーとパイルフォーメーションするロムのようにバグと合身することでさらに強力な力が出せる。体が砂ゆえあらゆる物理攻撃を無効化していたが、バグと合身した後はこの能力は失われた。電磁照射【でんじしょうしゃ】 アイアンサンドと合身したバグの繰り出した技。鉄の鉱石もドロドロに溶かす威力を持つ電撃攻撃。 必殺 ダブルソード【ひっさつダブルソード】 アイアンサンドと合身したバグの繰り出した技。両腕を鋭い刃物に変形させ、敵に突っ込む。 キャスモドン 声 - 梅津秀行 ドラゴンリバー付近ダコタの町で作戦を展開した妖兵コマンダー。河を挟んで生活するクロノス族とバトル族を仲違いさせ双方の町を滅ぼし、鉱物資源ロムトロンをすべてギャンドラーの手中に収めるため暗躍する。強力なカギ爪はバトル族のボディを簡単に粉砕する。また右腕よりバインドソードを出し巨大な岩石をも両断する。また戦闘機に変形しての突撃攻撃を必殺技としている。最期はバイカンフーのサンダークローを受け、ボディを握り潰され爆死した。物語後半ではギャンドラーの量産ラインに乗り、同型のキャスモドンが大量に登場する。ギャンドラー内部の妖兵コマンダーの代表的存在。デビルインベーダーとして玩具でも発売され、深海や沼地に生息し、全てのエネルギーを貪欲に吸収し、なんにでも異常適応してしまうといった設定がつけられていた。 ブロッコ 声 - 広瀬正志 別名、囚人No.96号。極悪囚人として護送中にギャンドラーに救出され、新兵器・反射レーザーを開発するためのエルメディアという宝石を強奪するためディオンドラに雇われ作戦を展開する。試作段階だが反射レーザーを発射する剣を装備する。ドリルやハンマーが次々と生えてくる腕部も強力な武器。簡単に相手を殺してしまう極悪人であるが、かつてアンダークロノスの敵と戦ったことがあり、その活躍から町では敵を打ち倒してくれたと勘違いされ英雄扱いされていた。最後はカラスがブロッコに化け、ロムに囚人No.96号として成敗されたことで英雄伝説は守られた。反射レーザーは完成すれば衛星軌道上よりクロノス星を攻撃できる強力な兵器となるはずだった。エンディングでのキャスト表記は喜多川拓郎とミスクレジット。 グローバイン 声 - 喜多川拓郎(本編) / 梅津秀行(スーパーロボット大戦シリーズ) 二刀流の剣を駆使した暗黒相殺剣の使い手。サムライの様な外見と左肩についたクローバーマークが特徴。ギャンドラーの妖兵コマンダーだが卑怯な真似を嫌い、女子供に容赦なく手を出すデビルサターンNo.1・ギルヘッドの足を怒って切断した。戦いの中にしか自身の存在理由を見いだせず、戦いを求めギャンドラーに参加している。20年ぶりに出会った剣の強敵ブルージェットをライバル視する。エンディングでのキャスト表記は喜多川拓郎とミスクレジット[要出典]。暗黒相殺剣【あんこくそうさつけん】 自身の体を2体に分身させ、1体が相手に襲いかかり、それが斬られても、もう1体が態勢の整わない相手を斬るというグローバインの秘儀。 ギルダー3兄弟 破壊コマンダーの異名を持つ妖兵コマンダー。頭部と胸に1つずつある巨大な目玉が特徴でボディカラー以外の外見上は全く同じだが、それぞれが違う必殺技を持つ。パメラ国とガルバ国の間で戦争を起こすため、パメラ国の王女ソリティアを狙った。ロムのように「世の中には2種類のやつがいる、太陽の光を好む奴と竜巻の嵐を好む奴だ!」などと必ず名乗り口上とともに出現する。素早い動きと、どこにでも現れることのできるワープ能力を全員が持つ。一度敗北したのち、改造手術を受け合体能力を手に入れ3体が合体しジャイアントギルダーとなる。なお作戦にあたった時点でのコマンダーランキングはナンバー1。ブラックギルダー 声 - 二又一成 黒いボディに赤い毛を生やした妖兵コマンダー。腹から飛び出すギロチンを武器にする。この武器は追尾能力をもっており空飛ぶジェットを撃ち落とした。またギロチンは高速で連射することができる。 レッドギルダー 声 - 西村智博 赤いボディに緑の毛を生やした妖兵コマンダー。腕に持つ鎌を武器にして戦う。 シルバーギルダー 声 - 小野健一 銀のボディに紫の毛を生やしたギルダー兄弟の一人。ヘビのように伸びる腕を武器とする。 ジャイアントギルダー 声 - 二又一成 3兄弟が強化手術を受け、手に入れた合体能力で合体した姿。ブラックギルダー能力の空飛ぶギロチン、レッドギルダーの鎌のようにするどいブーメラン、シルバーギルダーの能力の蛇のように伸びる尻尾と兄弟の特徴をすべて使用できる。また強力なアゴで噛みつき、ケンリュウを圧倒した。だが、ソリティアの活躍で怯んだところを天空宙心拳・唐竹割りで成敗された。 怪僧プリーチャ 声 - 島香裕 裏切りと不信の神を崇める背徳の僧侶。ガルディの秘蔵っ子と呼ばれる強力な妖兵コマンダー。悪事の限りを尽していたが、捕らわれ処刑されかけたところをガルディによって助けられギャンドラーの妖兵コマンダーとなった。命令を無視したため処刑しようとやってきたグルジオスやドリルに幻影を見せ返り討ちにした。一時はその強大な力を見たロムは戦意を喪失させ、レイナやジェット達との信頼関係をも破壊した。しかし恐怖を克服したロムと仲間たちの協力で弱点の鐘の音を聞かされ力を失ったところにバイカンフーのエンジェルサンダーを受けボロボロに崩れ去った。 ブラックバース 声 - 二又一成 ロム抹殺の使命を受けガデスより遣わされた妖兵コマンダー。デビルズアイランド周回レースに参加したロムをレース中に抹殺しようとハリーと罠を張る。発電能力を持ち、その能力で誘導電波を出し電磁クラゲを操る。利用するだけ利用し、用が済んだハリーを簡単に見限り殺そうとするなど残酷な性格。最期はバイカンフーのサンダースイングを受けマグマの中に沈み、熔解して死亡する。電磁ショック【でんじショック】 自身の持つ放電能力を利用し相手に触れ、電気を流す技。羽交い締めにしてケンリュウを感電させ攻撃した。 デビルロック 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか ギャンドラーに所属する岩石超人。超人硬度10。宇宙隕石に変形する。ブラウンのボディと頭のてっぺんにあるモヒカン状のトサカが特徴。岩石超人なので岩に変形して体当たりを得意とする。岩に変形すると耐久力もアップし、マシンロボもドロドロに溶かしてしまう酸の川でも溶けない。またバラバラにされても岩石片が合体し、すぐに再生する。レイナを失神させ、ディオンドラに供じた。 デビルロック・クレイ 声 - 池田秀一 岩石超人デビルロックの一人。レイナが転落した縦穴にいた男。凶暴な人食い花に噛みつかれ穴から出られずにいた。レイナを自らの足を切断してまで助けてくれたが、実はギャンドラーの妖兵だった。しかし、レイナの心のやさしさに触れ考えを改める。戦いの最中、レイナをギャンドラーの攻撃から守り死亡する。βエネルギーという能力を持つ。非常にお喋り。βビーム【ベータビーム】 手に持つ武器より照射されるβエネルギーの光線。ガイガーロックの撃つαビームと合わせることで強力な破壊光線となる。 ガイガーロック 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか ギャンドラーに所属する岩石超人。ダークグリーンのボディと怪獣の様な頭部が特徴。雑魚として登場する機体は同種のゲルバーと同じ武器を持つが、αエネルギーは照射することができず、かわりにアトミックデスフォークという光線を発射していた。デビルロックと同じく岩に変形しての体当たり、地中を自由に掘り進み、突然地中から現れる奇襲戦法も見せた。アトミック・デス・フォーク 手に持つふたつの銃身を持つ武器より発射する破壊光線。 ガイガーロック・ゲルバー 声 - 喜多川拓郎 岩石超人ガイガーロックの一人。岩石超人たちの故郷・ゾランの遺跡に眠る地下資源を狙い、同じ岩石超人たちを襲った。デビルロック・クレイの持つβエネルギーと対になるαエネルギーを持つ。うちわの様な武器よりαビームを照射するとマシンロボは痺れる程度だが、これにβビームを合わせるとあらゆる物質を破壊するエネルギー弾となる。バイカンフーと戦い敗れた後、人食い花に食い殺された。αビーム【アルファビーム】 手に持つ武器より照射されるαエネルギーの光線。 暗黒増影拳【あんこくぞうえいけん】 ゲルバーの技。αエネルギーを利用して不思議な空間を生み出し、自身の影を大量に生み出す必殺技。どれが本物か解らず混乱する相手を攻撃する。 ダブルロック 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか 悪の岩石超人。二つの顔を持ち一方が火炎、一方が冷気を口から吐き出す。他にトゲの生えたフライパンを二つくっつけたような武器を使う。おもに岩石超人のコマンダーの配下として働く下級コマンダー。本編でこれといった活躍はなかったが、捕らえたレイナに膝蹴りを顎に喰らうも、逆に嘲笑い、痛めた膝にしかめるレイナを凍結させかけ苦しめた。プラズマサンダー ダブルロックの必殺技。手にした武器を投げつける技。放電しながら飛んでいき、電気ショックとトゲで相手を倒す。 ザリオス 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか 20話より登場した妖兵。腕の2本の爪、足のキャタピラが特徴。他の妖兵と話していたが、かわいい子のいる店を知っているらしい。キャスモドンと同じく玩具として発売されている。サソリの様な形態に変形し、素早く動き、強力なハサミで攻撃する。他の妖兵たちと同じく日々、ランキングを上げるために戦っている。 バルダス 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか 20話より登場した妖兵。2本の角を生やした龍の様な頭部が特徴。玩具でも発売されており、身体がダイヤモンドより硬い、岩山地帯に適応したタイプといった設定が付け加えられていた。ビーム砲を装備し、ロケットランチャーやマシンガンなどで武装する。仲間のキャスモドンと同じく変形し飛行する。 ファルゴス 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行、加賀谷純一ほか 青紫のボディーで羽根の生えた妖兵。空中戦闘に向いているようだがそういった描写は描かれず、基本的に妖兵はほとんどが空を飛べるため目立つ部分がない。肩よりのビーム砲と腕のハサミを武器にする。玩具設定では溶岩エネルギーでレーザーを発射するなどの能力を持つ。 ワイズマン 声 - 鈴木勝美 UFOに手足が生えたような妖兵コマンダー。低周波ウェーブ(催眠音波)を出し、町全体を洗脳できる強大なエネルギーを持つ。しかしこの技は若い女性には通じず、町の少女サラとロムの協力で倒されてしまった。妖力は強いのだが、耐久力は低く、女性用の小型ロケットランチャー一発でダウンしてしまう。内部にいるナーブという脳髄の様な妖兵コマンダーがその正体。 ギルディス 声 - 小野健一、鈴木勝美、梅津秀行ほか 21話より登場した妖兵。それ以後、雑魚として大量に登場する。赤いボディーでカニかサソリのような外見をしており両手のハサミが特徴。草木を主食とし、食い散らかした後は砂漠しか残らない暴食な性格である。武器は両腕から放つギルドブラスター。キャスモドン達と同じく変形し、飛行し、機体側面についた刃で攻撃をする。彼らと同じく下級妖兵だが、部隊の指揮官がギルディスであることが多く、物語後半ではジェットに自ら一騎討ちを挑み、敗北するもジェットに手傷を負わせ「手ごわい奴」と言わせた強力な個体もいた。下級の妖兵の中でも一段階上のタイプであるらしい。玩具として発売されている妖兵コマンダーの一人。 マグマニアン 声 - 戸谷公次 ベスビアンコで作戦を展開した妖兵コマンダー。一本角を生やした恐竜の様な外見を持ち、ガルディの指揮下で戦った。マグマをエネルギー源としており、噴火のエネルギーを吸収し巨大化した。また火山弾を自由に操り攻撃することができる。右腕の槍を高速回転させ、ドリルのように扱いバイカンフーと戦った。しかしファム達の活躍でマグマが凍ってしまい、パワーダウンしたところにムーンライトスマッシュをうけ大爆発、死亡する。 アシュラ 声 - 大友龍三郎 妖兵コマンダーランキングナンバー1の最強コマンダーにして、最後の妖兵コマンダー。ワイヤーで繋がれ発射できる腕部のハサミ、後述する腹部に装備したナットール弾などが武器。一人称は「アシュラ様」で自分の力に絶対的な自信を持っている。バイカンフーを圧倒したが、ジェットの剣を借り受けたヘリタンサーに腕のワイヤーを切断され、ひるんだところにサンダーサイクロンをぶち込まれ戦死する。なお攻撃の際には「アチャー!」などと奇声を発する。ナットール弾【ナットールだん】 腹部にある4門の発射口より発射する粘着性の液体。受けた相手は動きを封じられてしまい、アシュラはそこを残虐に殺す戦法が得意。
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宇宙犯罪組織ギャンドラー
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宇宙をまたに駆けて悪事を行う犯罪組織。全宇宙を支配下に治め、無限のエネルギー、永遠の命を手に入れるために活動する。ガデスを筆頭に幹部グルジオス、ディオンドラ、ガルディ、その下に妖兵コマンダー、そして最下級の妖兵という図式で構成される。構成員が後述する傭兵集団という関係上、構成員のガデスに対する忠誠心も表面だけのものであり、最終決戦では形成不利と見たコマンダーたちは、ガデスが生存しているにもかかわらず次々と投降し、組織は簡単に崩壊してしまった。
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