狼の紋章(映画)
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映画『狼の紋章』(おおかみのもんしょう)は、1973年9月1日に公開された。製作は東宝映画と東宝映像。配給は東宝。カラー、シネマスコープ。同時上映は『化石の森』。 それまでの東宝作品は健康的な娯楽映画というイメージの作品がほとんどであったが、本作は暴力的な描写や性描写、斬新な映像演出などによりそのイメージを覆し、ヤングアダルト層からの支持を集めた異色作である。 犬神明役の志垣太郎本人が着用する狼男のマスクは、本物のシベリアオオカミの毛を一本一本植毛して作られた。造型は安丸信行。 市地洋子は安芸晶子と改名して出演し、レイプを受ける教師を演じた。松田優作は本作品で映画初出演。 検討用台本では明の母に対する想いが強調されていたが、決定稿では寡黙でニヒルなイメージに改められた。 予算の都合からほとんどのシーンがロケ撮影となっており、校舎内のシーンは東宝本社近くにあった取り壊し間近のビルを借りて行われた。冒頭のアラスカでのシーンは、安達太良山で撮影された。
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