京阪本線
京阪線
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特記なければ、主に京阪本線・中之島線・鴨東線(本線系統)で運用、車体塗装(カラーリング)は2008年から採用の新塗装。 系列画像摘要8000系 特急専用車両。1989年(平成元年)登場。1998年より4号車に二階建て車両(ダブルデッカー)を連結。2008年中之島線開業を機にカラーリングを一新、「エレガント・サルーン」の愛称が付けられる。2017年より6号車に全席有料指定席のプレミアムカーを導入。快速特急「洛楽」・特急・ライナーで運用。中之島線には乗り入れない。 3000系(2代) 2008年(平成20年)に快速急行用車両として登場し、現在は主に快速特急「洛楽」・特急・快速急行で運用されている。和洋折衷のデザインを持ち「コンフォート・サルーン」の愛称がある。2009年「ローレル賞」受賞。一般車だが優等列車の設備を有し、ライナーを除く全種別に対応可能。2021年1月に本系列に新造車のプレミアムカーを導入した。 13000系 2012年(平成24年)に登場。6・7両編成および7両編成を組み換えた京阪最長の8両編成を京阪本線・中之島線・鴨東線で運用。4両編成を宇治線・交野線で運用。両端車両の先頭部にある“半月”を象ったデザイン(スラッシュ・ムーン)が特徴的。カラーリングは「シティ・コミューター」。以下、通勤列車用。 10000系 2002年(平成14年)に、支線用として4両編成で登場し、宇治線・交野線で運用されている。登場当時はターコイズグリーン1色の車体カラー。バリアフリー化推進のための低床車両の先駆け。一部は2016年から他系列を組み込み7両編成を組成して京阪本線・中之島線・鴨東線にも進出。 9000系 1997年(平成9年)に登場。特急から普通までこなせる汎用車両。基本は7両編成だが、1編成のみ8両編成も存在する(登場時は全編成8両)。 7200系 1995年(平成7年)に登場。現在は7両編成のみだが、登場時は8両編成も存在した。鋼索線を除いて京阪線では最少車両数系列(21両)。 7000系 1989年(平成元年)に登場した京阪初のVVVFインバータ制御を採り入れた量産車両。以降、新しい車両技術は7200系に引き継がれた。 6000系 1983年(昭和58年)に同年の架線電圧昇圧に対応できない車両を置き換える目的で登場。京阪最多車両数系列(112両)。1984年「ローレル賞」受賞。一般車では2代目3000系を除いて唯一の8両編成専用で、朝夕ラッシュ時には特急でも運用。 2600系 モノコック構造のいわゆる卵型電車系列群の一つ。0番台は1959年(昭和34年)登場の2000系を界磁位相制御により昇圧対応、冷房改造した車両(書類上の製造初年は1978年)。1981年(昭和56年)登場の30番台は純新造車(写真の車両)。 2400系 1969年(昭和44年)登場。モノコック構造のいわゆる卵型電車系列群の一つで2200系の改良型。関西地区初の通勤冷房車。大容量の電動発電機 (MG) を搭載、昇圧後も電気部品が対応可能。 2200系 モノコック構造のいわゆる卵型電車系列群の一つで2000系の急行用として1964年(昭和39年)登場。複々線化に伴う緩急分離の中でオールマイティーの高性能車として使用されている。系列としては京阪最古であり、京阪で唯一抵抗制御車が存在。 1000系 吊り掛け駆動方式だった旧700系を昇圧対応、カルダン駆動化、冷房改造した車両(書類上の製造初年は1977年)。箱型車体・窓配置などに旧700系時代の特徴を残す。
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京阪線
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京阪電気鉄道の京阪線関連(鋼索線を除く)での列車番号は、頭部と末尾にアルファベット1文字が、その中間に算用数字4桁が入るようになっている。頭部のアルファベットは列車の種別と運行区間・停車駅を、末尾のアルファベットは終着駅をそれぞれ分類し、中間の算用数字4桁は、上2桁が始発時を、下2桁が列車の発車の順位を表している。 京阪部内では前者のアルファベットは種別コード、後者のそれは行先コードとも称されている。 この列車番号の付番方法は列車運行管理システム (ADEC) の導入準備を行った1984年3月29日ダイヤ改正より採用されたものである。なお、同システムの本格使用開始は1987年12月から行っている。 なお、それ以前の列車番号の付番方法、ならびに鋼索線についての説明は本項では割愛する。 以下にアルファベット(頭部・末尾とも)について記述する。 頭部のアルファベット頭部のアルファベットは列車の種別と運行区間・停車駅を表す。A 快速特急 B 特急、ライナー C 通勤快急 D 快速急行 E 深夜急行 F 急行(淀発着を除く) G 急行(淀発着) J 通勤準急(中之島線直通を含む全線通し。三条折り返しを含む) K 準急(中之島線直通を含む全線通し。三条折り返しを含む) L 通勤準急(途中折り返しの列車) M 準急(途中折り返しの列車) N 区間急行(守口市 - 京橋間で外側線(B線)を走行する列車) P 区間急行(Nに該当するものを除く) Q 普通(淀を跨いで運転されるもの) R 普通(淀以西のみ運転されるもの) S 普通(淀以東のみ運転されるもの) T 普通(交野線内) U 普通(出町柳方向より宇治線に直通するもの。現在は制定のみで設定なし) V 普通(宇治線内) X 臨時列車・団体専用列車(現在は制定のみで設定なし) Y 回送列車 Z 試運転列車 末尾のアルファベット末尾のアルファベットは該当の列車の終着駅を表す。A 淀屋橋 B 中之島(2008年に京橋から変更) C 中書島 D 八幡市(現在は制定のみで設定なし。渡り線なし) E 丹波橋(現在は制定のみで設定なし。渡り線なし) F 深草(現在は制定のみで設定なし。渡り線あり) H 枚方市 K 香里園 M 守口市 N 寝屋川信号所(萱島・寝屋川市発着列車を含む。ただしQに該当するものを除く) Q 萱島(寝屋川信号所を発着せずに別の駅との間で回送される列車) R 樟葉 S 三条 T 天満橋(現在は制定のみで設定なし。渡り線あり) U 宇治 W 私市 X 交野市(現在は制定のみで設定なし。手動の渡り線あり) Y 淀 Z 出町柳(1989年に追加設定) 他に渡り線のある京橋・七条は現在不明。 数字:アルファベットの中間に入る算用数字4桁は、上2桁が始発時を、下2桁が列車の発車の順位を表している。下2桁は下り(京阪本線・鴨東線・中之島線:出町柳→淀屋橋・中之島、宇治線:中書島→宇治、交野線:枚方市→私市)を奇数(01, 03…の順序)で、上り(淀屋橋・中之島→出町柳、宇治→中書島、私市→枚方市)を偶数(00, 02…の順序)で表記する。上2桁の記述の例:8時台に出発する列車では「08」、19時台であれば「19」と表す。大晦日終夜運転のときは3時台「27」までを用い、4時台は「04」となる。萱島・寝屋川市始発列車の多くは、ダイヤ上寝屋川信号所始発として扱われているため、毎時3分までに始発駅を発車する列車は、1つ前の数字となっていることが多い。 下2桁の記述の例:上り1本目の列車なら「00」、下り5本目の列車なら「09」と表す。ただし快速特急は+20で、ライナーは+30で付番する。また、臨時列車は+50で付番するものもある。通勤快急「おりひめ」、快速急行「ひこぼし」は+80で付番していた(設定当時は列車は直通するが枚方市で上り・下りの関係が逆転するので枚方市を境に列車番号を変更していたが、現行ダイヤでは全区間本線の付番に合わせている)。 私市については「S」と「K」が三条と香里園とそれぞれ重複するため「わたくしし」と読み変えている。樟葉(ローズタウンの頭文字であるRoseのR)や交野市(頭文字の交をその英語読みのCrossに読み替え→その略語のX)も同様。また始発・終着駅である淀屋橋は「A to Z」の「A」より、同じく出町柳は「A to Z」の「Z」を使用している。 Bの中之島は、中之島線開業前は京橋が使用していた。1998年5月から1999年11月まで運転していた京橋始発の臨時特急において、天満橋からの1区間の回送列車で使用された実績がある。 Xの交野市(1987年5月まで)、Fの深草(1987年5月まで)、Tの天満橋(2008年10月まで)はかつて定期営業列車で使用されていた。 2008年10月改定時、Fの深草は平日午前の回送列車1本のみ設定されていた。 2009年9月改定現在、Qの萱島は営業列車では1日1本のみ設定されていた(平日:R2304Q, 土曜・休日:R0700Q)。 2017年から運行されている「プレミアムカー」を連結する列車や「ライナー」では、この数字を「特急○○号」「快速特急○○号」「ライナー○○号」としてそのまま旅客案内に用いている。 表記例:上記の解説に基いて列車番号を説明すると、「淀屋橋を9時台に出発する2本目の上り急行出町柳行き」の場合は「F0902Z」と表記する。
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