京阪電気鉄道との合併とは? わかりやすく解説

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京阪電気鉄道との合併

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 17:52 UTC 版)

日高川水力電気」の記事における「京阪電気鉄道との合併」の解説

1920年代に入ると、和歌山県下の電力業界では事業規模拡大県内資本支えきれなくなったことで県外資本進出活発化し、1922年和歌山水力電気熊野電気大阪府本社を置く京阪電気鉄道および宇治川電気相次いで合併された。このうち京阪電気鉄道では、和歌山水力電気合併するころから日高川水力電気についても合併交渉持ったが、交渉成立に至らなかった。その後京阪では、自社発電所日高川水力電気発電所下流側にあり渇水期などにその影響を受ける恐れがあること、将来的紀勢本線伸びる地域事業地であり発展余地があることを理由日高川水力電気合併目指す日高川水力電気側でも有力需要家から京阪電気鉄道への合併要望する意見出たことから1925年大正14年)になると合併交渉進展同年9月26日合併仮契約締結至った合併条件は、存続会社京阪電気鉄道合併に伴い416万円増資をなし、新株解散する日高川水力電気株主対し持株1につき0.8割合交付する日高川水力電気合併期日までに未払込資本金の払込み済ませる、というものである合併手続き1925年10月29日両社株主総会にて合併承認、翌1926年大正15年2月25日主務官庁からの合併認可取得進められ契約期日通り同年3月1日付で合併実施され日高川水力電気属す権利義務一切はすべて京阪電気鉄道引き継がれた。4月29日には京阪電気鉄道合併報告総会開かれ合併手続き完了同日をもって日高川水力電気解散した最後決算にあたる1925年12月時点で、日高川水力電気水力発電所4か所(柳瀬甲斐ノ川・神谷笠木総出力3,227キロワット)と火力発電所2か所(御坊御坊第二火力総出力1,570キロワット)を運転し和歌山県47町村供給区域として電灯5万6371灯・小口電力1075馬力大口電力2,205キロワット供給していた。これらの事業京阪電気鉄道では和歌山支店(元は旧和歌山水力電気区域管轄)に編入される1929年昭和4年3月には五味発電所出力1,400キロワット下山路村大字小家所在)が竣工したが、これは日高川水力電気時代から工事進められていた地点にあたる。ただし翌1930年昭和5年)に京阪電気鉄道では和歌山支店管内事業三重県電力会社合同電気譲渡したため、御坊田辺地区進出短期間終わった

※この「京阪電気鉄道との合併」の解説は、「日高川水力電気」の解説の一部です。
「京阪電気鉄道との合併」を含む「日高川水力電気」の記事については、「日高川水力電気」の概要を参照ください。

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