京阪神急行電鉄時代
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1943年(昭和18年)10月1日:戦時中の企業統合政策、陸上交通事業調整法により、京阪電気鉄道株式会社が阪神急行電鉄株式会社と合併し、京阪神急行電鉄株式会社(現在の阪急電鉄株式会社。法人格としては現在の阪急阪神ホールディングス株式会社)が発足。同社の京津線となる。 11月10日:長等公園下駅を廃止。 1944年(昭和19年)4月1日:平安神宮前駅、日ノ岡駅を廃止。 9月5日 通勤列車の営業運転を開始。 11月21日:三条大橋駅 - 山科駅前駅間の折り返し列車運転のため、山科駅前駅に亘り線を新設。 1945年(昭和20年)1月25日:「大化の改新1300年祭」に天満橋駅から京阪線・京津線経由坂本線の「近江神宮駅」へ直通列車が運転される(63号)。 4月 1944年12月11日に廃止された愛宕山鉄道の客車3両を譲受。 5月15日:蹴上駅、大谷駅、札ノ辻駅を休止。 6月1日:大谷駅の営業再開。 10月2日:蹴上駅の営業再開。 1946年(昭和21年)1月1日:長等公園下駅の営業再開。 4月25日 九条山駅付近で発生した土砂崩壊のため、上下線が不通になる。翌26日始発から上り線のみ運行を再開。 5月10日:京津線の浜大津駅を石山坂本線の南側の路面上から同線の北側の船溜跡に移転。これに伴い石山坂本線の浜大津駅は浜大津(東口)駅と称する。 10月1日:休止中の札ノ辻駅を廃止。 10月21日:学校修学旅行団体に限って京津線の団体旅客取扱を再開。 1948年(昭和23年)2月1日:三条大橋駅 - 浜大津駅間急行列車の運転を再開(最速25分)。三条大橋駅 - 石山坂本線石山寺駅間直通運転を開始。 5月18日:全線で旅客運賃を改定し、旅客運賃を7割5分値上げ。また、大津線の区間制が変更され、京津線内の区間が、それまでの3区から4区となる。 10月15日:長等公園下駅の下り線ホームの使用を中止。 10月31日:16時40分頃、上り25号車が蹴上駅 - 九条山駅間でポールが外れ停車中、急勾配のため自然後退し、後続の58号車に衝突。同車もこの衝撃で後退し、さらに神宮道で停車中の72号車に衝突、3両とも中破した。乗客中死者1名、重軽傷70名。 1949年(昭和24年)3月1日:長等公園下駅の下り線ホームの使用を再開。 5月1日:全線で旅客運賃を改定。 5月20日:22時25分頃、蹴上の都ホテル前で京津線の三条大橋行の37号車のモーター回路が地絡して主回路遮断器が熔解し、乗客8名が火傷を負う事故が発生。 7月16日:土曜・日曜・祝日に限り天満橋駅 - 浜大津駅間直通の「びわこ号」運転再開。 8月7日:4時30分頃、四宮車庫で火災が発生し、建物と客車22両を焼失。 三条大橋 - 石山直通列車を一時中止。急行・普通ともに15分毎に運転し、その不足分を京阪自動車(現在の京阪バス)がバスを増発して輸送を補う。 8月8-13日:京津間旅客輸送に京阪自動車がバスを電車代替車として臨時ダイヤを実施。 11月25日:三条大橋駅を京阪本線の三条駅に統合。 11月30日:統合された三条駅が竣工。
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京阪神急行電鉄時代
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「琵琶湖鉄道汽船100形電車」の記事における「京阪神急行電鉄時代」の解説
戦時中の酷使と部品不足は、京阪線では機器面で異端形式であり、しかも木造車体の本形式を特に厳しく疲弊させていた。 1943年(昭和18年)以降1949年(昭和24年)まで、本形式は常時3両から4両が長期休車とされ、主電動機などの供出によるいわゆる共食い整備の犠牲となった。しかも1946年8月1日、天満橋駅構内で起きた脱線転覆事故で807が復旧不能状態に追い込まれ、書類上は別として実質的にはそのまま廃車解体、以後本形式は11両体制となった。 こうして荒廃した本形式の整備は1946年(昭和21年)から開始され、ナニワ工機で一旦車体を総ばらしし、腐朽部材を新製部材に交換して再度各部を締め直す締め替え工事と、各客用扉へのドアエンジン設置、老朽化が進んでいた配線の引き直し、尾灯の増設工事などが1949年(昭和24年)までに実施された。
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