京阪神対日豊本線夜行優等列車沿革とは? わかりやすく解説

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京阪神対日豊本線夜行優等列車沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 14:14 UTC 版)

彗星 (列車)」の記事における「京阪神対日豊本線夜行優等列車沿革」の解説

山陽本線優等列車沿革」も参照 1959年昭和34年9月22日京阪神九州東部を結ぶ夜行急行列車として、「くにさき」が京都駅 - 大分駅間で運転開始。なお、熊本発着の「天草」(あまくさ)と京都駅 - 門司駅間で2階建て列車として運行されていた。東京駅 - 都城駅間には1950年時点夜行急行たかちほ」(1956年より漢字書きの「高千穂」)が運行されていたが、東京発と言うこともあり、必ずしも京阪神での利用しやすいわけではなかった。 1960年昭和35年6月1日:「くにさき」が都城発着延長され列車名を「日向」(ひゅうが)に変更。「天草」との併結継続1961年昭和36年10月1日:「日向」が単独運転となる。また不定期列車として、大阪駅 - 南延岡駅間で「第2日向」の運転を開始1965年昭和40年10月1日:このときのダイヤ改正により、以下のように変更新大阪駅 - 宮崎駅間を運行する寝台急行列車として「夕月」(ゆうづき)の運転を開始観光団体専用列車として、大阪駅 - 早岐駅大分駅間で「九州第2観光号」の運転を開始九州方面への観光団体専用列車は、1961年に運転を開始した東京駅 - 長崎駅大分駅運行の「九州観光団体専用列車」(この改正で「九州第1観光号」に改称)を起源とするが、2本の九州観光号」は博多駅 - 肥前山口駅間で併結運転を行っていた。その関係で、大分駅乗り入れ下りの「第2観光号」、上りの「第1観光号」のみとした。 1967年昭和42年10月1日:「九州第2観光号」が「平戸」「夕月2号」に改称され往復とも大阪 - 早岐・大分間運行とする。また1967年 - 1972年当時、「ことぶき周遊きっぷ」を利用する新婚旅行客用として大阪駅 - 宮崎駅間を一等寝台車のみで組成され臨時急行ことぶき」も運行されており、観光地とりわけ新婚旅行としての宮崎県への旅行客多かった時代とされている。また、同様に1971年 - 1972年には、広島発着全車グリーン車による臨時夜行急行列車として、「南九州グリーン」(下りは西鹿児島行き上り宮崎発)も設定された。 1968年昭和43年10月1日:「ヨンサントオ」と呼ばれるこのときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更新大阪駅 - 宮崎駅間で寝台特急列車彗星」(すいせい)の運転を開始。 「日向」「夕月」を客車急行日南」(にちなん)に統合大阪下り)・新大阪上り) - 宮崎間、京都 - 都城駅間、大阪 - 南延岡間(季節列車。多客期は宮崎まで延長)各1往復の3往復設定されるこれに伴い従来観光団体専用列車廃止。なお「日向」の列車名大阪 - 宮崎運行昼行気動車特急末期電車特急)になり、山陽新幹線全線開業に伴い廃止されその後2000年から延岡駅 - 宮崎空港駅間を結ぶ特急列車列車名ひらがなの「ひゅうが」)に用いられている。 「日南」の多客期増発として、急行「べっぷ」が電車で1往復寝台客車で2往復設定される電車新大阪 - 別府間(博多発着の「つくし」と門司増解結)、客車新大阪大阪 - 大分間を各1往復大阪発着列車佐世保発着の「西海」と門司増解結運転されていた。 1970年昭和45年10月1日:「彗星」を都城発着とする。 1972年昭和47年3月15日:「彗星」、新大阪 - 大分間列車増発し、2往復体制となる。 1973年昭和48年5月9日日豊本線上り列車において車両運用都合上C57形蒸気機関車による重連運転運行され、これは国鉄線内蒸気機関車定期特急列車牽引した最後事例とされる10月1日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更。「彗星」は新大阪 - 大分間列車を2往復増発し、4往復運行となる(都城発着下り1号上り3号)。また、上下2号佐世保発着の「あかつき」と門司増解結した。この増発分には14系客車充てられたほか、新製24系客車も1往復充当された。 「彗星」の増発に伴い「べっぷ」を廃止1974年昭和49年4月25日:「彗星」が新大阪 - 大分(下り3・5号上り1・2号下り3号上り2号従来通りに「あかつき」と併結)、宮崎下り1・4号上り4・5号)、都城下り2号上り3号)の計5往復運行となる。この改正で、「あかつきとともに新製24系25形客車一部投入され2段B寝台初の列車となる。 1975年昭和50年3月10日山陽新幹線全線開業に伴うこのときのダイヤ改正で以下のように変更。「彗星」は大分(下り3号上り1号)・宮崎下り1号上り3号)・都城上下2号発着各1往復の計3往復統合また、上下1・3号583系電車での運行とする。 「日南」は日豊本線内の急行列車になる形で廃止され代替として新大阪 - 大分間運行列車として「くにさき」の愛称復活。1往復のみ運転。夜行座席列車としてのくにさき」には体質改善在来客車経年劣化による取り替え目的として14系座席客車使用されることとなったが、これは急行列車では初めてのケースとされている。 1978年昭和53年10月1日:「ゴーサントオ」と呼ばれるこのときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更。「彗星」の大分発着列車24系25形客車による運行とする。 「くにさき」は熊本発着の「阿蘇」と併結運転とする。 1980年昭和55年10月1日:大分発着の「彗星」および「くにさき」を廃止。「彗星」は2往復減少する1984年昭和59年2月1日宮崎発着の「彗星」を廃止。これにより「彗星」は24系25形客車による、新大阪 - 都城運行の1往復のみとなる。 1986年昭和61年11月1日:「彗星」の車両14系15形変更1994年平成6年12月3日:「彗星」の車両24系25形変更1995年平成7年1月17日阪神・淡路大震災により東海道・山陽本線JR神戸線)が不通となったため、「彗星」は当分の間運休となる。「あかつき」や「なは」は被災区間迂回する臨時列車1月30日から設定されたのに対して、「彗星」は設定されなかった。 4月1日:「彗星運転再開4月20日:春のダイヤ改正南宮崎発着となる。 1997年平成9年11月29日東京発着の「富士」が運転区間を大分までに短縮。これにより「彗星」は南宮崎乗り入れる唯一の寝台特急に。 2000年平成12年3月11日利用客数減少に伴い彗星」の運転体制を長崎行きあかつき」との併結運転とし、「あかつき」に合わせて発着駅も新大阪から京都変更同時に神戸停車取りやめ三ノ宮停車に、使用車両も再び14系15形になり1人用B個室寝台ソロ」を編成加えて廃止までこの体制運行されることとなる。 2005年平成17年10月1日:「彗星廃止9月30日出発列車に関して車両運用の関係上、下りのみ行先を大分に変更。これにより、京阪神発着日豊本線を走る特急列車消滅併結相手だった「あかつき」は、熊本発着の「なは」とコンビ組みこの時点では存続するが、JR決断早く最後まで残った「なは・あかつき」も2008年平成20年3月15日廃止されこれをもって京阪神九州を結ぶ寝台列車(急行を含む)の歴史終止符打たれた。 「彗星最終日編成南宮崎・大分・長崎 京都下り編成9月30日京都発)編成彗星編成京都→大分 あかつき編成京都長崎 号車1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 客車形式スハネフ153 オハネ15353 オハネ1531 オハネ1532 オハネ1541 スハネフ154 スハネフ1514 オロネ14303 オハネ14303 オハネ15351 スハネフ157 オハ14301 機関車京都下関 EF66-42 下関→大分 EF81-411 門司長崎 ED76- 運用の関係で下り彗星は大分止まりとなった 上り編成9月30日南宮崎長崎発)編成彗星編成南宮崎京都 あかつき編成長崎京都 号1 2 3 4 5 6 7 9 10 11 12 13 14 客車形式スハネフ1519 オハネ15352 オハネ1537 オハネ1533 オハネ1542 スハネフ1517 スハネフ1518 オハネ1540 オハネ1530 スハネフ1512 オロネ14302 オハネ14302 オハ14302 機関車南宮崎→大分 ED76-87 大分→門司 ED76-66 長崎門司 ED76- 門司下関 EF81-410 下関京都 EF66-53

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