琵琶湖鉄道汽船100形電車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > 列車 > 京阪電気鉄道の電車 > 琵琶湖鉄道汽船100形電車の意味・解説 

琵琶湖鉄道汽船100形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/12 09:03 UTC 版)


琵琶湖鉄道汽船100形電車(びわこてつどうきせん100がたでんしゃ)は琵琶湖鉄道汽船が製造し、後に京阪電気鉄道が保有した通勤形電車。大津電車軌道 → 琵琶湖鉄道汽船が現在の石山坂本線三井寺 - 坂本(現:坂本比叡山口)間を段階的に開通させたのに合わせ、1927年昭和2年)に日本車輌製造本店にて製造された。琵琶湖鉄道汽船の京阪電気鉄道への合併後は800型(初代)に改形式された。


注釈

  1. ^ これもまた、同時代のアメリカのインターアーバンに範をとった背もたれの低い、簡素な設計の転換クロスシートであった。
  2. ^ クロスシートは車掌台寄りの扉間に各5脚ずつ設置されており、後の形式で言えばJR四国7000系電車の座席配置に近い。これは狭い車体幅で通路の左右に十分な幅の2列クロスシートを並べて設置できないが故の配置である。
  3. ^ 後にこの塗装のまま京阪線へ移管され、その際に「黒電」とあだ名された。
  4. ^ 端子電圧600V時1時間定格出力82.0kW、定格回転数670rpm
  5. ^ 営業圏が離れる旧湖南鉄道の路線は、この際に路線が接続していた八日市鉄道に譲渡され、現在の近江鉄道八日市線となっている。
  6. ^ 残された写真では、角度の浅いカウキャッチャー状の排障器が確認できる。
  7. ^ この事故ではなく1934年(昭和9年)の平面交差での事故の弁済としるす記事もある。詳細は伏見稲荷駅の記事を参照。
  8. ^ ただし制御器が京阪線の標準である東洋電機製造製のいわゆるデッカー・システムとは異なり、またブレーキも自動空気ブレーキではなく非常直通ブレーキで互換性がなかったことから、本形式のみの限定運用とされ、混結運転は実施されなかった。デッカーはDick, Kerr & Co.の通称。ディッカーとも称す。同社はイングリッシュ・エレクトリックの前身の一つである。
  9. ^ もっとも、これは1949年8月8日の京津線四宮車庫の火災で低床車が致命的に不足する状況となった際に再度方針転換され、三井寺以南のホーム高さを引き上げた上で全線高床車で運用するように変更されている。
  10. ^ もっとも、竣工図上ではこれらは戦後まで両運転台のままであったとして取り扱われていた。
  11. ^ 事故当時は京阪神急行電鉄時代であり、同車の車籍を利用して神戸線920系の977が復旧名目で製造されている。
  12. ^ なお、この際に相方を失った808について両運転台に復元されたと見られている
  13. ^ これにより本形式による3両編成を3本同時に運用可能となった。
  14. ^ 本形式が充当されていた交野線運用については、その代替として500型などが主に充当されることとなった。

出典

  1. ^ a b c 小川、1995年、p.45
  2. ^ 小川、1995年、p.46
  3. ^ 小川、1995年、p.47(『鉄道ピクトリアル』1973年7月臨時増刊号(No.281)、p.73からの引用)


「琵琶湖鉄道汽船100形電車」の続きの解説一覧




固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」から琵琶湖鉄道汽船100形電車を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から琵琶湖鉄道汽船100形電車を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から琵琶湖鉄道汽船100形電車を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「琵琶湖鉄道汽船100形電車」の関連用語

琵琶湖鉄道汽船100形電車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



琵琶湖鉄道汽船100形電車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの琵琶湖鉄道汽船100形電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS