増設工事とは? わかりやすく解説

増設工事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 09:52 UTC 版)

多々良木ダム」の記事における「増設工事」の解説

完成以後関西方面送電されているが折からオイルショックもあって『火主水従』の風潮から水力発電見直されたこともあり、これ以降全国的に揚水式発電所建設されていく。1979年昭和54年)には東京電力長野県新高瀬川発電所建設認可出力1,280,000キロワット当時東洋一)し、これ以後100万キロワット超える大規模な揚水発電所相次いで建設されていった。だがその後電力需要はとどまることを知らず、特に夏季にはクーラーなどの冷房設備需要が高まることから供給限界まで電力消費されることも多かった。このことから、さらなる電力需要確保のために電源開発計画が行われた。 関西電力黒川ダムのある市川水系1992年平成4年)、大河内発電所建設。自然の池である太田池改造して太田第一ダム太田第五ダムまでのダム群を建設して上池とし、市川水系犬見川市川水系では最大規模長谷ダム重力式コンクリートダム・102.0m)を下池として建設し認可出力1,280,000キロワット大容量発電所完成させたが、これと前後して奥多々良木発電所増設工事を開始した既設一号機~四号機に加えて五号機と六号機を増設700,000キロワット発電能力増強させようとするものである。増設工事は1998年平成10年)に完成し認可出力が1,932,000キロワットという出力において日本最大水力発電所となり現在に至っている。なお、増設工事に際しては、施工管理一環としてキーブロック解析用いられた。 奥多々良木発電所増設大河内発電所建設により市川水系西日本屈指の電源地帯となったが、上池黒川ダム1979年4月より兵庫県企業庁による「兵庫県水道用水供給事業」の水源にもなった。姫路市始め市川流域に上水道工業用水供給も行うようになり、多目的ダムとして発電のみならず播磨西部水がめとしても重要な役割果たしている。

※この「増設工事」の解説は、「多々良木ダム」の解説の一部です。
「増設工事」を含む「多々良木ダム」の記事については、「多々良木ダム」の概要を参照ください。

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