京阪本線地下化・京津線地上駅時代
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「三条駅 (京都府)」の記事における「京阪本線地下化・京津線地上駅時代」の解説
1987年の京阪線ホーム地下化に際し、地上駅のまま取り残された京津三条駅との旅客の接続にあたっては上下移動を伴っていたことから、接続時間にある程度の余裕を持たせるよう微調整が行われた。これは基本的に、日中を中心に大阪方面からやって来た京阪線特急が四宮駅折り返しの京津線普通と、京阪線急行が浜大津駅発着の京津線準急と接続するダイヤが組まれていたが、正確には「京阪線特急と京津線準急との連絡時分調整」を目的としたものであった。浜大津方面からの京津線電車は当駅到着前に、地下にある京阪線の駅へは改札外乗り換えとなる旨を案内していた。平日夕ラッシュ時に京津線も10分間隔になると、大阪方面から到着した京阪線特急から浜大津行き準急へ約5 - 6分の待ち時間で連絡できる時間帯もあり、淀屋橋駅から浜大津駅の間は1時間14分、さらに石山坂本線に乗り継いで坂本駅までは1時間32分、石山寺駅までは1時間35分でそれぞれ到達できた。なお京阪線の各駅、および鴨東線開業後は叡山電鉄各駅から大津線への(連絡)乗車券も発売していた。 地下化から鴨東線開業までは1番線が急行、2番線が普通(淀屋橋行き)、3番線が普通(宇治行き)、4番線が特急と平日夕ラッシュ時の普通(淀屋橋行き)が使用していた。京津三条駅には定期券の発売所がなく、購入は地下のコンコースにある売場まで行く必要があった。なお、この売場では現在も京津線や地下鉄東西線に乗車できる一部の企画乗車券(「湖都古都・おおつ1dayきっぷ」「京都地下鉄・京阪大津線1dayチケット」)を取り扱っている。ほかに嵐電にも乗車可能な、「京都嵐山・びわ湖大津1dayチケット」も発売されている。 1985年4月22日ダイヤ改正から平日朝夕に限り、淀屋橋駅 - 樟葉駅間の急行で8両運転が開始されたが、当駅を含む八幡市駅以東の急行停車駅は地下線開業までホームの8両対応改築が見送られていた。なお、地下線開業と同時に既設の駅もホームの改築が行われ、1987年6月1日より京阪線全線での急行8両運転が実現している。
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