コンコース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/05 20:26 UTC 版)
コンコース(英語: concourse[1])は、鉄道駅、空港ターミナルビル、公園、博覧会場など人々が行き交う場で、人の集合や流動を目的として設置する広い空間[2]を指す。
概要
「コンコース」は鉄道駅や空港建物の中央大通路[3]、公園などの中央広場、会議室、大学、ホテルの一角のほかにショッピングモールの「ショッピングコンコース」などもある。鉄道駅構内の空間はホーム、昇降部、コンコース、改札に分類できる[4][5]。
技術学会のIEEEがコミュニティ「IEEEスチューデントコンコース」を設けるなど、インターネットで人々が集う場合も用いられる。
語源
"concourse"(コンコース)は「人々が集まる場所」を意味する語で、英語やフランス語のほかラテン語で「混ざる・一つになる」などの意味をもつ"concursus" や"concurrere"が語源である。 これらの言葉は「意見が一致する、同時に起こる」の意味がある英単語の"concur"も語源学的に関連がある[6]。
脚注
- ^ “英語の語幹シリーズ第4号:『コンコースの第1コースを走る通貨!』の全てに関わる語幹とは?|目標達成型英会話スクール 大阪/京都/オンラインのKEC外語学院”. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “平成30年広報かさま10月号(No.151)”. 笠間市. 2022年4月10日閲覧。
- ^ 『広辞苑第七版』岩波書店、2018年。
- ^ 中村 泰広、日比野 直彦、森地 茂. “鉄道駅構内における混雑状況と旅客流動に関する研究”. researchmap(科学技術振興機構). 2022年4月10日閲覧。
- ^ 鉄道コンコース利用客の流動は、平面形状、昇降施設の数、流動数等に影響される。
- ^ Team, Green UI. “StockTech 株式会社 | IT/Web業界への転職ならGreen(グリーン)”. www.green-japan.com. 2020年7月18日閲覧。
関連項目
コンコース(搭乗棟)
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「仁川国際空港」の記事における「コンコース(搭乗棟)」の解説
詳細は「仁川国際空港シャトルトレイン」を参照 第1旅客ターミナルの北側に分館として「コンコース」(搭乗棟)が建設され、2008年5月27日より供用が開始された。地下を通る「シャトルトレイン」という新交通システムで、各旅客ターミナルとの間を約1分で連絡する。 第1旅客ターミナルと、第2旅客ターミナルの間で国際線の乗り継ぎがある場合、コンコースでシャトルトレインを乗り継ぐことで、ターミナル間の移動ができる。
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「コンコース」の例文・使い方・用例・文例
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