京阪特急増発、K特急・支線直通の設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 18:24 UTC 版)
「京阪特急」の記事における「京阪特急増発、K特急・支線直通の設定」の解説
2003年(平成15年)9月6日:この日のダイヤ改正で従来の特急停車駅の列車を「K特急」に名称変更し(平日朝・夕方・夜間のみ運転)、特急は新たに枚方市駅と樟葉駅が終日停車駅となる。淀屋橋駅 - 三条駅間の所要時分は1989年10月の最速44分から51分に延びる。京阪間ノンストップ特急と共に働いてきた世代の退職開始や、並行路線の充実・複線化・延伸・開業の影響による利用状況の変化を踏まえて、まず昼間時間帯を中心に、特急と急行を統合した輸送体系へと移行する。次回以降のダイヤ変更では、K特急の運転される時間帯へも及ぶこととなる。 昼間時(土休日は夕方まで)の特急が15分ヘッドから10分ヘッドとなる。当該時間帯は急行の運転がなくなり、3本に1本の特急が9000系での運用となったほか、平日ラッシュ時を中心に6000系などのロングシート車運用も増加した。 京阪交野線からの通勤客増加により、京阪本線との直通運転が実現。平日朝に私市駅発淀屋橋行きK特急として設定される。愛称が一般公募され、交野地区の「七夕伝説」にちなんで「おりひめ」と命名、ヘッドマークも製作される。 女性専用車両の設定が、「おりひめ」を除く平日朝ラッシュ時のK特急で全区間に拡大される。 2005年(平成17年):特急用車両および6000系以降の車両にも弱冷房車を設定。 2006年(平成18年)4月16日:この日のダイヤ改正で主に平日朝7 - 11時の時間帯においてロングシート車両の運用が増加(下りK特急3本・特急5本、上りK特急・特急各1本の合計10本にロングシート車を充当)。平日の特急運転時間を前後30分程度拡大する。この時K特急から置き換わった一部の特急にも女性専用車両が設定される。「おりひめ」は、朝ラッシュ時の発車時刻が2列車とも約20分早められた。 10月22日:鉄道の日記念トーマストレイン(10000系)による臨時運転。「おりひめ」および鉄道の日マスコットキャラクター「テッピー」のヘッドマークが付いたが、幕は特急表示であった(私市9:33→天満橋10:14、休日初運行)。 2007年(平成19年)1月21日:宇治線で10000系(きかんしゃトーマス号)による本線への臨時特急を運行。宇治線での特急列車の走行は(臨時ではあるが)初となる。同線内では各駅に停車していた。7月:テレビカーの地上デジタル放送対応工事を完了、受像装置を32型液晶モニタに換装する。 2008年(平成20年)6月27日:新型車両3000系 (2代)のデビューに備え、3000系 (初代)が8000系30番台に編入される。 6月30日:エレガント・レッドとエレガント・イエローのツートンカラーにエレガント・ゴールドの帯をあしらった、8000系の新塗装車両が運転を開始する(これに合わせて座席モケット、自動案内装置、戸締め予告ブザーなどを更新)。8000系0番台車は2011年3月までにすべての車両が新塗装となる。30番台車も新塗装化の予定であったが実現しなかった。 10月17日:中之島線開業に伴うダイヤ改正でK特急が運用を終了するのに伴い、8000系30番台車に「K特急」のヘッドマークを装着して運転。
※この「京阪特急増発、K特急・支線直通の設定」の解説は、「京阪特急」の解説の一部です。
「京阪特急増発、K特急・支線直通の設定」を含む「京阪特急」の記事については、「京阪特急」の概要を参照ください。
- 京阪特急増発、K特急・支線直通の設定のページへのリンク