京阪神の被害概況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 05:04 UTC 版)
台風は午前8時頃に、大阪と神戸の間に再上陸した。 再上陸時には満潮を過ぎていたがまだ潮位は高かったことと最大瞬間風速60m/sという強風により、4メートルを超える高潮が発生した。高潮に関しては、大阪港の築港路上の記録として30分の間に200cmを超える海水の流入があり、地盤沈下の影響もあり滞留した内水と押し寄せる海水の影響で、大阪城付近まで湛水したという。あまりの急な水位の上昇に避難が間に合わず、大阪湾一帯で溺死した者は1,900名以上と推定されている。 暴風に関しては、学校や寺院を筆頭に、比較的大きな建築物に被害が相次いだ。特に、木造の小学校校舎では児童・教職員に多数の犠牲者を出した。
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