京阪神圏で誕生した日本初の深夜バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 21:25 UTC 版)
「日本の深夜バス」の記事における「京阪神圏で誕生した日本初の深夜バス」の解説
1952年9月3日、大阪とその近郊に路線を有する阪急バスは、24時以降に運行する深夜バスが認可され、大阪市梅田から池田に至る阪北線において、梅田24時30分発・池田着翌1時13分着とする深夜バスの運行を開始した。同社は「大阪近郊初のバスを運転し、非常なセンセイションを巻き起した事を特記しなければならない」とした。 1953年8月1日、大阪市内から豊中・池田・宝塚に至る阪北線と天六・吹田・茨木・高槻・京都に至る京都急行線の2路線で深夜バスの運行を開始し、阪北線では22時台発~翌朝3時台まで、京都急行線では20時台発~翌朝5時台着までの4便(2往復)を『深夜バス』と称するようになり、この呼称が日本で初めて使用されることになった。いずれの路線も、深夜時間帯の運行に特別な料金を課すことはなかった。このときの深夜バスの乗車記が前田や柳田・紀戸および宇井無愁によって紹介されている。また、1954年には京都伸夫によって、日本で初めて深夜バスを舞台とした小説「深夜バス」が発表された。 1969年7月1日からは大阪の上六~難波間でも深夜バスの運転がはじめられた。
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