急行停車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 10:34 UTC 版)
当駅が急行停車駅となった背景として、沿線の愛知県立西尾高等学校の通学利用が考慮されたことが挙げられる。 当時、同校の学生約1,200人のうち半数近くの約500人が当駅を通学に利用しており、うち約300人が蒲郡方面から通学していたが、1992年11月のダイヤ改正で昼間帯の津島線直通列車が新安城駅 - 西尾駅間で急行運転を開始し、当駅への停車列車が毎時3本から2本へ減少した。加えて下校時間帯の普通列車が西尾駅で分断されたため、蒲郡方面への通学生は減便のみならず西尾駅での乗り継ぎ待ちを余儀なくされた。 登校時間帯は以前から朝ラッシュ時に1本だけ急行が通学の便を図るため特別停車しており、同校生徒会は下校時も考慮してもらうよう、名鉄に夕方時間帯の急行4本(毎時1本×4)の特別停車を要望し、地元もこの動きを支持した。 名鉄は検討した結果、午後3時から9時までの毎時1本計7本の急行が特別停車するほか、登校時間帯にも新たに2本の急行を特別停車させるなど、要望以上の本数を確保したダイヤ改正を1993年4月より実施することになった。 同年8月の改正で当駅は正式に急行停車駅となり、停車本数が増加した。その後、2008年6月改正より、西尾線を走っていた全車特別車特急が快速急行(現在は急行)に格下げされたため、当駅に停車する列車の本数が毎時1本増加し、従来の3本から4本となった。
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