特別車
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特別車1 貴賓の乗車に供する車両で、1908年度に2等客車から改造された。翌年特別車2の登場後、1・2等合造車に格下げ改造された。 トク形202号 1909年度、米国から輸入した客車のうち1等車の一部に対して座席の撤去・寝台及び椅子の設置等改造を施し登場した。1935年度に満洲国鉄へ転属した。 トク形1号 1911年、英国メトロポリタンアマルカメーテッド社製。 特別車4 特別車2が満洲国鉄に転属したことに伴い、代替用として満鉄の工場で新製された。 トク2形(二代目) 満鉄社線内用の特別車として1936年に満鉄大連工場で新製された。冷房装置を備えた大型の流線型車体は先に製造された「あじあ」用展望車テンイ8形と類似したものであったが、内装には日本の御料車と同じく蒔絵や羽二重を使い、外部塗装は濃緑色に金帯、屋根は白色とされた。
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特別車
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9010形ストク9010・90111907年鉄道作業局新橋工場製造のトク1→9005形オトク9005の代替あるいは増備車として、ストク9010(1911年3月)とストク9011(1911年7月)の2種各1両、合計2両が製造された、皇室以外の特殊旅客輸送に対応する19m級特別車。2両共に九州鉄道から承継されたアメリカ・J.G.ブリル社製3軸ボギー台車および台枠を活用して、新橋工場で製造された。 客室はいずれも定員8名で、オープンデッキ式の展望台・ソファが並ぶ開放型の展望室・寝室・大型の食卓を中央線路方向に置いた食堂・調理室・給仕室・車掌台が連なる基本的なレイアウトはオトク9005のそれを引き継いでいた。これに対し、寝室については側廊下に大型のベッドを配した主賓用寝室・便所・随員用寝室兼喫煙室という並びの9010、中央通路式でプルマン寝台を備えた主寝室・側廊下に便所・随員用寝室兼喫煙室を並べた9011、と2両で使用目的に合わせレイアウトに相違が存在した。 これらの特別車は主として海外からの使節・高官などの皇族・王族以外の要人の移動に供せられ、一般に1・2列車や5・6列車といった東海道・山陽本線優等列車の最後尾に随時連結して運用されたが、国内の皇族以外の貴顕・政府高官、特に朝鮮総督府高官の移動に多用されていたことが知られる。 オトク9010・9011への改称後、1928年の称号改正により19900形オヤ19900・19910形オヤ19910へ改番されている。 オヤ19910は1931年に廃車され、オヤ19900は1939年から1942年に救援車に改造、1953年の称号改正により19900形オエ19900に改番され、1956年に廃車された。 9010形ストク9010の形式図 9010形ストク9011の形式図
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