名鉄津島線とは? わかりやすく解説

名鉄津島線

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/05 06:41 UTC 版)

津島線(つしません)は、愛知県清須市須ヶ口駅から愛知県津島市津島駅までを結ぶ名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線


注釈

  1. ^ 日清戦争による大戦景気に後押しされて1890年代後半に起こった鉄道建設出願ラッシュのこと。これに対し、日本鉄道の設立に刺激されて全国各地で私鉄建設が計画された1880年代の現象を「第一次鉄道ブーム」と呼び、尾勢電気鉄道や関西鉄道は第一次鉄道ブーム期に計画された鉄道である[10]
  2. ^ 現在の犬山線に相当する路線を出願した「尾張電鉄道」とは異なる[13]
  3. ^ 後世には七宝町中心部(佐屋街道沿い)と名古屋の間に地下鉄名古屋市営地下鉄桜通線)を建設する構想も立ち上がっているものの、実現には至っていない。運輸政策審議会1992年答申(名古屋圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について)も参照。
  4. ^ 上流側では川の流れを円滑にするためなるべく多くの橋梁建設を要望したが、下流側では氾濫の危険からこれに反対した[17]
  5. ^ 開業当初は「新川」だったとする資料も散見される[16] が、「津島線竣工監査の復命書」の記載では「新川橋」となっており[8]、開業を知らせる『官報』の記載も「新川橋」である[18]
  6. ^ 開業当初は「諏訪」だったとする資料も散見される[16] が、開業前の段階で「諏訪」が停留場名であったのは確かなものの、開業時点では「藤浪」に改められている[8]。開業を知らせる『官報』の記載も「藤浪」である[18]
  7. ^ 名電市内線の市営化に伴い「郡部線」を運営する会社として1921年(大正10年)設立[19]
  8. ^ a b 『名古屋鉄道百年史』では1932年と記されているが、これは誤植である[22]
  9. ^ 津島駅構内はまだ冠水していたので、駅北方約500m、休止中の津島口駅付近に仮乗降場を設けて対応した[8]
  10. ^ 津島線内のみを走る列車は664列車(津島発須ヶ口行き、土休日のみ運行)と2363/2365列車(須ヶ口発津島行き、平日/土休日運行)の2本のみ[44]
  11. ^ 例外的な運用としては1966年3月改正から同年12月改正まで設定された弥富駅→常滑駅間の一般特急[51][55] などがある。
  12. ^ 1974年9月白紙改正で三河線直通系統の一般特急(毎時2本)は朝夕時を除いて新名古屋駅 - 津島駅間(名古屋本線内特急、津島線内急行。朝夕時の三河線内も普通運用)に縮小され、1975年9月改正で普通に変更された[51][57]
  13. ^ a b 西尾・津島特急系統が快速急行に格下げされた2008年6月改正以降も、上りのみ昼間帯は毎時1本は名鉄名古屋駅始発だったため、引き続き設定されていた。
  14. ^ 844A列車と749B列車は1994年3月改正で[78]、741列車は2000年3月改正で津島線内の種別が普通に変更(列車番号も761に変更)された[79]。761列車は2003年3月改正で再び急行741列車になるが、青塚駅は通過している[80]

出典

  1. ^ a b c d e f 『名古屋鉄道 今昔』 p.196
  2. ^ 「総説:名古屋鉄道」 p.11
  3. ^ a b 「輸送と運転 近年の動向 (2009)」 p.38
  4. ^ 『名古屋鉄道のひみつ』 p.81
  5. ^ a b 『名鉄120年:近20年のあゆみ』 pp.73-74
  6. ^ a b 『名古屋鉄道百年史』 p.289
  7. ^ a b 『尾西線の100年 保存版』 p.26
  8. ^ a b c d e f “津島線開通100周年記念展”
  9. ^ a b c 『東海地方の鉄道敷設史 III』 p.8
  10. ^ 『鉄道未成線を歩く 私鉄編』 p.159
  11. ^ 『東海地方の鉄道敷設史 III』 p.10
  12. ^ 「私鉄の創立ラッシュと鉄道国有化」 p.74
  13. ^ a b 『東海地方の鉄道敷設史 II』 p.90
  14. ^ a b c 『名古屋鉄道社史』 p.52
  15. ^ 『東海地方の鉄道敷設史 II』 p.92
  16. ^ a b c d e f g h 『名古屋鉄道社史』 p.56
  17. ^ a b c d e 『東海地方の鉄道敷設史 II』 p.93
  18. ^ a b c d 『官報』 「軽便鉄道運輸開始」 1914年1月30日
  19. ^ a b 『官報』 「鉄道譲渡」 1921年8月8日
  20. ^ 「名古屋鉄道の系譜」 p.44
  21. ^ 「名古屋鉄道の路線の主な変遷」 p.55
  22. ^ a b “津島線の歴史”
  23. ^ a b 『名古屋鉄道社史』 p.756
  24. ^ 「名古屋鉄道の系譜」 p.45
  25. ^ 『名鉄の廃線を歩く』 p.90
  26. ^ 「名古屋鉄道のあゆみ -その路線網の形成と地域開発-」 p.75
  27. ^ a b 『名古屋鉄道百年史』 pp.743-744
  28. ^ 『名古屋鉄道社史』 p.724
  29. ^ a b 『名古屋鉄道社史』 p.726
  30. ^ 『鉄道院年報. 明治42年度』
  31. ^ a b 『名古屋鉄道社史』 p.730
  32. ^ 『官報』 「軽便鉄道指定」 1912年3月16日
  33. ^ 『名古屋鉄道社史』 pp.732, 734
  34. ^ 『官報』 「軽便鉄道停留場設置」 1914年7月16日
  35. ^ 『官報』 「軽便鉄道停留場設置」 1915年8月9日
  36. ^ 『名古屋鉄道社史』 p.740
  37. ^ 『名古屋鉄道社史』 p.754
  38. ^ 『名古屋鉄道社史』 p.760
  39. ^ a b 『日本鉄道旅行地図帳 7号 東海』 p.48
  40. ^ 『名古屋鉄道社史』 p.776
  41. ^ 『名古屋鉄道百年史』 p.287
  42. ^ a b c d “伊勢湾台風と名鉄電車”
  43. ^ 『まるごと名古屋の電車 昭和ロマン』 p131
  44. ^ 『名鉄時刻表 Vol.26』 pp.140, 318, 326
  45. ^ a b 「名古屋鉄道の列車ダイヤ研究」 p.70
  46. ^ a b c “2023.3.18からの時刻表” pp112-119, 272-279
  47. ^ a b c 『まるごと名古屋の電車 ぶらり沿線の旅 名鉄・地下鉄(名市交)ほか』 p87
  48. ^ a b c 『尾西線の100年 保存版』 p.27
  49. ^ “平成20年12月27日(土)にダイヤ改正を実施”
  50. ^ 「輸送と運転 近年の動向 (2009)」 p.43
  51. ^ a b c d e f g h i j k l m 『日本鉄道旅行歴史地図帳 7号 東海』 p.54
  52. ^ “2023.3.18からの時刻表” p116
  53. ^ 『日本鉄道旅行歴史地図帳 7号 東海』 p.48
  54. ^ 『名鉄 昭和のスーパーロマンスカー』 p.53
  55. ^ 『日本鉄道旅行歴史地図帳 7号 東海』 p.52
  56. ^ 「“読者短信”に見る 名古屋鉄道の記録 1960年代後半 - 70年代前半」 p.161
  57. ^ a b c 『日本鉄道旅行歴史地図帳 7号 東海』 p.51
  58. ^ 『名鉄 昭和のスーパーロマンスカー』 p.57
  59. ^ 『名古屋鉄道百年史』 p1034
  60. ^ 『名鉄 名称列車の軌跡』 p.31
  61. ^ 「輸送と列車運転の現況」 p.18
  62. ^ 『名鉄時刻表 Vol.8』 pp.183, 355
  63. ^ 『名古屋鉄道百年史』 p.572
  64. ^ 『新版 まるごと名鉄ぶらり沿線の旅』 p62
  65. ^ 『日本鉄道旅行歴史地図帳 7号 東海』 p.57
  66. ^ “3月21日からダイヤを大幅改正”
  67. ^ 「2001年10月1日 名古屋鉄道ダイヤ改正」 p.138
  68. ^ a b 「名古屋鉄道空港線開業―1月29日名鉄ダイヤ改正」 p.117
  69. ^ a b 「輸送と運転 近年の動向 (2009)」 p.41
  70. ^ 『まるごと名古屋の電車 激動の40年』 p.186
  71. ^ “2023.3.18からの時刻表” p114
  72. ^ “平成17年1月29日にダイヤ改正を実施”
  73. ^ 『名古屋の電車 ぶらり旅して ここが気になる』 p131
  74. ^ 「輸送と運転 近年の動向」 (2006) p.33
  75. ^ 『名古屋鉄道百年史』 p1046
  76. ^ 『名鉄時刻表 Vol.6』 pp.172-173, 180
  77. ^ 『名鉄時刻表 Vol.7』 pp.172-173, 181
  78. ^ 『名鉄時刻表 Vol.11』 pp.201, 209
  79. ^ 『名鉄時刻表 Vol.17』 p.150
  80. ^ 『名鉄時刻表 Vol.19』 p.150
  81. ^ 「名古屋鉄道の列車ダイヤ研究」 p.71
  82. ^ 『変わる! 名鉄電車のゆくえ』 pp.191-192
  83. ^ 令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月11日閲覧。
  84. ^ 『第60回 愛知県統計年鑑』 p.219


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