新川町駅とは? わかりやすく解説

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新川町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/13 02:04 UTC 版)

新川町駅
公共施設として利用されている旧駅舎
新駅舎は旧駅舎の奥に所在
しんかわまち
SHINKAWA-MACHI
MU08 北新川 (1.0 km)
(1.1 km) 碧南中央 MU10
所在地 愛知県碧南市新川町三丁目113
駅番号 MU09
所属事業者 名古屋鉄道(名鉄)
所属路線 三河線
キロ程 37.1km(猿投起点)
知立から15.8 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
1,224人/日
-2023年-
開業年月日 1914年大正3年)2月5日
備考 無人駅駅集中管理システム導入駅)
三河線
新川口支線

(0.6km) 新川口(貨)


キロ程:0.0km(新川町起点)
廃止年月日:1955年昭和30年)2月1日
テンプレートを表示

新川町駅(しんかわまちえき)は愛知県碧南市新川町三丁目113にある、名古屋鉄道三河線。駅番号はMU09manacaが使用可能である。

本項ではかつて当駅から分岐していた新川口支線(しんかわぐちしせん)についても記述する。

歴史

駅構造

相対式2面2線の地上駅で、駅集中管理システム(管理駅は知立駅[6])が導入された無人駅である。互いのホームは構内踏切で連絡している。

券売機や改札がある新駅舎の手前に旧駅舎が公共施設として残されており、「新川まちかどサロン」の名称で自治体側が維持管理している[7]。駅集中管理システムの導入前は新川まちかどサロンで一部の乗車券を発売する簡易委託駅であった[8] (委託解除時点では尾西線以外で唯一の簡易委託駅)。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 MU 三河線(海線)[9][10][注釈 1] 下り 知立ゆき[12]
2 上り 碧南ゆき[12]

配線図

新川町駅 構内配線略図

刈谷・
知立方面

碧南方面
凡例
出典:[13]


利用状況

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は1,177人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中210位、 三河線(23駅)中21位であった[14]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は1,231人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中207位、 三河線(38駅)中21位であった[15]
  • 『愛知県統計年鑑』によると1日の平均乗車人員は、2006年度539人、2007年度535人である。三河線の駅では、23駅中20位である。
  • 『碧南の統計』『移動等円滑化取組報告書』によると、近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである[16][17]
年度 1日平均
乗降人員
2009年(平成21年) 1,103
2010年(平成22年) 1,106
2011年(平成23年) 1,133
2012年(平成24年) 1,137
2013年(平成25年) 1,177
2014年(平成26年) 1,168
2015年(平成27年) 1,217
2016年(平成28年) 1,237
2017年(平成29年) 1,298
2018年(平成30年) 1,298
2019年(令和 元年) 1,301
2020年(令和02年) 1,047
2021年(令和03年) 1,068
2022年(令和04年) 1,106
2023年(令和05年) 1,224

新川口支線

新川口支線は新川町駅から新川港まで通じていた三河線の貨物支線で、支線終点の新川口駅は新川港北岸の新川町浅間(現在の碧南市浅間町)[18]に位置していた。大浜港の大浜口支線とともに三河鉄道と海運を結ぶ中継拠点となっていたが、新川口駅として独立していたのは1955年昭和30年)までで、以降は新川町駅の構内側線として扱われた[2]

駅周辺

主な施設

バス路線

くるくるバス
碧南市からの委託により、バス会社が運行する運賃無料の市内巡回バス

隣の駅

名古屋鉄道
MU 三河線(海線)
北新川駅(MU08) - 新川町駅(MU09) - 碧南中央駅(MU10)
三河線新川口支線(1955年(昭和30年)廃止)
新川町駅 - 新川口駅

脚注

注釈

  1. ^ 名鉄公式サイトにおいては「三河線(知立〜碧南)」と表記される[11]

出典

  1. ^ a b c 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、45頁。ISBN 978-4107900258 
  2. ^ a b 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、120頁。 ISBN 978-4876701292 
  3. ^ 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、236頁。 ISBN 978-4876701292 
  4. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、870頁。 
  5. ^ “福祉拠点“発車オーライ” 名鉄新川町駅 駅舎改修『サロン』 碧南”、中日新聞、2001年1月6日朝刊、25面〔西三河版〕
  6. ^ SF カードシステム「トランパス」導入路線図 - 名古屋鉄道、2005年8月19日
  7. ^ 碧南市新川まちかどサロン”. 碧南市. 2014年5月8日閲覧。
  8. ^ “無人駅舎 福祉の拠点に 名鉄・新川町駅 碧南市が改装中 談話やゲーム楽しんで 来月オープン”、中日新聞、2000年12月9日朝刊〔西三河版〕
  9. ^ 清水武「名古屋鉄道各線相互の直通運転」『鉄道ピクトリアル』第246巻、電気車研究会、1971年1月、64頁。 
  10. ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、38頁。 
  11. ^ 三河線(知立〜碧南) 路線・駅情報 - 電車のご利用案内、2021年10月3日閲覧
  12. ^ a b 新川町(MU09)(しんかわまち) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  13. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  14. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  15. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  16. ^ 碧南の統計 - 碧南市
  17. ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 名古屋鉄道
  18. ^ 『鉄道停車場一覧. 昭和12年10月1日現在』”、国立国会図書館デジタルコレクション、2019年平成31年)3月31日閲覧。

関連項目

外部リンク




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