昇圧対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 14:13 UTC 版)
1960年代後半に予定されていた神宝線架線電圧の直流600Vから直流1,500Vへの昇圧に際しては、本形式は昇圧対応工事の対象車となり、30年越しの昇圧対応設計が役に立つこととなった。 昇圧対応工事と同時に(一部は先行して)ブレーキ装置がA動作弁を使用するA自動空気ブレーキから応答性の高いHSC電磁直通ブレーキに変更され、神戸線での6両編成以上の運用が可能となった。併せて、室内灯の蛍光灯化や、窓枠の金属化、天井への扇風機取付といった接客サービスの向上工事も行われている。 更新・昇圧対応・ブレーキ改造といった工事の実施後は、中間車化された900形や800系とともに神戸・宝塚両線で使用され、それまでに製造された高性能車各形式に伍して運用された。
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