昇圧対応と終焉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 04:13 UTC 版)
「京阪700系電車 (2代)」の記事における「昇圧対応と終焉」の解説
京阪線の架線電圧1,500V昇圧計画が具体化すると、本系列を含む吊り掛け駆動車各形式を始めとする、昇圧対応が不可能な各形式の扱いが問題となった。本系列については車体新製から経年が浅く車体の状態は良好であり、かつ600系 (2代)と比較して車体強度を向上させた構体設計が幸いして冷房装置の搭載が可能であったことから、車体のみを流用して昇圧に対応した主要機器を完全新製する形で昇圧対応を実施することとなった。改造は編成単位で運用されていた7両編成6本42両が対象となり、1977年(昭和52年)から翌1978年(昭和53年)にかけて順次施工され、改造を実施した車両は1000系 (3代)と形式称号が改称された。 なお、改造対象から外れた中間電動車781・799は1978年(昭和53年)に600系 (2代)へ編入されて680型690・691と改称・改番され、本系列は形式消滅した。その後の変遷は京阪1000系電車 (3代)の記事を参照されたい。
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