ディーバ / エレメントスクール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 07:57 UTC 版)
「創星のアクエリオン」の記事における「ディーバ / エレメントスクール」の解説
アポロ(APOLLO) 声 - 寺島拓篤 本作の主人公。太陽の翼・アポロニアスの転生者でもある。自然の中で自然と共に生きる少年。推定13歳。森の中に生きる生物たちや木々と会話することができ、彼らと時に家族のように、時に友人のように暮らしてきた。育ての親である「ジジイ」が他界する際に自らの住む森一帯を護るように言われて以来、森の守護者として生きてきた。正義感と責任感が強く、ゆえに攻撃的になることも多いが、本来は心の優しい純粋な少年である。TV版ではかなり幼い性格で、話が進むに連れ精神が成熟していったが、今回は始めからかなり落ち着いた性格となっている。 シルヴィア・ド・アリシア(Silvia De ALISIA) 声 - かかずゆみ 本作のヒロイン。旧アリシア王国の王女。14歳。物語序盤で頭翅との戦いで唯一の肉親である兄シリウスを亡くすが、悲しみに打ちひしがれることなく気丈に振舞い、堕天翅と戦い続ける健気な少女。エレメント能力は"サイコキネシス"。当初はアポロに対し反感を抱いていたが、次第に彼の真っ直ぐな性格を認め、心を許す。TV版とは違い、普段は髪を下ろしていて、戦いに出るときのみ髪を結い上げる。記憶錯誤により、自身はスコルピオスの転生者だと思っていたが、実際には"'セリアンの転生者"'である。 紅 麗花(こう・れいか / HONG Lihua) 声 - 小林沙苗 本作のもう一人のヒロイン。ディーバに所属するエレメントの中でもかなりの優等生。15歳。身体能力および戦闘能力が高く、体術に長けている。真面目な性格で、アポロニアスやセリアンの転生者の覚醒に希望を抱く周囲とは違い、転生者に頼らず自分たちのみで戦っていくべきだ、という信念を抱いている。TV版では自らを取り巻く不幸に振り回されるネガティブな人間だったが、OVA版では裏切り者であるスコルピオスの転生者としての苦悩が描かれている。また、その境遇を頭翅に利用される。記憶錯誤により、自身はセリアンの転生者だと思っていたが、実際には"'スコルピオスの転生者"'である。 シリウス・ド・アリシア(Sirius De ALISIA) シルヴィアの兄。16歳没。剣術に長け、右腕から高速震動を発生させそれを剣に伝達し物を断ち切る力を増幅させる能力を持っている。優秀なエレメントで、アポロニアスの生まれ変わりと噂されていた。しかし、堕天翅との戦いの最中、頭翅の乗るケルビム兵と交戦し、命を落としてしまう。 ピエール・ヴィエラ(Pierre VIEIRA) 声 - 小野坂昌也 炎を自在に操る力を持つ、陽気なムードーメーカー。17歳。仲間思いで、熱い性格。本作ではエレメントたちのリーダーを務めているような描写がある。TV版と違い、女好きではない。物語終盤に音翅の自爆に巻き込まれ、つぐみ・ジュンと共に殉死する。 グレン・アンダーソン(Glen ANDERSON) 声 - 風間勇刀 心優しい性格で、麗花に好意を寄せている。17歳。重力を操る力を所持している。幼い頃の夢は、大異変以前に計画されていた有人木星探査計画に志願すること。堕天翅との戦いの影響で計画が頓挫した現在でも、自作ロケットの製作、打ち上げを行うなど宇宙にかける情熱は潰えていない。TV版では一話で重傷を負ってディーバを離隊し、後に新国連軍所属として復帰したが、OVA版ではディーバのエレメントとして健在である。 つぐみ・ローゼンマイヤー(Tsugumi ROSENMEIER) 声 - 日笠山亜美 機械弄りが得意な少女。15歳。ちょっとドジで、天真爛漫な性格。眼鏡がトレードマーク。自身の感情の昂りを引き金に、自身の周囲に爆発を起こす能力を持つ。物語終盤に音翅の自爆に巻き込まれ、ピエール・ジュンと共に殉死する。 ジュン・リー(Jun LEE) 声 - 阪口大助 天才ハッカーの少年。14歳。オタク気質。眼鏡がトレードマーク。フィルムやデジタル画面にイメージを念写する能力を持っている。物語終盤に音翅の自爆に巻き込まれ、殉死する。 クルト・クーリック(Kurt KLICK) 声 - 朴璐美 二卵性双生児のテレパシスト。クロエの弟。14歳。顔立ち・声・性格全てが姉と非常に良く似ている。 クロエ・クーリック(Chloe KLICK) 声 - 朴璐美 二卵性双生児のテレパシスト。クルトの姉。14歳。顔立ち・声・性格全てが弟と非常に良く似ている。ピエールに好意を寄せている。 リーナ・ルーン(Rena RUNE) 声 - 佐藤ひろ美 創星の書を元に様々な予言をする盲目の少女。年齢不詳。霊感が強く、周囲の環境や人の心をオーラの形状、色などで判断することが出来る。その力に加え浮遊能力・テレポート能力も持っているが、普段は車椅子を使って移動している。 不動GEN(ふどう・ゲン / GEN FUDO) 声 - 石塚運昇 神速の魔術師と呼ばれる、年齢不詳の男。ディーバの司令官兼エレメントたちの教官。魔術師の名に相応しく、人の心を読み取ったり、あらゆる場所へ一瞬で移動したりすることができる。「ディーバのため」でも「人類のため」でもなく、「地球のため」に行動している。 ソフィア・ブラン(Sophia BELIN) 声 - 玉川紗己子 サイコセラピストの女性。27歳。エレメントたちの心のケアを担当し、また司令室ではGENやジェロームへのアドバイザー的な役目も果たしている。 ジャン・ジェローム・ジョルジュ(Jean-Jerome JORGE) 声 - 飛田展男 ディーバの副指令を務める。軍事や防衛学を中心に数々の博士号を持ち、また13ヶ国語を習得している学者タイプの男。24歳。真面目で堅い性格で、悪く言えば融通が利かない。堕天翅の猛攻に対し確かな戦果が挙げられない現状にやや焦り気味。
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ディーバ / エレメントスクール
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「創聖のアクエリオン」の記事における「ディーバ / エレメントスクール」の解説
アポロ(APOLLO) 声 - 寺島拓篤 本作の主人公。推定13歳。劇中ではアトランディア最強の守護天翅“アポロニアス”の生まれ変わりとされているが、「オレは、オレだ」と本人は否定している(次作でペットの“翅犬”の生まれ変わりであることが示唆されている)。時折、アクエリオンの力により過去生にアクセスしてアポロニアスへと人格転移する(が、あくまで翅犬の記憶から引き出しているだけである。またアポロニアスは不動GENである)。 難民キャンプに独りでいたところをバロンに助けられて以来、相棒となって行動を共にしていた。アポロという名もバロンが名付けた。その後は同じ身寄りのないチビコら子供達と盗んだ食料を分け合い、荒廃した街で厳しい環境を生き抜いていた。第1話でエレメント能力者の捜索任務にあたっていたシルヴィアとピエールに発見される。収穫獣の襲撃でバロン、チビコを含む仲間達が全員連れ去られ、自身も捕らわれそうになったことでエレメント能力者として覚醒。アポロニアスに導かれ、機械天翅アクエリオンの搭乗者となりケルビム兵を撃破した。ディーバに保護され、以後はエレメントスクールの一員となる。リーナからは『闇の獣』と呼ばれ(彼女の心の眼では四足歩行の獣に映っていた)、怒りに我を忘れると黒い禍々しい闘気を全身から放つ。 根っからの野生児で実益(捕食)を兼ねた狩りが趣味。視力は両目とも5.0以上。野生の勘が鋭く、赤外線レーザーでイオン化した空気の匂いを嗅げるほど鼻が利く。このためライバルのシリウスからはしばしば野良犬と表される。その食い意地は周囲が呆れるほど。非常に戦闘能力が高く、エレメントスーツを着用せずとも神話型アクエリオンを乗りこなす反面、友を助けたい気持ちも相まってヘッドを無理やり務めようとしたり、単身アトランディアへ乗り込もうとするなどしばしば和を乱す行動をしていた。だが、不動の特訓と助言。また、戦いを通じて新たな仲間達との友情を深める内に、人間的に成長を遂げる。根は友情に厚く仲間思いであり、また粗野に見えて繊細で、他者の気持ちにも敏感。そういった面は、時に麗花やピエールを立ち直らせ、孤立していたリーナを導いた。次作『アクエリオンEVOL』において「野卑で身勝手かつ独り善がり」という性格の半分はカグラに、「繊細で(人間関係においては)不器用だが純粋で心優しい」という性格の半分はアマタに受け継がれた。 ディーバ基地への潜入を目論む頭翅の策略でバロンを目の前で殺され、シリウスやシルヴィアの抱える翅の秘密を知ってしまう。シルヴィアとは最初反目するも、次第に相思相愛の間柄となる。生まれや性格が正反対のシリウスとは相容れず度々衝突を繰り返すも、二人が対立し互いを認め合うことでアクエリオンは秘めた力を解放していく。 主にベクターソルに搭乗(OVA版でも同様)。ソーラーアクエリオンのヘッド(アポロ搭乗時のみソーラーアクエリオンと呼称される)。作中終盤までは「太陽の翼」はアポロを指すのではないかと思われていたが、頭翅の求める「太陽の翼」とは神話的複合生命体であるアクエリオンそのものを指す。最終話において、太陽の翼を以って地球を救うために、頭翅・シリウスとともに新たな生命の樹となった神話型アクエリオンと共に世界を救う人柱の一人となった。その際、シルヴィアに「1万と2000年後に逢おう」と告げた。こうして、アポロとシルヴィアとしては永遠の別れとなったが、その言葉通り1万2000年後に再会は果たされることとなる。 OVA版では、人里を離れて暮らす老人に育てられた野生児という設定だが、TV版よりもやや大人びている。自然を破壊する人間達を憎悪し、森や動物達と暮らしていた。神話型アクエリオンの発見と同時にディーバに迎え入れられるが、就寝中に何者かに刺される。 シルヴィア・ド・アリシア(Silvia De ALISIA) 声 - かかずゆみ 本作のヒロイン。14歳。シリウスだけにはシルヴィと呼ばれている。短めの前髪が特徴。12000年前の大戦で、堕天翅族のアポロニアスと恋に落ちた人間の女戦士セリアンの過去生を持つ。つまり、(光の記憶を受け継ぐ)セリアンの転生者。アポロが人格転移した際にはセリアンの人格が蘇る。アポロニアスとセリアンの娘、アリシア姫の子孫で、シリウスとは兄妹。アリシア王国の王女として育てられた。体術面に優れ、壁を殴り壊せるほどの怪力を持つ。念動力を使う。勝ち気でロマンチストなじゃじゃ馬娘。アポロに負けず劣らず食い意地が張っている。またがさつでよく物を壊す。アポロからは「ボケ姫」などと罵られる。 両親を喪い、共に唯一の血縁者であるという特殊な兄弟関係からか極度のブラコン(血が繋がっていなかったら恋人になりたいと考えているほど)で、シリウスと仲の良い麗花に嫉妬するが1話のように負傷した時は駆け寄って心配する。最初は野蛮なアポロを毛嫌いしていたが、二人で琥珀に封じ込められていた翅に触れ過去生にアクセスしたことや、合体を通じてアポロの感情や過去の記憶を知ったこと、何よりアポロが見せる強さや優しさに触れたことで、アポロを深く愛するようになる。シリウスとは異なり、仲間達と積極的に交流し溶け込む。 主にベクタールナに乗り込む(OVA版ではベクターデルタに乗る)。アポロニアスとセリアンの娘で両手に翅を持つアリシア姫の子孫であるため、「翅を受け継ぐ者」(堕天翅族の末裔)として左手に赤い翅がついており、シリウスの翅が右手にあることと対照的である。赤い翅は常にリストバンドで隠している。 セリアンは純粋な人間であり、翅は彼女の過去生を受け継ぐ証ではなく、アリシア王家がアポロニアスとセリアンの娘であるアリシア姫の末裔であるため代々、身体的特徴として受け継いできた可能性がある。 後に離反したシリウスの誘いを蹴って、アポロや仲間達を選び最愛の兄と戦うが、シリウスの手でアトランディアへ連れ去られる。アトランディア決戦の終盤で、生命の樹と地球の危機を前にしてもいがみ合う頭翅・シリウス・アポロを和解させ、創聖合体を成功させた。最終話で助け出したチビコに「アポロはどこ?」と聞かれ、自分でも誰かに聞きたい気持ちを抑えつつ、「いつか、この地に帰ってくる」と答えている。 OVA版では、非業の死を遂げた兄の敵を討つため堕天翅と戦っていたが、裏切り者スコルピオスの生まれ変わりとの誤解もあって仲間達から孤立していた。封じの腕輪 シリウスとシルヴィアがそれぞれつけている金属製リストバンドの名称。翅を隠し、翅の力が外に放出しないようにするもの。 シリウス・ド・アリシア(Sirius De ALISIA) 声 - 杉田智和 シルヴィアの兄。アリシア王国の王子として英才教育を受けていた。16歳。剣術に長けている他に、右腕から高速震動を発生させる能力を持ち、それを剣に伝達・物質を切断できる。 物語前半は完全無欠のナルシストで自惚れが強く、高飛車な発言が目立っていた。他人と相容れず、理解者である麗花や溺愛する妹のシルヴィアを除いては心を開かず、特に不動に対する警戒心が強かった。人前では決して食事をせず、プライベートでは仲間達とも距離を置く。美しい物をこよなく愛し、暇さえあれば薔薇園の手入れをしている。また時に詩を口ずさむ。アポロとは犬猿の仲であり、常に冷静なシリウスも野卑なアポロに対しては激情し、醜い取っ組み合いや罵り合いをすることが多い。グレンや麗花とはエレメントスクールのトップ3でアクエリオンの最初の搭乗者として合体を成功させたこともあって仲が良かった。最初は麗花を利用していた(地下迷宮では罠避けに使う)が、控えめな理解者として寄り添う彼女に特別な感情を抱くようになり、双翅の異次元空間に閉じ込められた時は、醜くなった自分の姿を見られまいとして顔を隠していた程、意識していた。 主にベクターマーズに搭乗し、アクエリオンマーズのヘッドとなることが多い。シルヴィアと同じく「翅を受け継ぐ者」で、右手に赤い翅を持つ(シルヴィア同様、リストバンドで赤い翅を隠している)。シルヴィアはシリウスこそがアポロニアスの生まれ変わりと信じており、シリウス自身もそう信じていたが、過去生を思い出せず、そのことで両親から責め苛まれた苦い過去を持つ。 翅の秘密や他人と相容れないこと、何より過去生へのこだわりが元で頭翅に籠絡される。双翅への非道な所行が決定打となり、人類を見限りベクターマーズと共にディーバを離反する。麗花の制止に心揺らぐが、シリウスの腕にある翅を見た麗花が一瞬躊躇したことで決別してしまう。堕天翅の先兵として「詩翅(シリウス)」を名乗り、ケルビム兵とベクターマーズを合体させたケルビム・マーズに搭乗し、かつての仲間達に容赦なく戦いを挑む。 実のところ、シリウスはセリアンの魂が二つに割れた片割れの過去生を持つ。つまり(闇の記憶を受け継ぐ)セリアンの転生者。あまりに罪深い記憶である故、過去生を思い出そうにも思い出せなかった。アトランディア決戦でその事実が明らかとなり、頭翅に利用されていたに過ぎないことが発覚してからは頭翅を憎悪し、アポロと協力して頭翅を打ち破る。 死に瀕した生命の樹と地球を救うためにはアクエリオンの力が必要であると分かり、ベクタールナを奪い逃走した頭翅をアポロと共にベクターマーズで追撃。重大な危機を前にしてなおもいがみ合うが、シルヴィアに諭されて創聖合体を成功させる。無限合體拳で崩壊する大地を繋ぎ止め、新たな生命の樹となったアクエリオンと共に世界を救う人柱の一人となる。 OVA版ではベクターオメガに搭乗。物語の開始直後に頭翅との戦いで戦死。一人残されたシルヴィアが復讐心を滾らせる原因となる。 ピエール・ヴィエラ(Pierre VIEIRA) 声 - 小野坂昌也 陽気なムードメーカーでスポーツ万能にして軽薄。無類の女好きで手当たり次第に女性を口説くのが趣味。リーナを除き、年上のソフィアを含む主要な女性キャラ全員を口説いている。一軍エレメントの中では17歳と最年長。若いエレメント達の兄貴分であり、ジュンの良き(?)相談相手。若くして人気チームのプロサッカー選手だったが、試合中にチームメイトや観客が神話獣に攫われてしまった悲しい過去を持つ。大事な友を奪われたことで堕天翅を激しく憎むが、普段は心の奥にしまい込んでおり、同じ境遇のアポロを理解しながら冷静にたしなめた。ディーバ基地への潜入を目論む頭翅の策略でバロンと人類を秤にかけられたアポロを皆が制止する中、「男にはやらなきゃいけない時がある」と友を救おうとするアポロに力を貸しバロンを目の前で失ったアポロをその後も叱咤激励するなど実は熱血漢な面もある。 膝から爪先にかけての発火能力と、気配を察知する知覚力を使いこなす。手当たり次第に女性を口説くのは、実は失恋のショックを隠すための強がり。初恋の女性であるエスペランサが兄と結婚すると知り、精神的に不安定になったことで「合体依存症」に陥るが、見事克服してみせた。第18話にて、クロエの変装をしながら冗談交じりで「クロエは自分に気がある」と演じていたが、実はクロエが本当に自分を意識していたことを知り、後にクロエの好意を素直に受け入れた。 状況に応じてベクターソル・ベクターマーズに搭乗。アトランディア決戦ではベクターオメガに搭乗。 音翅とは因縁があるようで、ディーバ基地襲撃時には麗花・つぐみと共に音翅を撃退、アトランディア決戦では麗花・リーナと共に撃破している。また、OVA版でもつぐみ・ジュンと共に頭翅を庇った音翅と差し違えている。 OVA版では兄貴分という役割は変わっていないが、責任感と義務感に溢れ、とても真面目で軽薄なところは全くない。 劇場版「壱発逆転篇」では後期主題歌である「Go Tight!」を下品に歌い、ジュンからたしなめられている。 紅 麗花(こう・れいか / HONG Lihua) 声 - 小林沙苗 自身を「不幸を呼ぶ女」と称する超ネガティブな少女。15歳。学力も戦闘能力も常に上位の成績。中国拳法の使い手で、アクエリオン搭乗時もそれを生かしたアクロバティックな動きを披露している。 面倒見がよく人望があり、後輩のつぐみやジュンだけでなく、二軍以下の下級生達からも慕われている。スタイルは良いが、バストのサイズや体重を気にする女の子らしい一面もある。物の記録を読むサイコメトリー能力を持つ。霊感が強いためか本人の能力は高いが、行く先々で奇妙な事故やトラブルが多発してしまう。その能力をシリウスに罠避けとして利用されたこともある。 シリウスを異性として意識しているため、妹のシルヴィアとは犬猿の仲。シルヴィアから一方的に嫌がらせをされることが多かったが、実は麗花もシリウスの迷惑を顧みず甘えることが多いシルヴィアを疎んじていた。第17話ではダイエット成功のため共闘。シルヴィアが精神的に成長したこともあり、二人の仲は改善された。 惚れっぽい性格なのか、シリウスだけでなくグレンやアポロに対しても好意を抱いている。シリウス離反時には自分を責め続けた。グレンに対しては自分のミスで重傷を負わせ、その結果更なる不幸を与えたという悔恨の気持ちが強い。アポロには自信を喪失したり自責の念で落ち込んでいるところを救われることが多かった。 第1話での最初の合体ではヘッドを務めるが、グレンに重傷を負わせたトラウマから実戦ではなかなか能力を発揮できなかった。第11話以降はアポロ・シリウス・シルヴィアの三人に次ぐ活躍をみせる。機転も利き、大破したベクターソルをベクタールナで抱え上げ合体することでアクエリオンソルナを急造。「三位一体火炎爆雷破」で音翅を撃退。アトランディア決戦では強攻型アクエリオンに搭乗し「不幸断絶拳」で音翅を倒した。 その過去生はアポロニアス・セリアンに次ぐ第3のエレメントであった“スコルピオス”。 OVA版では頭翅に籠絡されて利用されアポロに傷を負わせ、シルヴィアを追いつめた。 ジュン・リー(Jun LEE) 声 - 阪口大助 ネオアジア第17エリア出身。14歳。頭脳明晰で、国家の中枢機関をも脅かす天才ハッカー(彼によれば国家最重要機密事項のセキュリティプログラムですらも「ザル」らしいが、逆探知されたようだ)。機械類にもとびきり強く、劇中ではよくつぐみと何かを直している。うんちくを語らせたら止まらないほど博識。性格は温厚で控え目。恋愛には奥手でその方面に関してはピエールを師匠とする。念写能力を持ち、なぜか映像ではなく、フィルムやデジタル画面の方にイメージを投写できる。第15話のラストにてピエールと同じく「合体依存症」の兆候が現れる。そのエピソードは語られていないが、数度次回予告にて発作が起こっていた。 かなりのおたくでパソコンの上には美少女ゲームのフィギュアが置かれている(しかも動いて声も出す)。物語中では誰もこのフィギュアに対してツッコミを入れていない。さらに第18話での各人のコスプレは彼の発案。 つぐみに好意を抱いているが天然の壁に阻まれている。アクエリオン搭乗の一軍メンバーでは唯一人アトランディア決戦でまったく出番がなかった。まじめな性格で「僕はアクエリオンにのれなくも大丈夫なんですよ」などと話す場面がある。 つぐみ・ローゼンマイヤー(Tsugumi ROSENMEIER) 声 - 日笠山亜美 ドジでノロマだが天真爛漫な少女。眼鏡で巨乳の15歳。機械の修理が得意で、同時に機械オタクでもある。興奮すると心拍数が上がり、そのせいで周囲に爆発を起こしてしまう能力を持つ。この能力ゆえに周囲から中傷され、激しい自己嫌悪に苛まれていた。先輩にあたる麗花に対し、同性愛と誤解されるほどの好意を抱いている。天然で麗花が面食らう質問を浴びせることが多い。同期でメカ好きという共通点のあるジュンとは仲が良く、一緒にいることが多い。また、ジュンの念写能力と爆発能力を合体させた「逆念写爆破」というコンビネーション技を使う。天然でジュンからは好意を寄せられているが気づいていない様子。終盤ではアクエリオンエンジェルで「爆愛無限光」を放ち、アトランディアの結界を破った。 リーナ・ルーン(Rena RUNE) 声 - 佐藤裕美 ミステリアスな雰囲気を持つ少女で、創聖の書を読み解くディーバの預言者。11歳。目が見えず足が不自由ではあるが霊感が人一倍強く、人の心をオーラの形状や色彩として感知できる。性格は小悪魔的でお茶目。シルヴィアと同じくツンデレな面もある。目は見えないが超視力を有し、光の反射によって目に映るものを見るのではなく、超感覚的に空間や物質を認識する。普段はi-REALに似た浮かぶ椅子で移動している。自身が恐れているためか、様々な能力を隠しているが、堕天翅のように空中に浮いたり、テレポートしたり、動植物や自然の"声・歌"を聞いて心を交わせることができる。第17話ではそれらの能力を使って神話獣に侵食されたアクエリオンを回復(食物連鎖の循環による復活)させた。満月の夜は自分が何をしているのか分からなくなる時があると言い、吸血に勤しんでいたと思えなくもない発言がある。実際に血を吸っているのか血を吸うように見えるだけなのかは不明であるが、とにかく血を吸うことでのプラーナの吸収と、その後の放出が可能。プラーナを利用できることと関連してか、自力での瞬間移動(テレポーテーション)能力を持つが、その瞬間移動はディーバ基地からアトランディアへと移動できるほどである。リーナいわく「私の恐ろしさは私が一番よく知っているから」との事。 アクエリオンにはTV版で2回搭乗した。1度目はソーラーアクエリオンが銀色に輝き、シルバーアクエリオンと呼ばれている。2度目は第26話でアトランディアまで瞬間移動、放棄されていた強攻型のベクターに搭乗して再起動した。自室の水槽にナマズを飼っており、ベッドにもナマズのぬいぐるみを置いている。 アポロの過去生についての秘密は本編で最後まで語られることはなく、続編アクエリオンEVOLまで持ち越されたが、本編の段階で不動とリーナだけは正体を見抜いていたようである。 クルト・クーリック(Kurt KLICK) 声 - 朴璐美 二卵性双生児でテレパシスト。クロエの弟。14歳。テレパシー能力を持ち、クロエとの間で最も強く発動できる。顔も声も似ているが、性格も酷似。犬が好き。姉のクロエが女ったらしのピエールに好意を寄せていたことが判明した際にはかなりのショックを受けていた。一軍メンバーの中では戦闘能力で劣るためジェロームから出撃を止められるほど。ゆえにアクエリオン搭乗の機会が最も少ない。主に司令所でのオペレーター業務を担当するが、カゴメオペレーションでは輸送機を操縦していた。 クロエ・クーリック(Chloe KLICK) 声 - 朴璐美 クルトの双子の姉。14歳。猫が好きなところ以外はクルトと一緒。性格は真面目な堅物でエレメントスクールにおいては委員長的な役割をこなしている。 かなりの美人であるにもかかわらず、本人いわく男が近寄ってこないらしい。しかし、第18話でピエールを意識していることが判明しており、それ以前にもピエールが自分を女として意識していないのではと不安を感じている節があった。その話以降は多少ピエールに積極的になり、ピエールもまた彼女の思いを受け入れるに至り、相思相愛になった。終盤でピエールのためにフルーツケーキを焼くが、種子型神話獣に襲われ昏倒。彼女を救うためにピエールは出撃する。ツン⇒デレ。 ほとんどのメンバーが夢に囚われ戦闘不能となった第9話では不眠症だったことが幸いして無事。ベクタールナに搭乗している。 不動GEN(ふどう・ゲン / GEN FUDO) 声 - 石塚運昇、大塚明夫(パチスロ『Pフィーバーアクエリオン ALL STARS』) 年齢不詳。顔に古傷があるなど強面。特殊機関「地球再生機構ディーバ(DEAVA)」AQ運用部隊の司令官、およびエレメントスクールの教官。趣味が茶道であることを除けば経歴・出身など一切不明で謎が多く、文字通りの神出鬼没で手品のように様々なことを成し遂げる。このため神速の魔術師と称される。 元アクエリオン発掘調査団メンバーであり、その後行方不明となっていたが、突如ディーバの司令として赴任する。彼が語る数々の名言にはインパクトと妙な説得力がある。アポロが命令違反を繰り返しても受け流し、エレメント達がその名言をヒントに窮地を打開するというパターンが定着している。また変装の達人でもあり、リーナに変装した際、自ら正体を明かすまで誰一人気付かなかった(変装を解いた姿は、服装はリーナで顔が不動というあまりにも不気味な姿である)。 12000年前のアトランディア大戦の際、「第三のエレメント」としてアポロニアス・セリアンと共にアクエリオンに搭乗して戦ったのではないかという推論が劇中でソフィアによって示されていたが第3のエレメント・スコルピオスは麗花の過去生であり、その推論は間違いであると判明。正体は、続編『アクエリオンEVOL』にてアポロニアスの転生者その人であることが明らかになった。 DVD-BOXなどの特典として収録されているキャラホビ2005ステージドラマ「不動を探せ!」ではエレメント達が不動GENの謎に迫っているが、努力の末に「私に挑戦しようとは、一万二千年早いわ!」と不動に一蹴されてしまっている。 TV版EDではラストシーンにおいてただ一人山上で光の立方体を召還。その立方体が地球を背後に最終話タイトル「世界がはじまる日」を形作るというデウス・エクス・マキナを示唆する演出で、TV版全編が終了する。 OVA版でもその立ち位置はほとんど変わっていないものの、人類ではなく地球の未来を憂いている。 2020年のパチスロ『Pフィーバーアクエリオン ALL STARS』では、担当声優の石塚が死去しているため、大塚明夫が新規にキャスティングされている。 ソフィア・ブラン(Sophia BELIN) 声 - 玉川紗己子 エレメントスクール生の心のケアを担当するサイコセラピスト。27歳。また授業では教官として度々登場している。度重なる戦闘や不動司令の厳しい特訓に悩み苦しむエレメント達の心と体を癒している。アクエリオンを始めとして様々な知識を持っており、博識。基本的に多忙のようだが、暇を見つけては不動司令のお茶の相手をよくしている。不動に好意を抱いているが軽くかわされている。キャラクター設定者は彼女をかなりの巨乳として設定している。 ジャン・ジェローム・ジョルジュ(Jean-Jerome JORGE) 声 - 飛田展男 ディーバAQ運用部隊の副司令官。24歳。軍事・防衛学に関わらず数々の博士号を有する他、13ヶ国語を習得しているなど博識。だが、人徳と人望には恵まれていない。突然着任して最高指揮官の座を奪った不動に負けじと頑張るが、空回りが多い。ヒステリックな性格で特にアポロたちエレメント候補生には頭を悩ませられている。第一話からいきなりシリウスに反抗され、その後回を追う毎にどんどん不幸な立ち位置になっていった。しかし、後半の不動司令が不在の際の英断は、それまでの彼のイメージを払拭するのに十分なものであり、物語を通して唯一の見せ場らしい見せ場だった。少々マザコンの気があり、派手なリアクションでアクエリオンのコメディ部分を担当する。 CRフィーバー創聖のアクエリオンではアクエリオン合体時の演出に登場するが不動(期待大)、ソフィア(期待中)に比べ期待値が低い。それを逆手にとるかのように、続作CRフィーバー創聖のアクエリオン 転翅篇では一旦登場したジェロームを押しのけて不動が登場するという演出も加えられた。 グレン・アンダーソン(Glen ANDERSON) 声 - 風間勇刀 エレメントスクールで常にシリウスや麗花と成績の上位を争っていた優等生。17歳。生真面目で優しい性格で麗花に好意を寄せていた。初のアクエリオン合体実戦訓練でベクターソルに乗り込むが、被弾して重傷を負い、昏睡状態に陥ってしまう。後に新国連軍の手により、堕天翅の羽を移植されて復活し、強攻型アクエリオンの搭乗員となる。その際に人格が崩壊してしまい、敵に回ったシリウス(詩翅)と激闘を繰り広げた。アトランディア決戦では新国連軍の強攻型部隊を率いて先陣を切る。麗花の呼びかけで自我を取り戻すが、両翅と差し違えた。 OVA版では新国連軍の大尉として終盤まで健在であり、アクエリオンチームを率いて活躍する。 CRフィーバー創聖のアクエリオンでは彼の登場する演出自体が大当たり確定のプレミアで破格の扱いを受けている。
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