堕天翅族
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聖天翅・頭翅(トーマ / TOMA) 声 - 森川智之 頭に翅を持つ堕天翅族の前線指揮官。元アポロニアスの恋人。アポロニアスの魂の復活を果たすため、そしていまだ結晶の中に封じられたままの仲間たちを封印から解き放つために人間狩りを進める。麗花を惑わし利用して状況を翻弄するなど暗躍した。物語終盤にアポロと翅の契りを交わし、お腹に子を孕むも流れる。アポロ・シルヴィア・麗花の攻撃に斃れる。 音楽翅・音翅(オトハ / OTOHA) 声 - 兵藤まこ 女性の姿をした堕天翅。現在の頭翅の恋人。腕から垂れ下がった翅をハープのように奏でることができ、その音色は様々な現象を引き起こす。現在目覚めている数少ない堕天翅の1人。心から頭翅を愛しているがTV版と違い、嫉妬する事はなく、頭翅をピエール・つぐみ・ジュンの攻撃を自身に当てさせ自爆する。 老賢翅・夜翅(ヨハネス / JOHANNES) 声 - 青森伸 蝙蝠の翅を持つ堕天翅の最長老。現在目覚めている数少ない堕天翅の1人。天翅族の完全なる復活を望み、頭翅に対し更なる人間の収穫を命令する。
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堕天翅族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 13:52 UTC 版)
堕天翅族というのはあくまで人類側からの呼称であり自称は「天翅」。身体に翅を持つこと、口を全く動かさずに会話すること、重力に縛られず逆さまの状態でも居られることなどが主な特徴でプラーナを吸収して活動する。人類を「翅無し」と見下している。これに対し人類側も「翅有り」と蔑称している。 聖天翅・頭翅(トーマ / TOMA) 声 - 森川智之 トーマ・エパノルトとも。堕天翅族の前線指揮官。外見は若く美しき青年男性風。12000年前はアポロニアスの許婚だった。アポロニアスが人類側へついたのは人間(セリアン)が籠絡したせいだと思い込み、人間を激しく憎しみ見下している。頭脳戦や心理戦を得意としてアポロ達を苦しめた。中でもバロンを使ってディーバ本部を急襲したことでアポロの心を深く傷つけ、シリウスを言葉巧みに籠絡して裏切らせ、先兵として散々に利用した。 幾多のアクエリオンとの戦いにおいてアポロ達と関わっていく中でもその心中に変化はなかったが、最終話においてシルヴィアを介してのセリアンの記憶と意志を見、アポロニアスが本当は堕天翅族と人類の共存を願い、それにより地球を救おうとしたことを知り、アポロニアスの願いと人間の弱さ、そして真意を理解しようとしなかったことを悔やみ、そしてその意思を継ぐべく「太陽の翼」となってアポロ・シリウスと共に世界を救う人柱になることを決意する。 だが、彼の相反する理性と感情とが地球に深刻な悪影響をもたらしてしまった。特にセリアンへの復讐心は「狂気」と言える次元まで高まることになる。 また、アポロニアスと信じたアポロが下等な翅犬であったことから、人柱になったことを激しく後悔し、このことが次作で争いの引き金となっている。 OVA版では、アトランディアの状況がTV版以上に逼迫していることもあって積極的に最前線に立つ。シリウスを殺害し、アポロを誘い出すために森を焼き払い、麗花の抱える闇の記憶を巧みに使って籠絡し、結果としてシルヴィアをも激しく苦しめた。太陽の翼と交わり子を成すことを目的とするなど、TV版よりも女性的な面が強調されている。 音楽翅・音翅(オトハ / OTOHA) 声 - 兵藤まこ 美女の堕天翅。眼が4つある(上の二つの眼は普段は瞑っているため眉に見える)。左腕からレースのように下がった羽で美しい音楽を奏でる。しかしその音色は、使い方によっては人を狂わせたり、気象を操ったりと恐るべき能力を持つ。現在の頭翅の恋人で、嫉妬心も強い。最終話で頭翅が乗り捨てた「ケルビム・ヴェルルゼバ」に乗り込みシルヴィアを襲うが、麗花・ピエール・リーナの強行型アクエリオンに阻止され、麗花の「不幸断絶拳」で撃墜され戦死する。 OVA版でもTV版と同様に頭翅の片腕として働くが、最期は頭翅を庇いピエールらと相討ちになる。 老賢翅・夜翅(ヨハネス / JOHANNES) 声 - 青森伸 この世の闇を司る、コウモリの羽を持つ最長老堕天翅。特殊能力を有する天翅達を生み出した開発メンバーの一人である。自身の寿命が残りわずかなのを分かっており、人類の生命から生み出されるプラーナをできる限りアトランディアにある生命の樹へと注ぎ込み、残りわずかとなった堕天翅族が再興することを望んでいる。 OVA版ではアトランディアの衰退が顕著となっており、頭翅と音翅を除く堕天翅族が凍り付いている中、身体の大部分を失ってなお健在である。 戦翅・両翅(モロハ / MOROHA) 声 - 矢尾一樹 虫のような体形と剣状の腕を持つ戦闘型堕天翅。非常に気位が高く好戦的で、頭翅をライバル視している。専用のケルビム兵「ケルビム・イスキューロン」に乗り込む。アトランディアの決戦ではグレン率いる新国連軍を終始圧倒するが、グレンが命と引き換えに行なった自爆により戦死する。 TV版では戦翅としての活躍は数話に過ぎなかったものの、劇場版「壱発逆転篇」ではディーバ本部を急襲して後一歩のところまで追い詰める活躍を見せる。 原型翅・錬翅(レンシ / LENSI) 声 - 石塚運昇 神の指を持つと言われており、自ら作成したフィギュアに神話力を加えることにより、神話獣を作り出すことができる能力を持つ堕天翅。耳の辺りに羽をもつ。『アクエリオン コンプリート』106ページには次のようにある。 ケルビム兵は工場で生産されるものではなく、堕天翅族「レンシ」により原型製作(コンセプトデザイン)が行われる。その原型をもとにして「知恵の樹」で細部の遺伝子設計が行われる。その遺伝情報が「生命の樹」に送られ「生命の樹」の端末「ケルビム生育プラント」により生産される。この一連の過程を「神話的複製」と言う。 生産は「生命の樹」の地下の組織で行われる。根の部分の先に球根のように巨大なケルビム養育プラントが多数あってその中にケルビム兵が「実る」のである。ケルビム兵の背中には花のがくのような構造が付いているがそこがケルビム兵が「生命の樹」と繋がっていた胎盤部分である(重ケルビム兵では後頭部が胎盤部分となる)。帰還したケルビム兵は、「生命の樹」と接続してプラーナを再充填しエネルギーを補給したり改良を行うことができる。 怪力翅・剛翅(ゴウシ / GOUSHI) 足まで届く巨大な腕を持つ大型堕天翅。尻尾まで続く鬣のような羽を持っている。目立った活躍はない。 小天翅・双翅(フタバ / FUTABA) 声 - 川上とも子 堕天翅族最後の子供天翅。足首に翅を持つ。最後の子供として甘やかされながら育ったために堕天翅達は双翅を厳しく叱れず、無邪気で我がままな性格となってしまった。「太陽の翼」と遊びたい(戦いたい)がために「ケルビム兵で人間を虐殺する」という、堕天翅としても行き過ぎた行動に出てしまい、ディーバの実施したカゴメオペレーションにより囚われの身となる。新国連軍によって解剖処分され、翅を奪われた。 情報翅・智翅(シルハ / SHILHA) 声 - 小西克幸 スフィンクスのような体を持ち、叡智と情報収集を司る堕天翅。体色が違う二体で一人を成している。双翅の教育係でもあるが、愛の鞭を振るえなかった。
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