じゃじゃ馬娘とは? わかりやすく解説

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じゃじゃ馬娘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/08 18:55 UTC 版)

「じゃじゃ馬娘」
大貫妙子シングル
初出アルバム『MIGNONNE
B面 海と少年
リリース
規格 7"シングルレコード
ジャンル ポップス
ファンク
シティ・ポップ
レーベル RCA/RVC
作詞・作曲 大貫妙子
プロデュース 小倉エージ[1]
大貫妙子 シングル 年表
サマー・コネクション
1977年
じゃじゃ馬娘
1978年
CARNAVAL
1980年
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「じゃじゃ馬娘」(じゃじゃうまむすめ)は、1978年9月21日に発売された大貫妙子の3枚目のシングル[1]。サード・アルバム『MIGNONNE』と同時発売された。

概要・背景

レコード会社をPANAMからRCA/RVCに移籍して第1弾となるシングル。

本作のプロデューサーとして起用されることとなった音楽評論家の小倉エージは、大貫の音楽性からポップな部分を引き出してリスナーの幅を拡げようと考えていた[2]。A面曲「じゃじゃ馬娘」は、小倉の意向によりアメリカ合衆国出身の女性歌手リンダ・ロンシュタットを意識して制作され、ブラックミュージックの要素を取り入れたファンキーなリズムとキャッチーなメロディーを特徴とし、ブラスの音が適度な色気を感じさせる1曲となっている[3]

B面曲「海と少年」は、夏の終わりの気配が漂う浜辺の光景を描いたスピード感溢れるナンバーで[4]矢野顕子槇原敬之など多くの歌手にカヴァーされる人気曲となっている。演奏には当時まだYMOとしてレコードデビューする前であった細野晴臣高橋幸宏坂本龍一の3人が揃って参加している[注 1]

ジャケットには、アルバム『MIGNONNE』と同じタートルネックのセーターから目だけを出したモノクロの写真が使われているが[5]、これについて大貫は、「結局、自分の一番嫌いなところに一番自分らしさがあったというか・・・」とコメントしている[3]

収録曲

両曲とも、作詞・作曲: 大貫妙子

  1. じゃじゃ馬娘(4:35)
    編曲: 瀬尾一三
  2. 海と少年(3:22)
    編曲: 坂本龍一

参加ミュージシャン

じゃじゃ馬娘

海と少年

カバー

曲名 アーティスト 収録作品 発売日
じゃじゃ馬娘 かもめ児童合唱団 アルバム『海に向かって歌う歌』 2021年7月14日
大木彩乃 アルバム『タイムトラベル』 2021年7月21日
海と少年 矢野顕子 アルバム『峠のわが家 1986年4月23日
槇原敬之 アルバム『Listen To The Music 1998年10月28日
櫛引彩香 コンピレーションアルバム『SUNNY ROCK!』[6] 2007年11月21日
犬塚彩子 トリビュートアルバム『音のブーケ 大貫妙子 カヴァー集』 2008年3月2日

脚注

注釈

  1. ^ YMOは本作の発売から2か月後の11月25日にアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』でレコードデビューを果たしている。

出典

  1. ^ a b 3rd Single じゃじゃ馬娘”. 大貫妙子 Taeko Onuki. 2022年11月20日閲覧。
  2. ^ 『MIGNONNE』(2018年5月23日発売の再発盤LP)のライナーノーツより。
  3. ^ a b 『MIGNONNE』(1999年6月23日発売の再発盤CD)のライナーノーツより。
  4. ^ 海と少年 楽曲解説”. レコチョク. 2023年1月16日閲覧。
  5. ^ 大貫妙子 – じゃじゃ馬娘”. Discogs. 2023年1月12日閲覧。
  6. ^ 黒沢秀樹プロデュースによる70年代ジャパニーズポップスのトリビュートアルバム「SUNNY ROCK!」がリリース”. hideki-kurosawa.com. 2023年7月13日閲覧。

関連項目

外部リンク




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