じゃっぱ汁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/03 14:08 UTC 版)
じゃっぱ汁(じゃっぱじる)は青森県津軽地方の郷土料理である。
概要
「じゃっぱ」とは、津軽弁で「雑把」の意味であり、通常は魚を三枚おろしにした際に出る頭や内臓、身の付いた骨などの「粗(あら)」を指す[1]。
じゃっぱ汁は、ブツ切りにした「じゃっぱ」を野菜(主にネギと大根)などと共に煮込んだあら汁で、タラのじゃっぱ汁が一般的である(鮭等で作ることもある)[2][3]。多くは津軽味噌のみの味付けが多いが、塩味のものもある。
作り方
基本的な作り方は以下の通り[1]。
- 大根・人参をいちょう切りに、木綿豆腐をさいの目切りに、ネギを斜めに切る。
- 水につけておいた昆布を火にかけ、沸騰直前に昆布を取る。
- 大根・人参を入れ、柔らかくなるまで10分程度煮る。
- 塩を振っておいたじゃっぱを入れ、中火で煮る。
- 白子・肝を入れ、あくが出てきたら取る。白子や内臓も使うことで、より濃厚な出汁が出る。
- 豆腐、酒を入れる。
- 沸騰したら味噌を入れ、味を調整して完成。
脚注
- ^ a b “タラのじゃっぱ汁 | 青森のうまいものたち” (2018年2月5日). 2020年12月10日閲覧。
- ^ “青森の郷土料理:東北農政局”. www.maff.go.jp. 2020年12月10日閲覧。
- ^ “タラ”. 日本経済新聞 (2020年11月28日). 2020年12月10日閲覧。
関連項目
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