心のケアとは? わかりやすく解説

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こころ‐の‐ケア【心のケア】

読み方:こころのけあ

病気事故犯罪災害などで危機的状況経験したために起こる心身問題予防したり、その回復援助したりする活動


心のケア

災害もたらす心理的影響広範囲に及ぶことがあり、適切な対応を必要とする。(図を参照)「心のケア」という言葉からは、カウンセラー精神分析医など心理学精神保健専門家による治療イメージされる。事故・災害による心への衝撃ストレス、不安とその影響対す専門的な治療必要な態とならないよう、ストレス緩和するための事前対策や、直後の心の衝撃やス トレス和らげたり解消したりする対策も、広い意味での「心のケア」に含めることができる。 心のケア

心理療法

(心のケア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 14:17 UTC 版)

心理療法(しんりりょうほう、: psychotherapyサイコセラピー)、精神療法(せいしんりょうほう, Psychological Therapy)、心理セラピーとは、物理的また化学的手段に拠らず[1]、教示、対話、訓練を通して認知情緒行動などに変容をもたらすことで、精神障害心身症の治療、心理的な問題、不適応な行動などの解決に寄与し、人々の精神的健康の回復、保持、増進を図ろうとする理論と技法の体系のことである[2]


  1. ^ Cambridge Dictonary
  2. ^ Psychotherapy”. 国民保健サービス. 2015年7月1日閲覧。
  3. ^ 日本臨床心理士資格認定協会 (2009年). “臨床心理士の専門業務”. 2010年2月2日閲覧。
  4. ^ 日本臨床心理士会 (2010年). “臨床心理士とは - 援助の方法”. 2010年10月16日閲覧。
  5. ^ a b 吉永進一「報告2.太霊道とその後(宗教と心理療法の相互内在性-宗教哲学的・思想史的観点から-,テーマセッション3,2005年度学術大会・テーマセッション記録)」宗教と社会 (12), 235-238, 2006-06-03「宗教と社会」学会
  6. ^ a b c 厚生労働省保険局医療課『平成24年度診療報酬改定関連通知の一部訂正について』(pdf)(プレスリリース)厚生労働省、2012年8月9日https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken15/dl/zimu3-8.pdf2015年3月1日閲覧 
  7. ^ a b c d e f g h i j mhGAP Intervention Guide - Version 2.0, WHO, (2019), ISBN 9789241549790, https://www.who.int/publications/i/item/mhgap-intervention-guide---version-2.0 
  8. ^ a b OECD 2014, p. 77.
  9. ^ Gesetz über die Berufe des Psychologischen Psychotherapeuten und des Kinder- und Jugendlichenpsychotherapeuten” ["Psychotherapist" May Not Be Used By Persons Other Than Physicians, Psychological Psychotherapists or Child and Adolescent Psychotherapists] (ドイツ語). 2010年7月21日閲覧。
  10. ^ Regulation of the profession of the psychologist” (英語). 2015年3月19日閲覧。
  11. ^ Moreno, Manghi (2004年12月). “Cosa regolamenta effettivamente la legge Ossicini?” (PDF) (イタリア語). 2015年3月19日閲覧。
  12. ^ Arrêté du 9 juin 2010 relatif aux demandes d'inscription au registre national des psychothérapeutes” (フランス語). 2010年7月21日閲覧。
  13. ^ Application for licence to practise as a psychotherapist”. Socialstyrelsen (National Board of Health and Welfare (Sweden)). 2013年3月31日閲覧。
  14. ^ Campbell LF, Norcross JC, Vasquez MJ, Kaslow NJ (2013). “Recognition of psychotherapy effectiveness: the APA resolution”. Psychotherapy (Chic) 50 (1): 98–101. doi:10.1037/a0031817. PMID 23505985. http://www.researchgate.net/publication/236058462_Recognition_of_Psychotherapy_Effectiveness_The_APA_Resolution. 
  15. ^ Eva Woelbert (2015), Psychotherapy for mental illness in Europe: An exploration on the evidence base and the status quo, Joint Research Centre, Publications Office of the European Union, https://ec.europa.eu/jrc/en/publication/eur-scientific-and-technical-research-reports/psychotherapy-mental-illness-europe-exploration-evidence-base-and-status-quo 
  16. ^ Jennifer L. Strauss, Vito S. Guerra, Christine E. Marx, A. Meade Eggleston Ph.D, Patrick S. Calhoun Ph.D Chapter 9: Improving Patient Treatment Adherence: A Clinician's Guide In: Improving Patient Treatment Adherence: A Clinician's Guide. Edited by Hayden Bosworth. Springer Science & Business Media, 3 Jul 2010
  17. ^ Wierzbicki, Michael; Pekarik, Gene (1993). “A meta-analysis of psychotherapy dropout”. Professional Psychology: Research and Practice 24 (2): 190–5. doi:10.1037/0735-7028.24.2.190. 
  18. ^ Egan, Jonathan (2005). “Dropout and related factors in therapy”. The Irish Psychologist 32 (2): 27–30. hdl:10147/121474. https://hdl.handle.net/10147/121474. 
  19. ^ Linden M, Schermuly-Haupt ML (2014). “Definition, assessment and rate of psychotherapy side effects”. World Psychiatry 13 (3): 306–9. doi:10.1002/wps.20153. PMC 4219072. PMID 25273304. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4219072/. 
  20. ^ 大野裕 (2010年5月24日). “認知療法・認知行動療法の日本での現状と診療報酬への収載”. 週刊医学新聞2880号. http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02880_02 2015年6月10日閲覧。 
  21. ^ 全国保健・医療・福祉心理職能協会 (2005年). “国家資格化の必要性”. 2010年2月15日閲覧。
  22. ^ 精神医学の歴史 小俣和一郎 第三文明社 2005年 ISBN 9784476012521 p226
  23. ^ OECD 2014, Country press releases - Japan.


「心理療法」の続きの解説一覧

心のケア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 22:23 UTC 版)

日本における地震対策と体制」の記事における「心のケア」の解説

震災心身影響を及ぼす場合が多い。特に子供たち対す影響大きいため、心のケアが大切である。想定される大震災時には心理療法士が相当不足することが考えられ、また技能には相当な幅があるという。 過覚醒 - 眠れないイライラ物音敏感になる侵入的な体験 - 記憶がよみがえる、いやな夢や怖い夢を見る回避、まひ - 体験本当思えない泣けない震災のことを話さないマイナス思考 - 罪悪感無力感不信感子供たち気持ち前向きになるような楽しい体験チャレンジ機会提供することは、こうした心理状態解消する方法一つであろう

※この「心のケア」の解説は、「日本における地震対策と体制」の解説の一部です。
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心のケア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 05:47 UTC 版)

日本人学校」の記事における「心のケア」の解説

現地深刻な自然災害犯罪事件などが起こった際には、国内同様、PTSD引き起こした日本人の子供達にカウンセリングが必要となる。文部科学省海外日本人学校対象とした学校臨床心理学の一人者である小澤康司(立正大学心理学部教授)を派遣している。 1999年9月21日台湾大地震の後に台中市台中日僑学校 2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件の後にはニューヨーク州ニュージャージー州コネチカット州日本人学校をはじめとした14日系団体 2004年1月29日校門前で日本人学校園児襲撃される事件起こったソウル日本人学校 2005年1月16日スマトラ島沖地震被害遭ったバンコク日本人学校シンガポール日本人学校 カウンセラー使命は、PTSD症状緩和させるリラクセーション実習絵画療法などにとどまらない緊急時備えて学校カウンセラー世界中日本人学校配置するのは物理的に不可能であり、とくにテロでは海外渡航禁止制限され日本からカウンセラー到着するまでに日数要する。 そのため日本人学校では危機事態自己コントロールできるよう園児から学生まで年齢沿ったストレス・マネジメント教育が必要とされる。また異国の地で気が動転してしまいがちな保護者冷静に行動判断できれば子供PTSD抑える助けになるため、保護者対す自己コントロール訓練不可欠である。そして学校全体ひいては日系あるいは国籍問わず現地コミュニティー一丸となって緊急時対応ができるような組織作り上げることも重要である。カウンセラーこのようなに関して日本人学校スタッフアドバイス行っている。

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