たら【×楤/×桵】
読み方:たら
タラノキの別名。
タラ【(サモア)tãlã】
たら
たら
[係助]《「といったら」の音変化》名詞、活用語の終止形・命令形に付く。多く「ったら」の形をとる。
1 話題として、人や物事を取り上げ、予想外であるという意や蔑視する意を表す。「彼っ—案外はにかみやね」「私の学校っ—ずいぶん古いのよ」
2 ある状態・性質を取り上げ、それが普通の程度を超えていることを表す。「つまらないっ—ないんだ」「彼の秀才ぶりっ—抜群だ」
3 強調の意を表す。「行くっ—行くよ」「よせっ—よせよ」
[終助]《係助詞「たら」の文末用法から》名詞、活用語の終止形・命令形に付く。
たら
たら【多羅】
たら【×鱈/大=口=魚】
たら
たら、だら、たぁ、だぁ
大阪弁 | 訳語 | 解説 |
---|---|---|
たら、だら、たぁ、だぁ | (u)と、(e)ば、(i)ゃ、 たのであれば ※次項 |
「たならば」の転。仮定。順接条件の最新形態で、優先的に「たら」を用いるが、「と」も場合によって併用する。そう言えば、は、そない言うたら、住めば都、は、住んだら都、なぜなら、は、なんでか言うたら。「行かなんだ」は「行かなんだら」になる。「行ったら」「行きゃ(あ)」「行けば」「行くと」の順で新しい。音便化して「言うたぁあかん」「好きなようにやったぁええやん」と言うこともある。近畿や四国、奥羽などで使われる。関東、九州、琉球、などでは「ば」、南奥羽では「と」。江戸、薩長土肥、上方、関東、書き言葉の各色が混在する東京では、“先に窓口へ行くと早く終わります”“先に窓口へ行けば良かった”“時間までに行けなかったらどうしよう”“あなたが行くなら私も行きます”のように、「行くと」「行けば」「行ったら」「行くなら」を使い分けるが、「行けば」を多用する。古い言葉は書き言葉となり、次項はあまり言わない。 |
タラ
(たら から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 22:07 UTC 版)
タラ科 | |||||||||||||||||||||
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![]()
タイセイヨウダラ Gadus morhua
|
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分類 | |||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Cod Haddock |
100 gあたりの栄養価 | |
---|---|
エネルギー | 288 kJ (69 kcal) |
0 g
|
|
糖類 | 0 g |
食物繊維 | 0 g |
0.41 g
|
|
飽和脂肪酸 | 0.085 g |
トランス脂肪酸 | 0.005 g |
一価不飽和 | 0.073 g |
多価不飽和 | 0.164 g
0.135 g
0.017 g
|
15.27 g
|
|
トリプトファン | 0.188 g |
トレオニン | 0.658 g |
イソロイシン | 0.679 g |
ロイシン | 1.211 g |
リシン | 1.399 g |
メチオニン | 0.418 g |
シスチン | 0.136 g |
フェニルアラニン | 0.595 g |
チロシン | 0.553 g |
バリン | 0.731 g |
アルギニン | 0.982 g |
ヒスチジン | 0.324 g |
アラニン | 0.877 g |
アスパラギン酸 | 1.525 g |
グルタミン酸 | 2.297 g |
グリシン | 0.71 g |
プロリン | 0.512 g |
セリン | 0.647 g |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(0%)
2 µg
(0%)
0 µg
0 µg
|
チアミン (B1) |
(3%)
0.033 mg |
リボフラビン (B2) |
(4%)
0.045 mg |
ナイアシン (B3) |
(7%)
1.095 mg |
パントテン酸 (B5) |
(6%)
0.294 mg |
ビタミンB6 |
(9%)
0.117 mg |
葉酸 (B9) |
(2%)
7 µg |
ビタミンB12 |
(83%)
1.98 µg |
コリン |
(13%)
65 mg |
ビタミンC |
(0%)
0 mg |
ビタミンD |
(3%)
20 IU |
ビタミンE |
(4%)
0.54 mg |
ビタミンK |
(0%)
0 µg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(20%)
303 mg |
カリウム |
(5%)
235 mg |
カルシウム |
(1%)
8 mg |
マグネシウム |
(6%)
20 mg |
リン |
(40%)
281 mg |
鉄分 |
(1%)
0.16 mg |
亜鉛 |
(3%)
0.31 mg |
銅 |
(1%)
0.019 mg |
マンガン |
(1%)
0.012 mg |
セレン |
(33%)
22.9 µg |
他の成分 | |
水分 | 83.95 g |
コレステロール | 47 mg |
|
|
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース |
タラ(鱈、大口魚、鰔)は、タラ目タラ科のうちタラ亜科に所属する魚類の総称。北半球の寒冷な海に分布する肉食性の底生魚で、重要な水産資源となる魚を多く含む[1]。
日本近海では北日本沿岸にマダラ、スケトウダラ、コマイの3属3種が分布する[1]。単に「タラ」と呼んだ場合はマダラ(Gadus macrocephalus)を指すことが多い。
生態
温帯に分布するものや汽水域に入るものもいるが、ほとんどの種類は寒帯・亜寒帯の冷たい海に分布する海水魚である。
海底の近くで生活する底生魚で、水深200メートル以深で暮らすいわゆる深海魚が多いが、季節によって生息深度を変える種類もいる。大きな群れを形成し、大規模な回遊を行うものもある[2]。背中側の体色は灰色や褐色で、水底に紛れる保護色となる。
食性は肉食性で、多毛類・貝類・頭足類などの無脊椎動物や他の魚類を捕食する。
産卵は冬期から早春にかけて行われる。卵は沈性卵で、砂泥の海底に産卵される。タラ類の一度の産卵数は数十万から数百万個に及び、魚類の中でも多産の部類である。親魚による卵や仔魚の保護は見られず、生残率は非常に低いと考えられる。
形態
背鰭が3つ、臀鰭は2つに分かれることがタラ亜科の大きな特徴で、タラ目の他のグループ(チゴダラ科・ソコダラ科・メルルーサ科など)との鑑別点の一つとなっている[3]。口が大きく、下顎にヒゲをもつ種類が多い[3]。全長は数十センチメートルを超える中・大型種が多く、最大のタイセイヨウダラは全長2メートルに達することもある[2]。
第1背鰭は頭部より後方に位置し、全ての鰭は棘条を欠く[2]。腹鰭は胸鰭よりも前方にある[2]。尾鰭の後端は截形か、あるいはやや陥凹する[3]。
人間との関わり
利用
鱈亜科はほとんどの種類が重要な水産資源として利用され、底引き網・延縄・釣りなどで漁獲される。
身は脂肪が少なく柔らかい白身で、鱈ちりなどの鍋料理や、棒鱈などの干物、照り焼きやムニエルなどの焼き魚、フィッシュ・アンド・チップスのような揚げ物、バカラオなどの塩蔵品、かまぼこおよび魚肉ソーセージなどの練製品として利用される。肝臓からは肝油を採取するほか、オイル漬けにしたものはコッドレバーとして缶詰にされる。また、スケトウダラの卵巣(たらこ)、マダラの精巣、胃、舌なども食材として用いられる。

韓国では、タラの内臓(胃など)を唐辛子漬けにして塩辛にしたものがよく食され、日本では「チャンジャ(창자[注釈 1])」と呼ばれる。近年は日本でも手軽に手に入り、朝鮮料理屋だけでなく、居酒屋のメニューとして提供されるようになり、盛んに食されるようになっている。
肉は鮮度の落ちが早く脂肪が少ない上に、古くなると独特のにおいを発する。そのため刺身等の生食は昆布締めなど傷みを遅くする処理を施すか、水揚げされる漁港周辺ですぐ食べる[4]。ヨーロッパの干し鱈(バカラオ)は同地や中南米でよく使われる食材で、水で戻して調理される。ノルウェーでは、タラの舌を食材とする[5]。
文化
漢字では身が雪のように白いことから「鱈」と書くが、これは和製漢字である。日本では古くから、大きな口を開けて他の生物を捕食することから「大口魚」と呼ばれていた。この和製漢字(国字)は、中国でも一般的に用いられている。なお、福建省の客家語では「大口魚」はバスを意味する。
江戸時代には、腹を割かずに鰓と内臓を取り出した塩蔵品が「新鱈」と呼ばれて、切腹を避ける縁起物として正月料理に使われた。非常に貪欲なことから、腹いっぱい食べるという意味の副詞「たらふく(鱈腹)」の語源となったと言われている[6]。一方で、「たらふく」の語源は「足(た)らい脹(ふく)くるる」すなわち「満足して(腹が)脹れる」に由来し、「鱈腹」は当て字とする説もある。
分類




タラ亜科は11属23種を含む[7][2]。分布の中心は北大西洋だが、一部は北極海や日本近海を含む北太平洋に生息する[1][3]。タラ科にはタラ亜科の他にカワメンタイ亜科 3属5種、ヒゲダラ亜科 3属17種、Phycinaeが属する[7]。
- Gadiculus - 2種
- Trisopterus - 4種
- Trisopterus luscus フランスダラ
- Microgadus - 2種
- Eleginus コマイ属 - 2種
- Merlangius - 1種
- Melanogrammus - 1種 モンツキダラ
- Micromesistius ミナミダラ属 - 2種
- Pollachius - 2種 シロイトダラ
- Boreogadus - 1種 ホッキョクダラ
- Arctogadus - 1種 コオリダラ
- Gadus マダラ属 - 5種
- マダラ Gadus macrocephalus Tilesius, 1810 - 全長は1mを超える。上顎が下顎より前に出ていて、体側にまだら模様がある[2]。頭身が小さく、腹部が大きく膨らむ。
- タイセイヨウダラ Gadus morhua Linnaeus, 1758 - 最大で全長2mに達する大型種で、北大西洋に分布する[2]。
- グリーンランドダラ Gadus ogac
- スケトウダラ Gadus chalcogrammus Pallas, 1814 - 「スケソウダラ」とも呼ばれ、全長70cmほど。上顎は下顎より短く、体側には褐色の縦帯がある。マダラに比べて体が細長い。
系統
タラ亜科 |
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脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e 『日本の海水魚』 pp.132-133
- ^ a b c d e f g “Gadidae”. FishBase. 2011年1月23日閲覧。
- ^ a b c d 『Fishes of the World Fourth Edition』 pp.242-243
- ^ 幻のタラのお刺身山内鮮魚店(2014年12月17日)2019年3月14日閲覧。
- ^ Ward, Terry (2020年3月26日). “In Norway, kids are still making good money cutting cod tongues” (英語). CNN. 2024年2月12日閲覧。
- ^ 食育専門家・浜田峰子の魚で元気な未来!(23)縁深い「鱈」と「鱈場蟹」『産経新聞』朝刊2019年1月4日(生活面)2019年3月14日閲覧。
- ^ a b Roa-Varón, Adela and Ortí, Guillermo (2009). “Phylogenetic relationships among families of Gadiformes (Teleostei, Paracanthopterygii) based on nuclear and mitochondrial data”. Molecular phylogenetics and evolution 52 (3): 688-704. doi:10.1016/j.ympev.2009.03.020.
- ^ Owens, Hannah L. (2015). “Evolution of codfishes (Teleostei: Gadinae) in geographical and ecological space: evidence that physiological limits drove diversification of subarctic fishes”. Journal of Biogeography. doi:10.1111/jbi.12483.
- ^ Møller, Peter R., et al. (2002). “Phylogenetic position of the cryopelagic codfish genus Arctogadus Drjagin, 1932 based on partial mitochondrial cytochrome b sequences”. Polar Biology 25 (5): 342-349. doi:10.1007/s00300-001-0348-5.
参考文献
- Joseph S. Nelson 『Fishes of the World Fourth Edition』 Wiley & Sons, Inc. 2006年 ISBN 0-471-25031-7
- 岡村収・尼岡邦夫監修 『日本の海水魚』 山と溪谷社 1997年 ISBN 4-635-09027-2
関連項目
たら(タラ、Bass)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 20:05 UTC 版)
「the Riotts.」の記事における「たら(タラ、Bass)」の解説
ex.→パニックちゃんねる→ベティ→176BIZ→the Riotts. 神奈川県出身、12月24日生まれ。血液型B型。 影響を受けた音楽:椎名林檎、黒夢 雑誌Cureでモデル出演やKERA!のストリートスナップによく掲載されており(2004年KERA!6月号掲載スナップランキング1位)、2004年には新木COASTにてKERA !主催のファッションショー"Individual Fashion EXPO 1st."にファッションショーのモデルとして出演。 前バンド176BIZではリーダーとして活動。 中学時代は登山部で活動し、高校から音楽に傾倒し大学に行きながらバンド活動を行っていた。176BIZの活動終了後デザイン業の会社に就職しておりベースにブランクがあったが、メンバーの熱心な誘いにを受けthe Riotts.に参加。 主な仕様機材はESP FOREST(CUSTOM),Fender JAZZ Bass(’68)。MV、ライブでは主にビンテージの塗装が特徴的なFender JAZZ Bassを使用。
※この「たら(タラ、Bass)」の解説は、「the Riotts.」の解説の一部です。
「たら(タラ、Bass)」を含む「the Riotts.」の記事については、「the Riotts.」の概要を参照ください。
たら
出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 08:03 UTC 版)
名詞:鱈
関連語
- たらこ
- しらこ
翻訳
名詞:楤
たら 【楤, 桵】
- たらのき。
派生語
助詞1
(助動詞「た」の仮定形、または古典日本語助動詞「たり」の未然形)
- (接続助詞)仮定を表す。やや口語的。
- (接続助詞)確定条件を表す。した以上は。したからには。しては。
- (接続助詞)したところ。したときに。すると。
- (終助詞)軽い命令や提案を表す。
- そろそろお帰りになったら?
- (終助詞)願望を表す。「したらいい」の略。
- (終助詞)反実仮想や後悔の気持ちなどを表す。「したらよかった」の略。
助詞2
(「といったら」の略)
- (係助詞)取り立てて説明を加える。って。
- (係助詞)繰り返しにより強調する。
- やめろったらやめろ。
- (終助詞)面白い、困る、などのニュアンスを表す。
- (終助詞)早くしてほしいといったニュアンスを表す。ってば。
- ねえねえ、お父さんったら。
- (終助詞)強調する。
- いい加減にしろったら。
助詞3
(「とやら」の略)
同音異義語
たら
桵
棫
楤
樰
樰 |
|
膤
鰔
鱈
鱤
「たら」の例文・使い方・用例・文例
- 数字の13が不運をもたらすと信じるのはばかげている
- 結婚してほしいと言ったら彼女は承知してくれた
- 荷物が届きましたらご通知ください
- インフルエンザを防ぐため,家に帰ったらうがいをするようにしなさい
- 大気汚染がその地域に住む人全員に悪影響をもたらした
- 暗くなったらひとりで外出するべきではない
- 遅れて行ったら彼女は私のことをとても怒っていた
- あなたが彼を助けてあげたら,彼は喜ぶだろう
- いい考えがあったら教えてください
- 少しでも問題に出くわしたら遠慮なく私に助けを求めてください
- 何か困ったことがあったらいつでも帰って来ていいよ
- だれかチームのメンバーに会ったら,私に会いに来るように言ってください
- 問題がどれか解けたら知らせてください
- 少しでもケーキを食べたら,ひどい目にあわせるよ
- もし間違いがあったら訂正せよ
- だれか彼女の電話番号を知っていたら教えてください
- だれかが来たら,私に知らせてくれ
- その車はどうやら角でスリップしたらしい
- 彼がそれをやったらしい
- 運動したら食欲がわいた
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