新世代ボクサー
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剣崎 麟童(けんざき りんどう)☆ 本作の主人公。年齢は16歳で前作の主人公(竜児)よりは若干高い。前作の黄金の日本Jr.の1人・剣崎順を父、同じく日本Jr.の1人・高嶺竜児の姉の菊を母に持つ。つまり剣崎の息子にして竜児の甥。誕生当初、菊が剣崎家の妻として認められなかったため、石松を養父として育ったが、後に後継者のない剣崎家へ引き取られた。命名者は石松で、竜児と剣崎=竜虎を超える「麒麟」の意で名付けられた。竜児の優しさと剣崎の激しさを矛盾なく兼ね備えている。性格的には石松の三枚目を多分に受け継いでいるため、斜に構えた父とは違い最終的に誰からも慕われる。母を残して早世した父と叔父を呪い、自身の寂しさを理解してくれる大人もいない剣崎家になじめず家出をしてストリートファイトに明け暮れていた。自分の名前の漢字の「麟」をまともに書けないなど、勉強があまりできるほうではないようである。達筆な伊織の手紙も読めず、野火に代読して貰うほどであった。やがてボクシングへの情熱に目覚め、後見人である志那虎、河井、影道の許しを得て石松に師事する。必殺ブローは独学によるギャラクティカマグナム。石松の特訓により父のもう1つのブロー、ギャラクティカファントムにも開眼。再特訓の成果で、石松の必殺ブロー・ハリケーンボルト、さらにはハリケーンボルトからマグナムやファントムを放つハリケーンマグナム、ハリケーンファントムをも編み出す。その後、志那虎と河井の指導も受け、最終話ではジェットアッパーも披露した。 初対面のJr.選手には「お前などがあの偉大な剣崎順の息子だとは信じられん」(ザナドゥ、ジョルジュ、プリンス、イカルス、テーセウスJr.など)と口を揃えて唱えられるほど品性に欠ける面があるが父同様に命ギリギリのファイトを見せ魅了していった。 前述の通り粗暴な性格であるがフェミニストであり、女性には婚約者の一菜を除いて「さん」付けで呼ぶことが多い。オリビエに対しても女性と知るといなや「オリビエさん」と呼んでいる。 最終話、竜童との頂上決戦直前にボクシングの引退と石松の跡を継いで漁師になることを一菜に告げ、彼女に見送られながら竜童との激闘に赴いた。 志那虎 伊織(しなとら いおり)☆ 前作の黄金の日本Jr.の1人・志那虎一城の息子。常時、学生服を着ている。父のスパルタ教育のため、かなりの堅物で、言葉遣いも時代劇口調。外国人にはしばしば「サムライ」とあだ名される。母を早くに亡くし、叔母の二葉に育てられた。極度の女アレルギーで、色気を目にするとすぐ気絶してしまう。父に命じられて志那虎家の名刀・備前長船を持って麟童抹殺を遂行しようとするが度重なる失敗から、破門により剣の道を閉ざされ、結果的にボクシングの道へ身を投じる。対極の性格である麟童とは頻繁に反発しあうが、常に麟童と行動を共にしており、親友と言うよりは腐れ縁である。麟童からは「イヨリ」と呼ばれている(何度正しても無駄だったので、次第に本人も諦めていった)。麟童の前ではそのクールさが崩れギャグ的な表情を見せてしまうことも多い。父譲りの神技ディフェンス、志那虎陰流雷光流転拳(スペシャルローリングサンダー)の使い手。父と異なり両手が使えるため、ドイツ戦では両手で10発のパンチを繰り出す雷光明王流転拳をも編み出したが、アポロン戦で諸刃の剣である奥義・円月拳を使ったダメージで右腕の力を失ってしまう。世界Jr.大会編の成績は「ベスト4」。その後、大会で負った負傷が癒えぬままの体でギリシア十二神のペガサスと戦い、相打ちに持ち込む。父と石松の納骨後、ボクシングから足を洗い実家の道場を継ぐことを決心し、そのことを麟童に告げて去っていった。フランスJr.のオリビエとの対戦で実は女であったことを自身のアレルギーで知り、以来、彼女から熱烈な恋心を抱かれていた。 河井 響(かわい きょう) 前作の黄金の日本Jr.の1人・河井武士の甥(母親が[武士の姉。詳細は後述)。プロ級のピアノの名手で、絶対音感の持ち主。心臓に持病を抱えており、過酷な運動を医師に禁じられた上、余命は16歳までと宣告されていた。しかし叔父・武士のかつての戦いに魅せられ、独学でボクシングを学ぶ。その腕前は独学とは信じがたく、叔父のジェットアッパーもマスター、それを20世紀最高のブローと確信している。16歳の誕生日であるドイツ大会最終戦、誕生日プレゼントとして河井から贈られた黄金の日本Jr.のユニフォームに身を包み、ジェットアッパーで日本の優勝を勝ち取る。誓いの旗が会場に掲げられたことを見届け、あまりに短い生涯を終えた。その壮絶な最期はドイツJr.からも敬愛された。死後も麟童にボクサー継続を促す(エアメールでしたためられており、遺言にもなってしまった)など、強烈な影響力がある。 影道 嵐(しゃどう らん) 前作で登場した影道総帥こと影道殉の息子。麟童の従弟にあたる。性格としては理知的な父とは似ず、どちらかと言うと伯父・剣崎順に似て斜に構えているのだが、生来の性格は優しく幼少時は子犬の命を思い遣った一幕もあった。10年前に父が孤独の荒行に入り、以来全く音沙汰が無いことから、父が死んだと見なして自ら総帥の名乗りを上げ、影道の悲願である外界への進出を目論むも、前世代の影道たちの反発に遭って破門を勧告され、自ら影道を後にする。しかしそれでも次代総帥として、新世代の親衛隊(野火の息子・漁火、黒夜叉の息子・赤夜叉など)達には慕われている。ドイツ戦の後、響の死もあって自らの未熟さを痛感、彼もまた真の強さを追い求め始める。一菜に介抱されて以来彼女に恋心を抱いているらしく、負債返済のためにギリシア大会に出場した麟童を密かにサポートしている。フェアな戦いを身上しており、彼の興味対象は「俺を含めて現世で誰が一番強いか?」である。必殺ブローは父譲りの影道雷神拳、影道鳳閣拳。ギリシア十二神戦ではクレウサと戦い負傷するも勝利し、最終話では破門が解かれ、頭を丸めて雑兵からやり直している。新世代シャドウボクサー(影道 嵐 親衛隊) 漁火(いさりび) 前作の影道一族、野火(のび)の息子で親衛隊の隊長格。嵐の命により竜童の監視、護衛を仰せ付かっていた。実力は他の親衛隊よりも頭一つ出ており、ギリシアの密偵アウルとは互角であったが逃がしてしまう。顔に十文字の傷がある。 赤夜叉(あかやしゃ) 前作の影道一族、黒夜叉(くろやしゃ)の息子。父同様、中々の美形であり影道の修業により身体には傷が視られるが顔面は無傷。常に目蓋を閉じているように描かれている。土鬼と共に日本からギリシアにいる嵐の許へ近況報告に向かった。無名の影武者とジャオウの兵隊以外とは本編未戦闘であるため真の実力は未知数。しかし、ジャオウの配下程度なら一掃できる戦闘能力はある。 土鬼(どき) 前作の影道一族、幽鬼(ゆうき)の息子。赤夜叉と共に嵐の居るギリシアに向かう。ジャオウの配下と交戦したが、兵隊程度なら圧倒している。 追風(おいかぜ) 前作の影道一族、魔風(まかぜ)の息子。日本にいる高嶺竜児の血脈と思われる竜童を陰で護衛していたが、アウルに厄病神と共に倒される。 厄病神(やくびょうがみ) 前作の影道一族、死神(しにがみ)の息子。追風と2人がかりでアウルに挑んだが返り討ちに遭う。 その他、世代交代した影道五重塔の番人が登場する。 大村 竜童(おおむら りゅうどう) 竜児が育った大村ボクシングクラブ(大村ジム)の跡地に住む少年。16年前に赤ん坊のままジムの前に捨てられ、大村に育てられた。その顔は竜児に瓜二つで、まるで竜児の息子のようだが、出生は剣崎順を父に高嶺菊を母に持つ二卵性双生児の弟と判明。自身は争いを嫌う上にボクサーであることを否定するが、かつて竜児が使用していたドラゴンリストや廃船内のトレーニング場で密かに特訓を積み、竜児の必殺ブローであるブーメランフックとブーメランスクエアーも身につけている。アウルと出会い、真の自分を知るために世界大会の主催地ギリシアへ赴き、いずれ麟童と戦う運命になると予感する。純粋にボクシングが好きで、争いは好まない。一人称は「僕」(竜児は「俺」だった)でまた敬語で話す。ギリシア十二神戦ではアウルの依頼を受けて麟童を助け、終結後は互いに世界王者となり頂上決戦を行う約束を交わした。最終話ではブーメランテリオスとウイニング・ザ・レインボーも披露した。なお最終的に「大村」の姓を取ったのは本人の意志である。最終話、麟童が一菜に告げたのと同じように、姉(終盤で「義姉」であることが判明)である小菊にボクシングを辞めて医師の道へ進むことを告げた。 無名(むみょう)☆ 三度傘と包帯で素顔を隠した、修行僧のような姿の謎のボクサー。実は前作で登場した阿修羅一族の1人で、現在ギリシアにある伝説の武器・カイザーナックル奪取の命を帯びて世界大会へ出場する。他にも無名の配下として、修行僧姿のボクサーが多数登場する。ギリシアと日本を自由に行き来するなど、不可解な行動を取る。そして意外な阿修羅一族の正体が明らかとなる。
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新世代ボクサー
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東西統一後に編成され直されたため、スコルピオンシニア時代のメンバーの血縁とは異なる者も多数いる。 ザナドゥ・グレイトライヒ・スコルピオン 前作のドイツJr.総統であるスコルピオンの息子。「1」における剣崎順のポジションに相当する。ベルリンの壁崩壊後、東西に分かれていたドイツ軍団の統合を成し遂げ初代総統となった。その偉業は父を越え、ドイツのみならず全欧Jr.チャンピオンにまでのし上がっている。必殺ブローは父譲りのスコルピオン・クラッシュ。また、ハーデス戦では制極界も披露している。東西ドイツ分断時、父が西、母と自分が東に分かれており、ベルリンの壁を越えようとした際に母を射殺されたことにトラウマを抱いている。事実上、麟童を「最大のライバル」と見ており、ギリシア十二神から彼を守るようヘルガに命じた。その後ヘルガを伴ってギリシアへと乗り込み、十二神のヘルメス、ハーデスを倒した後満身創痍の体でゼウスに挑むも、流石に力尽きたか敗退する。ヘルガによれば負傷は致命的で再起不能との診断であったが、その後先代ヘルガによる手術が成功して奇跡的な回復を遂げ、最終話では元気な姿を見せている。 ジョルジュ・ディードリッヒ・ヘルガ 前作のドイツJr.参謀であるヘルガの息子で、現総統・スコルピオンの参謀。医学博士でもある。東西分断時は西のオスカーに仕えていたが、現在はスコルピオンに忠誠を誓っている。ザナドゥに命を捧げる程 敬愛しており、ザナドゥを守ることを何より優先し、そのためには策を弄することも辞さない。後にスコルピオンに付き従ってギリシアへと乗り込み、父親と同様に必殺ブローを持たないものの頭脳的な戦い方で十二神のビーナスを相打ちにした。 ブラック・モス ドイツ軍団随一と言われる非情の殺し屋。かつてベルリンの壁を越えようとした際に全身に銃弾を浴びており、その名の通り、全身に黒い蛾のタトゥーのような銃痕がある。鋼鉄の鎧のような肉体の持ち主で大抵のパンチは通用しない。しかし、かつての銃撃で視野の欠損という唯一の弱点をはらんでいる。 シュタイン・ジャコビニ 犯罪・不正行為も辞さぬドイツ影の軍団・殺戮集団シヤッテンのリーダー。東西分断時はスコルピオンに仕えていたが現在はヘルガが参謀の位に就いているため、ヘルガとドイツJr.本隊に対して嫉妬に近い感情を抱いている。自身は後ろから部下を動かす立場だが、ヘルガと同様に必殺ブローを持たないものの頭脳的な戦い方でブラック・モスの視野の欠損を利用し、翻弄するほどの実力を持つ。その後、シヤッテンの悪事が露見した上クーデターが失敗したことによりドイツを追われてオスカーと共にネロに助勢を要求するが、返り討ちにされる。 シヤッテンのメンバー ジャコビニの指示により日本Jr.に対し毒盛り・凶器グラブ・仕込み笛・強化ドーピングなどの姑息な作戦を展開する。主に東出身で構成され、マスクを着用している者も存在する。 エミーナ ドイツ本隊サブリーダー。ギャラクティカマグナムの原理を科学的に解明しドイツ大会決勝戦で麟童と対決。自らもマグナムを放って麟童に挑み勝利するが、勝利と引き換えにボクサー生命が絶たれる致命的なダメージを負ってしまった上、クーデターの失敗に伴いジャコビニ・オスカーと共にドイツを追われた。 ヒムラー☆ ドイツ本隊3巨頭の1人。前作で志那虎と戦ったドイツJr.ヒムラーの息子。父同様、包帯で素顔を隠している。伊織の抹殺を命じられて日本へ赴くが、リング上での勝負を望み、伊織の持つ家宝「円相図」を半分に裂いてその半分を持ち去り、彼をドイツ大会に出場させるよう仕向けた。先代同様、スペシャルローリングサンダーを封じるスペシャルクロスカウンターの使い手である。性格としてはフェア精神の持ち主でシャッテンの罠に嵌った伊織をヘルガに治療するよう頼んだ。世界Jr.大会編では伊織との再戦を望んでいたが、予選においてアメリカ代表のペニーレインに敗れた。その後、大会で負った負傷が癒えぬままの体でギリシア十二神のプロメテウスと戦い、3巨頭全員の力で相打ちに持ち込んだ。 ツヴァイスト・ゲーリング☆ ドイツ本隊3巨頭の1人。前作のドイツJr.ゲーリングの息子。得意技はゲーリング家の家芸である完全弾性衝突をさらに進化させたブロッケンドッペルゲンガーで、相手の技を完全に相手に跳ね返す技である。一人称は「ぼく」。世界Jr.大会編はエジプトのホルスに敗退。その後、大会で負った負傷が癒えぬままの体でヒムラー・ゲッペルスと共にギリシア十二神のプロメテウスと戦い、相打ちに持ち込んだ。 ゲッペルス☆ 影道嵐が3巨頭最強と評するボクサー。前作のドイツJr.ゲッペルスの息子。嵐と場外で激戦を繰り広げるが引き分け。本試合では嵐が前試合でのダメージを引きずっていたためにゲッペルスが勝利。世界Jr.大会編で嵐は雪辱に燃え、無名に化けて復讐を果たす。3巨頭に関してだけは日本Jr.と友好的である。その後、大会で負った負傷が癒えぬままの体でヒムラー・ゲーリングと共にギリシア十二神のプロメテウスと戦い、相打ちに持ち込んだ。 ユルゲン 「ハンターチーム」の先鋒で当初は彼1人で出場していた。モスをも恐れさせる実力の持ち主で彼のチームはユルゲン1人に倒された。3回戦で麟童に相討ちの形で敗れる。シュタインの評によればテクニシャンであり、そのため視野の欠損を抱えたモスでは手も足も出なかったらしい。 グスタフ、グラフ、その他1名 「ハンターチーム」の次鋒、中堅、副将。全員参戦した伊織に敗れる。 ハンター 「ハンターチーム」を率いる。女を侍らせて登場。いかにも強者らしい登場の仕方をしたが、前作で同じような登場をした「Mr.ホワイティ」同様、伊織に瞬殺される。スコルピオンには伊織と戦う前から見限られていた。ハットで素顔を隠していたが、あまり美男子では無かった。幼少の回想シーンではオスカーに付いていた。取り巻き女性は全て伊織に乗り換えられる。なお、剣崎順の「敵国の女さえ惚れさせる……本当にモテるとはこういうことだ」と言うセリフは息子、麟童ではなく伊織が受け継いでいる。 オスカー・ユーゲント ドイツ本隊リーダー。東西分断時は西のリーダーとして、その神童ぶりは東のスコルピオンと並び称えられていた。エミーナたちには神として慕われている。相手のPTSDを利用し、魂を抜き取るかのごとく完全に戦意を喪失させる神業の使い手で、リング上では相手のマリオット盲点を突いて自身の姿を隠しながら戦うスタイルも見せる。悲惨な出生が原因でカトリックに帰依した過去を持つが、実は前作のプロボクサー・バンタム級世界チャンピオンのジーザス・クライストの甥であることが判明する。必殺ブローは伯父譲りのNEO BIBLE(ネオバイブル)だが、伯父ほど完全なものではない。「ドイツ編」では事実上のラスボスであったが、響の命を懸けた奮戦に敗れる。その後はクーデターの失敗に伴いドイツを追われジャコビニと共にネロに助勢を要求するが、ネロの前では神業も通用せず返り討ちにされる。
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ディノ・ジュリアーノ☆ 前作イタリアJr.リーダーのドン・ジュリアーノの五男。ドイツ大会優勝者である麟童たちからスコルピオンへの挑戦権を奪うべく、日本へ乗り込む。必殺ブローは父譲りのコーザノストラ。麟童と戦った時は互角の腕前だった。石松の男気の前に屈し、シーザーの危険性を麟童に忠告して日本を去る。兄弟の中では容姿・性格共に先代に最も似ており、その後の後継者争いには兄弟で唯一参加していない。後に世界大会にも参加したが、予選でプリンス・シャフトに敗れた。 シーザー・ジュリアーノ 同じくドン・ジュリアーノの息子で、現在のイタリアJr.ことシシリアン・ダンディのドン(首領)。ディノの弟でその凶暴な性格は父も恐れるほどだが、ネロに対してだけは暗示能力に対する恐怖とボクサーの資質が敵わないことを自覚しているため逆に恐れている。麟童と対決した時はボクシングの能力は上回っており、一方的にKOさせたほどである。必殺ブローは「VENI VIDI VICI」。実は父殺しの首謀者であり罪を償うために服役していたが最終話で出所後、正式にイタリアJr.のドンに就任した。 ブルータス・ジュリアーノ 同じくドン・ジュリアーノの息子で、シーザーの次のドンとして指名されたネロの抹殺を企てるが返り討ちに遭い、麟童に救われる。以来、麟童に恩義を感じイタリアまでの道案内を務める。大柄で強面な容姿とは正反対に義理堅い性格である。 ネロ・ジュリアーノ 同じくドン・ジュリアーノの末子だが、シーザーたちとは異なり堅気の道を選び画学生となった。母を不幸にした上に父らしいことを何もしなかった実父に対し、生死すら無関心でいる。日本で偶然出会った一菜を絵のモデルと決め、作画の場で服を脱ぐよう指示したところへ麟童が飛び込んだことから彼と敵対する羽目になり、その後シシリアン・ダンディの後継者争いに巻き込まれディノ以外の兄弟全員を倒した結果、本人の意思に反してイタリアJr.の実質的なドンになる。人間の姿をスケッチすることでその人間の心理を操る暗示能力の持ち主で、その力は兄弟たちから魔術と呼ばれ恐れられている。実はボクサーとしても一流でディフェンス・オフェンス双方に長け、その実力は兄弟の中でも抜きん出ている。また、人体の正確なデッサンを学んだことから人体構造を正確に捉えており、父譲りのコーザノストラの使い手でもある。騒動後は麟童と友好関係になり世界大会と十二神戦においても救援に駈け付け、最終話ではシーザーの出所に伴いドンの座を降りて世界一流の画家となった。
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新世代ボクサー(含むバロア家)
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ラファエル かつてのフランスJr.リーダー、ナポレオン・バロアの息子。現在東西に分家しているバロア宮殿の、東の赤薔薇宮のエンペラー。かつて弟のミシェールを死なせたことから多重人格が発症、自覚せぬままラファエルとミシェールの二役を演じてきた。さらに3つ目の人格として、すべての元凶であるバロア家のすべてを滅ぼさんとする悪魔の人格までもが現れた。必殺ブローは父同様のデビルプロポーズ。お家騒動を解決してくれた麟童と伊織には三銃士共々恩義を感じており、ギリシア十二神戦では麟童を救うためにアルテミスと対戦した。 ミシェール ラファエルの弟で、西の白薔薇宮のエンペラー。ラファエルとは同一人物かと見紛うほど瓜二つ。彼こそが正統なエンペラーと言われているが、実は幼い頃に兄との剣術練習で既に命を落としており、現在のミシェールと思われていた人物は、人格交替したラファエルだった。 カトリーヌ ラファエルとミシェールの妹で、3つ子として産まれた。バロア家には姫として慕われる。病弱の身で、発作を起こし倒れることがある。優しい性格で一目で麟童の善良さを見抜きラファエル打倒を狙っていた麟童に対して取止めるように懇願した。同時に父の戦友たる河井武士にもバロア家救済を求めた。 オリビエ☆ バロア家の誇る3大Jr.ボクサー“三銃士”の1人。女性だが、幼い頃にナポレオンに憧れ、男に扮して三銃士となった。自身を女性と知っているのはカトリーヌとナポレオンのみ。伊織に女であることを見破られて以来、彼に恋心を抱く。バロア家伝統の秘拳、真空拳(ポワンアヴィドゥ)は彼女以降、全員が会得している(前作では「カマイタチ」などと呼ばれ、真空拳の名は本作で初登場)。世界Jr.大会編では伊織の助言でアメリカのペニー・レインを倒し決勝トーナメント(ベスト16)まで進み、善戦するがシード選手ギリシアのオルフェウスJr.に敗退。 バロン☆ 三銃士の1人。麟童と互角の実力を持つ(ただし麟童は左手のみ使用)。必殺ブローは断頭拳(ポワン・ドゥ・エシャフォー)で、本作唯一のフランス語のブローである。世界Jr.大会編でホルスの呪いによって倒れた。ホルスの敗北で呪いは解かれたが、バロア宮殿に乗込んで来たギリシア十二神の一人、アルテミスに他の三銃士共々挑むが倒されてしまう。 アル・フォンソ・アルメダ☆ 三銃士の1人。世界Jr.大会編では決勝トーナメントまで残り三重真空拳でアポロンJr.挑むが完敗であった。三銃士最強らしいが一番出番は少ない。実際、河井にも「子供扱い」されているので、実力は未知数。アルテミスに重傷を負わされるが、ラファエルと他の三銃士と共に麟童VS竜童にも駆けつけ元気な姿をみせている。 ディオール 東のラファエルに仕える兵士。ベレー帽と金モールのついたノースリーブの軍服風衣装に、光沢革のロングブーツ・手袋を着用。「ダマスクス・ローズ・マダー」と呼ばれる高貴な香りを放つ薔薇を持つ。麟童を飛行機内で眠らせバロア宮殿に連れて来た。真空拳も使える。彼曰く「真空拳はジャブと同じ」でバロア家全員が習得しているとのこと。西のローランは双子の兄。 ジュール ディオールの上司。麟童拉致を命じた。真空拳も使える。西のシャルルは双子の兄。 ローラン 西のミシェールに仕える兵士。衣装・顔立ちは双子の弟・ディオールと同じだが、弟とは違い麟童に友好的である。「西こそが正統なエンペラーの血筋」と主張している。東の戦闘団から麟童を庇って負傷する。 シャルル ローランの上司。迷宮に迷い込んだ麟童を救助した。これまた弟ジュールと違い温厚な性格である。実はラファエルがミシェールを殺害してしまった現場に立ち会っており、部下の中では唯一ラファエルの多重人格発症を知っていた。
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新世代ボクサー
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イカルス☆ 前作ギリシアJr.のイカルスの息子。父同様に空中戦を得意とし、必殺ブローは父譲りのスカイトリプルダンシング。世界大会出場前に麟童に奇襲をかけた。先代は石松と対戦。なお、ギリシア選手はスーパーシードとして決勝トーナメント(16名で行う)から参戦し、彼もまたスーパーシードの名に恥じない実力を遺憾無く発揮するが、最終的に麟童のハリケーンボルトの前に散る。麟童からの呼称は「タコルス」。 ケルベロス☆ 3つの頭を持つ地獄の番犬ケルベロスの名を冠するボクサー。自身も3つの頭を持つが如く、6つの目で相手の過去・現在・未来をすべて見通すという。伊織の推測によれば、過去・現在とは相手の過去と現状のデータの分析、未来とは見切り、つまり相手の先を読むことらしい。必殺ブローはケルベロスハウリング。世界Jr.大会編で無命を倒すが、決勝トーナメントで麟童のハリケーンマグナムに敗れる。 テーセウス☆ 前作ギリシアJr.のテーセウスの息子。父を倒した剣崎順のことは称えているが、その息子の麟童は三流扱いしている。アポロンに並ぶ実力者であり、世界大会で優勝することで敗残者の子という汚名をすすぎ、自らが十二神の1人にならんとしている。必殺ブローは父譲りのハートブレイクキャノン。世界Jr.大会編の準決勝で麟童のハリケーンファントムに敗れる。 ミノタウロス☆ ギリシア神話でクノッソスの迷宮の中に住んでいた牛頭の魔人ミノタウロスの名を冠するボクサー。彼もまた幻覚で迷宮を作り出し、相手をその中に引きずり込んで翻弄する。プリンスをかなり苦しめたが、ブラックスクエアーを受けて敗れた。 ユリシーズ☆ 前作ギリシアJr.のユリシーズの息子。必殺技の名は父同様トロイアクライシスだが、父は単なるパンチであったのに対し、彼の技は折り紙の馬を相手に見せて暗示をかけ、ギリシア神話のトロイアの木馬の如く、巨大な木馬から小さな兵士が無数に現れて相手の体に取り付く幻覚を見せ、動きを鈍らせる。オリビエの折鶴により暗示から解放された伊織に敗れる。 オルフェウス☆ 前作ギリシアJr.のオルフェウスの息子で幻想楽士の異名をとる。ボクサーであると同時に20世紀最後の天才音楽家であり、その実力は父に勝るとも劣らないという。音楽家であるため、空気を操る技においてはフランスJr.の真空拳を凌駕する。必殺技は父譲りのデッドシンフォニー。オリビエを倒すが、彼女の復讐に燃えた伊織に敗れる。 メデゥーサ☆ 必殺技の名は先代同様ブラデッドメデゥーサだが先代は単なるパンチであったのに対し、彼の技はその名の通り、ギリシア神話で相手を石化する怪物メデゥーサの如く、相手を硬直させて攻撃する。善戦はしたが、ホルスの呪いで返り討ちに遭う。 アポロン☆ 太陽神アポロンの名を冠する現ギリシアJr.最強のボクサー(十二神やゼウスを含めても最強である)。前作ギリシアJr.のアポロンの息子。歴代アポロン家の人間が代々ギリシア最強の実力を持ちながら十二神以下の一般戦士扱いである屈辱を晴らさんと、自らがカイザーナックルを手にしてギリシア軍を改革せんとして世界大会に臨む。常に正々堂々とした態度で臨み、自身の敵に対しても救いの手を差し延べる律儀な性格である。神話の時代より受け継いだ神の血(イーコール)による治癒能力を持つ他、攻防一体の格闘界最大の奥義・制極界の使い手でもある。必殺ブローは父譲りのゴッドディメンションでアルメダ、ホルス、伊織を次々に撃破して行った。決勝では麟童と最後まで正々堂々と闘った。最終話では失脚したゼウスに代わり、ギリシアJr.の新たなリーダーに就任した。
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