その他の貴族
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「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」の記事における「その他の貴族」の解説
ヒューバート・クライン トレヴィシク家の隣家に住んでいた。リンダをたらしこんだ。 ガンズフィールド 準男爵。ロンドン中の注目を集めているらしい。 マルベリー夫人、マルベリー卿 マルベリー卿の女遊びに嫉妬したマルベリー夫人の心のかたちを、かつてクリスが「嫉妬」というドレスで仕立てた。 クロムウェル卿 イヴリンの祖父に恩義を感じている。イギリスの各所に領地を持つ。 コニー・ウィリアムズ ヘンリーとドロシアのかつての友達。アラン・ウィリアムズという貿易商人に嫁いだ。旧姓はブラウン。 デューイ・カートリー ドロシアの従兄弟。 ケント・コンウェイ パトリシアと共にオルソープ家の舞踏会に出席した。ジェインという妹がいる。パトリシアへ求婚している。 アレックス・シュミット コーネリアと共にオルソープ家の舞踏会に出席した。 ライ パトリシアの兄の寄宿舎時代の後輩。パトリシアの恋人。 ショーン・ルイス ミラルダの恋人。以前はパトリシアに求婚していた。父はパトリシア鉄道の経営者のひとり。 バートランド イヴリンに求婚した結果、ユベールに銃を奪われた。
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その他の貴族(ゴールデンバウム)
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「銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国」の記事における「その他の貴族(ゴールデンバウム)」の解説
リップシュタット陣営に与したものは#門閥貴族とリップシュタット陣営を参照。 エルフリーデ・フォン・コールラウシュ (Elfride von Kohlrausch) 声 - 富沢美智恵(旧) リヒテンラーデ侯の姪の娘。フェリックス・ミッターマイヤーの実母。 リヒテンラーデ家の縁者として、リヒテンラーデの拘束及び一族の処刑を担当したロイエンタールの命を狙うが逆に捕らわれ、そのまま夜を共にする。以後は、ロイエンタールの破滅を見届けるとして、オーディンのロイエンタール家に居付き、フェザーンへの異動にも同行する。なお、ルビンスキーは彼女がリヒテンラーデ家とは無縁の女性で、そう思い込んでいるだけ(さらにそれをラングが仕向けた)ようなことを匂わす発言をしている。 ロイエンタールの子を宿した後に、彼への復讐を狙うラングに目をつけられ謀略に加担し、ロイエンタールの叛意を偽証する。謀略の失敗後はラインハルトの計らいで男児を生むが、間もなく姿を消し、ルビンスキーの隠れ家に逗留する。その後、第2次ランテマリオ会戦において、ドミニクの手筈で死の間際のロイエンタールに生まれた息子を連れて対面する。反乱に失敗してみじめに死ぬところを見物に来たと言いつつも、今なら容易く自分を殺せるというロイエンタールの発言には特に反応を示さず、2人の息子をミッターマイヤーの養子とするロイエンタールの提案を受けると、子供を残し姿を消す。 ウィルヘルム・フォン・クロプシュトック (Wilhelm von Klopstock) 声 - あずさ欣平(旧:第9話) 侯爵で門閥貴族。クロプシュトック事件の首謀者。外伝『星を砕く者』の第3章「クロプシュトック事件」の登場人物。 門閥貴族の中でも家祖(アルブレヒト・フォン・クロプシュトック)が、ルドルフの銀河連邦議員時代から盟友という名門中の名門で、以来何人もの国務尚書や皇后も輩出したという古い大権門の老当主。30年前の先帝オトフリート5世の治世下でも権勢を誇っていたが、オトフリートの末子クレメンツ大公を支持し、次男フリードリヒを公然と侮辱していたため、クレメンツが長兄謀殺で失脚してフリードリヒが帝位につくと、事実上中央政界から排斥されてしまう。以来、跡継ぎが亡くなるなど家運は転落の一途を辿り、家の将来を悲観し、帝国暦486年、フリードリヒ4世及び自身に取り代わって栄華を極めるブラウンシュヴァイク公に逆恨みで一矢報いるべく、クロプシュトック事件を引き起こす。結局、偶然が重なって標的のどちらも暗殺することはできず、領地の惑星に逃亡する。その後、ブラウンシュヴァイクを長とした討伐軍の侵攻を受け、雇った傭兵で迎え撃った末に毒を飲み自害する。 本伝では本編開始以前に起こった事件でミッターマイヤーに関わるエピソードとして、クロプシュトックの名は軽く触れられる程度であるが、外伝において詳細に述べられる。また、OVA版では時系列が変更され本伝中の出来事になっている。クロプシュトック事件自体はほぼ原作の通りであるが、自領へ逃げることはせず、最期は暗殺失敗の報を聞いてオーディンの自邸に火を放ち、拳銃自殺する。 ユルゲン・オファー・フォン・ペクニッツ (Peknitz) 第38代皇帝カザリン・ケートヘン1世の実父。公爵(元子爵)。 妻が帝位継承には絡まない皇族の傍流(OVA版ではフリードリヒ4世の姪にあたる)であることを除けば特に特徴のない平凡な30代前半の青年貴族。政治にも軍事にもまったく興味がなくリップシュタット盟約にも参加せず、象牙細工の収集だけが趣味で、それ高じて多額の借金を抱え、商人から民事訴訟を起こされている。そのため、生まれて間もない娘をエルウィン・ヨーゼフ2世の後の皇帝にしても皇帝の実父として権勢を握れるような者ではないと判断され、カザリンの擁立に繋がる(借金は宮内省が肩代わり)。これに伴い子爵から公爵に陞爵、乳児である娘に代わって親権者として国事行為を代行する。そしてバーラトの和約後に娘が健在である限り年150万帝国マルクの年金が支払われることを前提に退位宣言にサインして、ラインハルトに帝位を禅譲し、ゴールデンバウム王朝を終わらせる。 マクシミリアン・フォン・カストロプ (Maximillian von Kastropf) 声 - 堀秀行(旧) / 吉野貴宏(D) オイゲンの嫡男。カストロプ動乱の首謀者。第1巻6章「それぞれの星」の登場人物。 重臣、大貴族の息子として特権と富を甘受してきた典型的な貴族主義者の青年。父の死によってその爵位と莫大な財産を相続するはずであったが、不正に貯めた資産の摘発及び、大貴族でも法で罰せられるという見せしめのために宮廷より差し止められたことに不満を持ち、調査官を猟犬で追い払う、宮廷への出頭命令を無視する、説得にやってきた親戚のマリーンドルフ伯を監禁するといった暴挙の果てに私設軍による軍事行動に至る(カストロプ動乱)。おおよそ社会経験のない無能な青年だが、軍事に多少の才を見せ、2度に渡る討伐軍を退けた上に、指揮官のシュムーデを討つ功績を上げる。それに気を良くして近隣のマリーンドルフ伯領を併合しての半独立の地方王国の建国を試みる。しかし、新たにマリーンドルフ伯領軍の救援及び討伐軍として派遣されたキルヒアイスには陽動として本領カストロプ星を突かれてしまったため急いで戻ろうとする。そこを伏兵によって前後を挟撃されて大敗、生還はするものの最期は保身を計った部下に殺害される。 原作では5ページほどのエピソードで容姿の描写などもないが、派生作品では(動乱に至る経緯は同じであるものの)掘り下げられ、オリジナル設定・展開が多いため、下記に個別に記述する。OVA版 肥満気味の青年で、近世ドイツ的な帝国の風俗に対して、古代ギリシア風の装いをしている(これは彼の部下や侍女も同様)。カストロプ領はフェザーンから購入したアルテミスの首飾りと同じ戦闘衛星で守られており、それによってシュムーデ艦隊が敗北したことになっている。自ら艦隊を率いてマリーンドルフ伯領を攻めることもなく、そのため、マクシミリアン個人の軍事面での才能描写は一切ない。状況が悪化するや動揺して周囲の部下や物に八つ当たりした末、1人の部下を身代わりにして逃亡を図ろうとするが、その部下から刺されたのを機に自分を見限った部下や侍女たちから次々と刺されて死亡した。 道原版 長髪細面の美形で、ある程度の軍事的能力を持つ人物として描かれる。年端のいかない少女を慰み者にする描写もある。反射衛星を利用したビーム兵器で自領を守っており、さらに実妹エリザベートが指揮する迎撃艦隊で敵を迎え撃つ。ビーム兵器基地が破壊され敗北が確定的となった後、執事から降伏か自害を勧められるが拒絶する。このため、彼の名誉を守ろうとする執事によって射殺される。 藤崎版 OVA版と同様に、古代ギリシア風の装いをした肥満気味の青年。マリーンドルフ伯を戦艦の先に晒す様に命じるなど、幼稚な言動が多い。基本は原作のエピソードに沿うが時系列はやや前後しており、半独立の地方王国の建国を試みてマリーンドルフ伯領に攻め込んだ末に、フレーゲルの策謀もあってマリーンドルフ伯を拘禁したことになっている。その後、原作通りキルヒアイス艦隊に追い込まれると自領に逃げ込み、領地の財貨を1マルクも残さず収奪するよう命じて同盟への亡命を企てるが、見限った部下から金貨の詰まった重い袋を頭部に直撃させられる形で死亡する。 ノイエ版 原作の帝国の風俗通りの貴族然とした中肉中背の男。乗艦は旗艦ダインスレイフ。事あるごとに部下(主に副官の2人)を殴りつける粗暴な性格であり、そのため人望がない。キルヒアイスとの正面からの艦隊戦となり、数で劣る上に定石から外れた用兵の相手を侮るが、旗艦と本隊の間を分断される。普通に戦えばなお優勢であったが人望の無さや士気の低さをキルヒアイスに見切られており、降伏すれば兵の罪は不問にするとの勧告を受ける。これに対し艦橋にいた部下たちが承諾する動きを見せた上に銃口を向けられて逆上し、とっさに銃を手に取るもこれによって完全に見限られ射殺される。 エリザベート・フォン・カストロプ 道原版のオリジナルキャラクター。マクシミリアンの実妹。カストロプ家の私設艦隊の司令官。 私設艦隊だが帝国では珍しい女性軍人(提督職に限れば女性と明言されているキャラクターは同盟にもいない)。対シュムーデ戦での描写はないが、対キルヒアイス戦では兄の命で艦隊を率いて迎撃に出る。寡兵のキルヒアイス艦隊を嘲ったが、キルヒアイスが小惑星を爆破させ、慣性の法則でその破片を突っ込ませるとともに攻勢に出ると艦隊は潰走。それまでは「兄上」と呼んでいたマクシミリアンに「お兄さま、私の艦隊が」と素に戻って泣きつき、マクシミリアンがその対応に気を取られたことで、大気圏内に突入していたジンツァーがビーム発射基地を破壊する隙を作った。泣きついた直後に通信は途絶したため、その後の描写はないものの戦死したと思われる。 マクシミリアンは目前に迫っていたジンツァーの突入部隊を放ってまでエリザベートを救おうとしており、兄妹仲は良かった模様。
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その他の貴族(王国)
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「オーバーロード (小説)」の記事における「その他の貴族(王国)」の解説
チエネイコ男爵 声 - 中國卓郎 貴族派閥に属する下級貴族。バルブロでさえ吐き気を催すほどの頭に響く甲高い声をしている。 大虐殺前の戦略会議で、アダマンタイト級冒険者であるモモンの助力を得るべきと進言。モモンの居所を訪れた際、留守中であった彼の代わりに応対したナーベに手を出そうとしたため、自分の手に大きな青痣を付けられ追っ払われた。バルブロの権力を使ってナーベへの報復を考えていたが、実はバルブロからは時期がくれば見捨てようと考えられていた。また、国王からも何かあった時の捨て駒候補として見られていた。 大虐殺の際は、別働隊を率いるバルブロに付き従いカルネ村を襲撃する。腰巾着としか言いようのない言動と行動、王旗を置き去りに逃げ出すような臆病さをバルブロからは内心で唾棄されていた。敗走した先でのルプスレギナの襲撃で王子諸共死亡した。 フィリップ・ディドン・リイル・モチャラス 下級貴族の三男。男爵。次兄が病死、長兄も家督相続前に大虐殺にて戦死したため当主の座が転がり込む。魔導国使節団を歓迎する立食パーティーに出席後、大虐殺の影響で混乱の最中にある王国内で自らの派閥を建てるため、アルベドを自家主催の舞踏会に招待した。 自身は自分を有能だと疑わず親や兄達を無能と嘲っているが、アルベドは当然として、舞踏会開催で助力を受けたヒルマからも貴族としての知識や礼儀が欠如していることを内心侮蔑されている。後継者争いからは最初から外されていたため下剋上の思いは強い。勢力拡大のための計画を彼なりに作成しているが、三男であったが故に領地に関する教育を受けてこなかったことが災いし穴だらけの計画しか作成できていない。実際には味方にしても誰も得しない程度の貴族であり、滅ぼしても誰も責任を追及されない立場の貴族にも当たる。このため魔導国に加わっても政治的にすぐに行き詰ることは確実であり、このまま王国に属していても魔導国に真っ先に蹂躙される立ち位置にある。以上のような損得勘定がまるでできていないことを父親や執事からは不安視されている。 実質的にはナザリックと八本指のラインから愚かさを見込まれて選ばれ操られている出来の悪い人形でしかないのだが、身の程を知らずアルベドを妻にすることを望んでいる。そのことを知ったヒルマからは狂人の沙汰と、呆れを通り越してとばっちりを恐れる恐怖の思いさえ抱かれることになった。アインズが自分の身に何かあった際の予行演習として死を偽装した際にはアルベドとの結婚を実現すべく行動を開始、手綱を握っていたはずのヒルマの絶叫を招くこととなる。 のちに魔導国が王国へ侵攻する端緒となった、聖王国への物資輸送団を襲撃して食料を強奪した張本人。デルヴィに唆され、魔導国の食料を奪えば備蓄の少ない王国の食料価格は上がり、自領の農産物をより高く販売出来ると思い付き、襲撃計画を実行に移した。恐るべきその暗愚さは、デルヴィの目論見を砕きアルベドやデミウルゴスに当惑をもたらし深読みさせ、当初は王国に間接的な方法で仕掛けるはずだった魔導国の方針を直接的な侵略に転換させるに至った。最期は王都陥落後にアルベドに引き擦り出され処分された。 ヴィアネ・デルヴィ 男爵。細身で冴えない風貌の男。運動神経は無いが人より頭は回る。所属する派閥の援助者であるヒルマが裏の組織・八本指の人間であると考え彼女の策を潰すため、また自分の今後のため、フィリップの無謀な計画を利用しようと目論む。敗走してきたフィリップを殺害し場合によっては魔導国へも恩を売ろうとしたが、何故か襲撃が成功してしまったため目算が狂った。最期は処分されフィリップの元に首が届けられた。 イーグ・ロキルレン 男爵。立派な体格をした男。デルヴィとは逆に頭は良いとは言えずお世辞を言うのが苦手。デルヴィに追随するも彼と同様、処分され首をフィリップに送られる。 ナイウーア伯爵 王国北部のリンデ海に面する大都市エ・ナイウルを治める貴族。年齢は40超。日に焼けた体をしている。口調は貴族っぽくない。正室所生の長男・三男、側室所生の次男・長女と子は4人いる。
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その他の貴族
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「平清盛 (NHK大河ドラマ)」の記事における「その他の貴族」の解説
高階基章(たかしな の もとあき) 演:平田満 下級貴族。明子の父。重盛・基盛の祖父。 住吉明神を篤く信仰しており、清盛との出会いを神の導きと信じて清盛に明子を妻にと勧める。後に明子が病に倒れると、取り乱す清盛を制した。 藤原季範(ふじわら の すえのり) 演:山口良一 熱田神宮大宮司。由良御前の父。義朝の義父。頼朝の祖父。 山賊に襲われていた所を東国へ向かう途中の源義朝に助けられる。由良は源氏の館を訪ねる際の口実として度々季範の名前を利用している。 平時信(たいら の ときのぶ) 演:蛭子能収 下級貴族。時子・時忠・滋子の父。高倉帝・宗盛・知盛・徳子・重衡の祖父。 冴えない風体で出世も思わしくなく、子の時忠には内心見下されている。 平康頼(たいら の やすより) 演:螢雪次朗 後白河院の近臣。鹿ヶ谷の陰謀に関与する。 俊寛(しゅんかん) 演:大島宇三郎 後白河院の近臣。法勝寺執行。鹿ヶ谷の陰謀に関与する。 原田種直(はらだ たねなお) 演:蟹江一平 大宰大監。 大宰府で実質的に行政主導を握っている在地豪族で、代々大宰大監の職を襲う家柄。独立志向の強い鎮西在地豪族に影響力を持っているが、それをダシにして日宋貿易の利権を握っていた。また朝廷への租税も滞りがちであったため、その催促として清盛が派遣された。当初は在地豪族の取り締まりを理由に渋っていたが、兎丸ら元海賊衆を動員した清盛によって制圧された。その後、平氏一門の女性を妻に娶る。
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その他の貴族
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「銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国」の記事における「その他の貴族」の解説
マグダレーナ・フォン・ヴェストパーレ (Magdalena von Westphale) 声 - 横尾まり(旧) ヴェストパーレ男爵家の女当主。ヴェストパーレ男爵夫人マグダレーナと呼称される。外伝の登場人物。 シャフハウゼン子爵夫人と共にアンネローゼの数少ない友人。アンネローゼより2歳年上で、黒い髪と黒い瞳、象牙色の肌をした美女。独身だが「歩く博物館」の異名を持ち、7人の才能ある無名の芸術家のパトロン兼愛人として囲っており、芸術分野に造詣が深い。才色兼備で精神的な骨格が逞しく、もし男であれば貴族社会の俊秀として名をなしたに違いないと評される。愛人の一人である劇作家の上演で、ヴェストパーレとの関係を揶揄して嘲弄してきた観客の貴族たちに狼狽することなく一喝して黙らせたというエピソードを持つ。宮廷に入ってきたばかりのアンネローゼに好意を抱いて何かと親切を示し、彼女が他の貴族たちから陰口以上の嫌がらせを受けないのはマグダレーナがいるためだという。このためラインハルトが頭の上がらない数少ない一人であり、その芸術関係の交友からメックリンガーと間接的に引き合わせた人物ともなっている。また、ヒルダの亡き母が古典音楽の講師を務めていた縁からヒルダとも面識があり、互いに才能を評価しあい、彼女から大元帥の軍服が似合うと言われる。メックリンガーとの交友関係については、精神的物質的な助力を必要とする男性に強烈な保護欲を唆られるのであって、既に芸術家としても軍人としても成功している彼とは男女の仲ではないという。 アンネローゼ周りの人物として掘り下げられて外伝に登場した人物であり、原作本伝には名前も含め一切登場しない。しかし、本編開始前に死亡や失脚して物語から退場したというわけではなく、OVA版ではエピソードの時系列変更によるものも含め、本伝中に普通に登場する。OVA外伝『決闘者』にも登場して決闘のお膳立てを行うなど活躍し、いち早くラインハルトの相手の正体を見抜く。 ドロテーア・フォン・シャフハウゼン (Drothea von Schaffhausen) 声 - 佐藤直子(決) シャフハウゼン子爵の妻。 ヴェストパーレ男爵夫人と共にアンネローゼの数少ない友人。容姿はかろうじて美人というところだが、性格は善良で親切であり、貴族社会において稀に見る美質の所有者と評される。平民出身であり、シャフハウゼン子爵は彼女との結婚を認めさせるため、典礼省などに対し、財産を半減させるほどの巨額の謝礼金や工作を使ったとも言われる。このため、ラインハルト姉弟の信頼厚く、帝位についた彼の侍従長ウェンツェル・フォン・ハッセルバック男爵は彼女の義弟にあたる。また、過去を扱った外伝『千億の星、千億の光』ではヴァンフリート4=2の戦いから帰還したラインハルトとキルヒアイスがアンネローゼと会うために邸宅のサンルームを貸す。 本伝ではアンネローゼの友人として名前が登場するのみだが、外伝『星を砕く者』で端役ながら登場して上記の来歴や人物像が説明され、OVA外伝『決闘者』ではアンネローゼとの関係からラインハルトがシャフハウゼン子爵に挑まれた決闘の代理人となる。 シャフハウゼン (Schaffhausen) 声 - 伊藤和晃(決) 子爵。ドロテーアの夫。OVA外伝『決闘者』の登場人物。 善良な妻ドロテーアと共に、貴族としては突然変異的に善良と評される人物。平民であるドロテーアと一緒になるために資産の半分を献金したという。宮廷政治にも興味がなく、薬用植物の研究と旅行記の読書という趣味の日々を過ごす。原作外伝においてドロテーアの説明のために名前が触れられるだけで登場しない。外伝『決闘者』のきっかけとなる人物で、ヘルクスハイマー伯爵と鉱山の採掘権で争いになり、決闘を挑まれたことから、その代理人としてラインハルトを指名することとなる。 コルヴィッツ 帝国騎士。元宮内省の職員。グリューネワルト伯爵家執事。 宮内省職員としてベーネミュンデに飽いて新たな少女を求め始めたフリードリヒ4世のために市井にいたアンネローゼを見出した人物。この功績によって皇帝から多額の褒賞を受け、アンネローゼに仕えるよう指示される。このため、彼女を親身に考えており、ヴェストパーレ男爵夫人、シャフハウゼン子爵婦人に準じるアンネローゼの数少ない友人としてコルヴィッツ夫妻の名が挙がる。しかし、ラインハルトからすれば姉を連れ去った誘拐犯であり、明白に敵意を抱かれている。 藤崎版では原作同様に敵意を抱かれつつも、ベーネミュンデの魔の手から命を賭して姉を守るように厳命される。また子爵になっている。
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