クロプシュトック事件 (原作時系列)
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「銀河英雄伝説の戦役」の記事における「クロプシュトック事件 (原作時系列)」の解説
詳細は「銀河英雄伝説の用語#クロプシュトック事件」を参照 帝国暦486年3月、ブラウンシュヴァイク公爵の私邸に於ける門閥貴族の親睦パーティーで発生したクロプシュトック侯爵による爆破テロ事件と、それに続く討伐の総称。 このパーティーにはラインハルトも招待されていたが、パーティーのさ中に男爵夫人の一人が貧血を起こして倒れ、従者達によって椅子に座らされ、その椅子に置かれていた黒いケースが会場の外に運び出されようとした瞬間爆発を起こした。当初の場所から移動させられていたため、ラインハルトやブラウンシュヴァイク公爵など、会場内にいた者の多くが命拾いした。 かつてブラウンシュヴァイク公オットーと政争を繰り広げたクロプシュトック侯ウィルヘルムが爆破事件の犯人であると判明したため、激怒したブラウンシュヴァイク公は自ら司令官となって艦隊を率い、クロプシュトックの領土である惑星に赴いた。だがブラウンシュヴァイク公及び配下の指揮官が全て戦闘経験の無い貴族であったため、補佐役として「戦闘技術顧問」という肩書きの実戦指揮官が同行し、アドバイスを行う事になった。この戦闘技術顧問の中にウォルフガング・ミッターマイヤーとオスカー・フォン・ロイエンタール(ともに少将)がいた。 クロプシュトックは私兵を揃えて迎撃態勢を取っていたが兵力の劣勢を覆せず、クロプシュトック領は戦闘開始後一週間で討伐艦隊に制圧された。ミッターマイヤーはこの時、自分に指揮を任せれば3時間で決着をつけられると言っているが、実際には彼に指揮権は無く、彼の発した様々なアドバイスも無視あるいは却下され続けていた。
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クロプシュトック事件(OVA版時系列)
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詳細は「銀河英雄伝説の用語#クロプシュトック事件」を参照 同事件のOVA版。原作ではアスターテ会戦前に起こっているとされる事件だが、OVA第1期に組み込むため、発生時期や各設定を変更して、本編第9話「クロプシュトック事件」とした。 全体的な構成は原作版に近いが、以下のような差異が存在する。 発生時期は原作では帝国暦486年3月、OVA版では同487年の半ば。 原作では貧血を起こして倒れた男爵夫人を椅子に座せたのは従者だが、OVA版ではラインハルト。 爆弾が仕掛けられていたのは原作では黒いケース。OVA版では杖。 爆発後、ラインハルトに職務質問した警備担当は、原作ではメックリンガー、OVA版ではシュトライト。 テロが失敗に終わった後、クロプシュトックは原作では領地の惑星に逃げ込み、ブラウンシュヴァイク公率いる討伐艦隊を迎撃したが、OVA版ではオーディンの屋敷に火をつけ自害した。従ってミッターマイヤーが討伐艦隊のオブザーバーとして同行し、そこでブラウンシュヴァイク公の縁者を銃殺する一件はOVA版には存在せず、第87話で描かれた軍刑務所の拘禁/暗殺未遂のくだりも、この事件の関連によるものとは説明されていない。 討伐を命じられた陸戦隊の指揮官として、この回でフェルナーが登場している。
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