ミッターマイヤー暗殺未遂事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)
「銀河英雄伝説の戦役」の記事における「ミッターマイヤー暗殺未遂事件」の解説
上記のクロプシュトック事件(原作時系列)に関連して発生した出来事。ミッターマイヤーとロイエンタールがラインハルトの陣営に加わる経緯となった。 クロプシュトック領を制圧後、貴族達による略奪と虐殺を防ぐためにミッターマイヤーは腐心していたが、数人の青年貴族が起こした老婆に対する凌辱と略奪・殺害の現場を見るに至り、その主犯格の男を直ちに銃殺した。軍規に基づいた行動ではあったが、その主犯の男がブラウンシュヴァイク公の縁者であり、しかもミッターマイヤーはそれを承知の上で銃殺した。メンツを潰されたブラウンシュヴァイク公はこれに激怒しミッターマイヤーを逮捕したが、正当な理由が無いため処罰出来ずにいた。軍法会議でミッターマイヤーの潔白が証明される前に暗殺される危険を感じたロイエンタールは、面識こそ無いが明らかに門閥貴族と反目していると思われるラインハルトを訪ね、ミッターマイヤーの救出を嘆願した。いくばくかの質問の後、ロイエンタールの嘆願が罠では無いと確信したラインハルトは、ロイエンタール及びキルヒアイスとともに軍刑務所に乗り込み、ミッターマイヤーを殺そうとしていたフレーゲルと相対した。一触即発の状態となったが、後から登場したアンスバッハの機転でその場は収まり、フレーゲルは不満たらたらの体ながら撤収した。命を救われたミッターマイヤーは、ロイエンタールともどもラインハルトに忠誠を誓った。 5月9日、ミッターマイヤーは起訴猶予で釈放され、ロイエンタールとともにラインハルトの艦隊に配属されたが、その最初の戦いである惑星レグニッツァ上空の戦いで、コルプト子爵(ミッターマイヤーが銃殺した青年貴族の兄)に命を狙われる事になる。 OVA版では両事件は分離され、クロプシュトック侯事件にミッターマイヤー・ロイエンタールは関与していない(詳細はこちら)。またミッターマイヤーがブラウンシュバイク公の縁者を銃殺して逮捕され、ラインハルトに助けられるエピソードもOVA版のクロプシュトック候事件とは別に存在する(どのような事件があったかの詳細は不明)。
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