準男爵とは? わかりやすく解説

準男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 15:20 UTC 版)

準男爵准男爵、じゅんだんしゃく)、バロネット(baronet)は、イギリス世襲称号の1つ、またそれを持つ者。従男爵(じゅうだんしゃく)とも[1]男爵(baron)の下位、ナイト(knight)の上位に位置する[2][注釈 1]。準男爵は世襲称号の中では最下位で、貴族ではなく平民である[4]貴族院にも議席を有さない[5][6]


注釈

  1. ^ ただしナイトのうち、イングランド最高勲章のガーター勲章(ガーター騎士団)スコットランド最高勲章のシッスル勲章(シッスル騎士団)アイルランド最高勲章の聖パトリック勲章(聖パトリック騎士団)の各ナイトよりは下位となる[3]
  2. ^ 自身も準男爵を父から世襲していた政治家サー・ロバート・ピールは『こうした欲深さには驚かされる。(このままでは)空虚な名称に気品を感じなくなるのではないか』と危機感をあらわにしている[5]

出典

  1. ^ バロネット』 - コトバンク、『爵位』 - コトバンク
  2. ^ a b c 君塚直隆 2004, p. 242.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m Heraldic Media Limited. “The Baronetage” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2019年12月24日閲覧。
  4. ^ 小川賢治 2009, p. 90.
  5. ^ a b c d e f g スレイター, スティーヴン 著、朝治 啓三 訳『【図説】紋章学事典』(第1版)創元社、2019年9月30日。ISBN 978-4-422-21532-7 
  6. ^ 神戸史雄 2005, p. 100.
  7. ^ 松村赳 & 富田虎男 2000, p. 57.
  8. ^ 仲丸英起 2015, p. 67.
  9. ^ 仲丸英起 2015, p. 67-68.
  10. ^ a b 仲丸英起 2015, p. 68.
  11. ^ 小川賢治 2009, p. 100, 君塚直隆 2004, p. 241-242, 仲丸英起 2015, p. 68
  12. ^ a b c d e f g Baronet”. 1911 Encyclopædia Britannica. 2019年12月24日閲覧。
  13. ^ a b 仲丸英起 2015, p. 69.
  14. ^ a b 仲丸英起 2015, p. 70.
  15. ^ a b c 仲丸英起 2015, p. 71.
  16. ^ 仲丸英起 2015, p. 71-72.
  17. ^ , 松村赳 & 富田虎男 2000, p. 57, 仲丸英起 2015, p. 72
  18. ^ a b c d 仲丸英起 2015, p. 72.
  19. ^ 小川賢治 2009, p. 100.
  20. ^ a b c 君塚直隆 2004, p. 243.



(イートンのグローヴナー)準男爵 (1622年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 14:12 UTC 版)

ウェストミンスター公爵」の記事における「(イートンのグローヴナー)準男爵 (1622年)」の解説

肖像称号代数名前(生没年)受爵期間続柄他の称号 初代準男爵サー・リチャード・グローヴナー(英語版)(Richard Grosvenor)(1584年-1645年) 1622年2月23日-1645年9月14日 無し 第2代準男爵サー・リチャード・グローヴナー(英語版)(Richard Grosvenor)(1604年頃-1665年) 1645年9月14日-1665年1月31日 先代息子 第3代準男爵サー・トマス・グローヴナー(英語版)(Thomas Grosvenor)(1656年-1700年) 1665年1月31日-1700年6月30日 先代の孫 第4代準男爵サー・リチャード・グローヴナー(Richard Grosvenor)(1689年-1732年) 1700年6月30日-1732年7月13日 先代息子5代準男爵サー・トマス・グローヴナー(Thomas Grosvenor)(1693年-1733年) 1732年7月13日-1733年2月4日 先代の弟 第6代準男爵サー・ロバート・グローヴナー(Robert Grosvenor)(1695年-1755年) 1733年2月4日-1755年8月1日 先代の弟 第7代準男爵リチャード・グローヴナー(Richard Grosvenor)(1731年-1802年) 1755年8月1日-1802年8月5日 先代息子 1761年4月8日グローヴナー男爵叙される。以降グローヴナー男爵位と継承者が同じ。下記グローヴナー男爵参照

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(スティッテナムの)準男爵(1620年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 04:10 UTC 版)

サザーランド公爵」の記事における「(スティッテナムの)準男爵(1620年)」の解説

初代準男爵サー・トマス・ゴア(英語版) (1584頃–1655頃) 2代準男爵サー・トマス・ゴア(英語版) (1605頃–1672頃), 先代息子 3代準男爵サー・トマス・ゴア(1666頃–1689), 先代の孫 4代準男爵サー・ウィリアム・ルーソン=ゴア英語版) (1647頃–1691), 先代叔父 5代準男爵サー・ジョン・ルーソン=ゴア英語版) (1675–1709), 先代長男1702/3年3月16日ゴア男爵叙される。以降ゴア男爵位と継承者が同じ。下記ゴア男爵参照

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(サールズテーンの)準男爵 (1666年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:51 UTC 版)

ネイピア卿」の記事における「(サールズテーンの)準男爵 (1666年)」の解説

初代準男爵サー・フランシス・スコット (1645–1712) 2代準男爵サー・ウィリアム・スコット(英語版) (1670–1725) 3代準男爵サー・フランシス・スコット (1702頃–1773)1706年に第6代ネイピア卿継承ネイピア改姓

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(ブラッグドンのリドレー)準男爵 (1756年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 15:18 UTC 版)

リドレー子爵」の記事における「(ブラッグドンのリドレー)準男爵 (1756年)」の解説

初代準男爵サー・マシュー・ホワイト (Sir Matthew White, 1727年頃–1763) 2代準男爵サー・マシュー・ホワイト・リドレー(英語版) (Sir Matthew White Ridley, 1745–1813) - 先代の甥 3代準男爵サー・マシュー・ホワイト・リドレー(英語版) (Sir Matthew White Ridley, 1778–1836) - 先代息子 4代準男爵サー・マシュー・ホワイト・リドレー(英語版) (Sir Matthew White Ridley, 1807–1877) - 先代息子 5代準男爵サー・マシュー・ホワイト・リドレー(英語版) (Sir Matthew White Ridley, 1842–1904) - 先代息子1900年リドレー子爵叙され

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(クランブルックのブルック)準男爵(1822年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 15:14 UTC 版)

ブルックバラ子爵」の記事における「(クランブルックブルック)準男爵(1822年)」の解説

初代準男爵サー・ヘンリー・ブルック(Henry Brooke, 1770年1834年2代準男爵サー・アーサー・ブリンズリー・ブルック(英語版)(Arthur Brinsley Brooke, 1797年1854年先代息子 3代準男爵サー・ヴィクター・アレグザンダー・ブルック(英語版)(Victor Alexander Brooke, 1843年1891年先代息子 4代準男爵サー・アーサー・ダグラス・ブルック(Arthur Douglas Brooke, 1865年1907年先代息子 5代準男爵サー・バジル・スタンレイク・ブルック(Basil Stanlake Brooke, 1888年1973年先代息子1952年ブルックバラ子爵叙される。

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(アシュフォードの)準男爵 (1867年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 12:01 UTC 版)

ギネス準男爵」の記事における「(アシュフォードの)準男爵 (1867年)」の解説

初代準男爵サー・ベンジャミン・リー・ギネス (Sir Benjamin Lee Guinness, 1798–1868) 2代準男爵サー・アーサー・エドワード・ギネス(英語版) (Sir Arthur Edward Guinness, 1840–1915) - 先代息子1880年にアーディローン男爵

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(ビバーストンの)準男爵(1619年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 14:37 UTC 版)

セント・アルドウィン伯爵」の記事における「(ビバーストンの)準男爵(1619年)」の解説

初代準男爵サー・ウィリアム・ヒックス(英語版) (William Hicks, 1596–1680) 2代準男爵サー・ウィリアム・ヒックス (William Hicks, 1629–1703) - 先代息子 3代準男爵サー・ヘンリー・ヒックス (Henry Hicks, 3rd Baronet, 1666–1755) - 先代息子 4代準男爵サー・ロバート・ヒックス (Robert Hicks, 生年不詳-1768) - 先代息子 5代準男爵サー・ジョン・バプティスト・ヒックス (John Baptist Hicks, 生年不詳-1792) - 先代従兄弟(2代準男爵に遡って分流) 6代準男爵サー・ハウ・ヒックス (Howe Hicks, 1722–1801) - 先代のはとこ(初代準男爵に遡って分流) 7代準男爵サー・ウィリアム・ヒックス (William Hicks, 1754–1834) - 先代息子 8代準男爵サー・マイケル・ヒックス・ヒックス・ビーチ(英語版) (Michael Hicks Hicks Beach, 1809–1854) - 先代の弟の孫 9代準男爵サー・マイケル・エドワード・ヒックス・ビーチ (Michael Edward Hicks Beach, 1837–1916) - 先代息子1906年セント・アルドウィン子爵1915年セント・アルドウィン伯爵

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(ドレイトン・マナーの)準男爵 (1800年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 14:33 UTC 版)

ピール伯爵」の記事における「(ドレイトン・マナーの)準男爵 (1800年)」の解説

初代準男爵サー・ロバート・ピール(英語版) (Robert Peel, 17501830) 2代準男爵サー・ロバート・ピール (Robert Peel, 1788–1850) 先代長男英国首相 3代準男爵サー・ロバート・ピール(英語版) (Robert Peel, 1822–1895) 先代長男 4代準男爵サー・ロバート・ピール (Robert Peel, 1867–1925) 先代長男 5代準男爵サー・ロバート・ピール (Robert Peel, 1898–1934) 先代長男 6代準男爵サー・ロバート・ピール (Robert Peel, 1920–1942) 先代長男 7代準男爵アーサー・ウィリアム・アシュトン・ピール(英語版) (Arthur William Ashton Peel, 19011969) 2代ピール伯

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(ラークビーアの)準男爵(1793年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/23 04:52 UTC 版)

ノースブルック男爵」の記事における「(ラークビーアの)準男爵(1793年)」の解説

初代準男爵サー・フランシス・ベアリング(1740年-1810年第2代準男爵サー・トマス・ベアリング(英語版)(1772年-1848年第3代準男爵サー・フランシス・ベアリング(1796年-1866年) ※1866年ノースブルック男爵

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(ホーウィックのグレイ)準男爵(1746年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 17:53 UTC 版)

グレイ伯爵」の記事における「(ホーウィックのグレイ)準男爵(1746年)」の解説

肖像称号代数名前(生没年)受爵期間続柄役職他の称号 初代準男爵サー・ヘンリー・グレイ(Sir Henry Grey)(1691年1749年) 1746年1月11日1749年5月無し 第2代準男爵サー・ヘンリー・グレイ(Sir Henry Grey)(1722年1808年) 1749年5月頃–1808年3月30日 先代息子 第3代準男爵サー・チャールズ・グレイ(Sir Charles Grey)(1764–1845) 1808年3月30日1845年7月17日 先代の甥(初代準男爵の四男の長男) 首相(1830年-1834年)外相(1806年-1807年) グレイ伯爵ホーウィック子爵ホーウィックのグレイ男爵 以後準男爵位グレイ伯爵位と継承者が同じ。下記グレイ伯爵参照

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(モイラのロードン)準男爵 (1665年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 06:50 UTC 版)

ヘイスティングズ侯爵」の記事における「(モイラロードン)準男爵 (1665年)」の解説

初代準男爵サー・ジョージ・ロードン(英語版) (Sir George Rawdon, 1604–1684) 2代準男爵サー・アーサー・ロードン(英語版) (Sir Arthur Rawdon, 1662–1695) 先代息子 3代準男爵サー・ジョン・ロードン (Sir John Rawdon, 1690–1724) 先代息子 4代準男爵サー・ジョン・ロードン (Sir John Rawdon, 1720–1793) 先代息子1750年ロードン男爵1762年モイラ伯爵叙される。

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