esquire
「esquire」の意味・「esquire」とは
「esquire」は英語の単語で、主に英国の社会的地位を示す敬称として用いられる。もともとは中世ヨーロッパの騎士制度における騎士候補生を指す言葉であったが、現在では男性に対する敬称として広く使われている。具体的には、男性の名前の後に「Esq.」と付けて用いることが一般的である。「esquire」の発音・読み方
「esquire」の発音は、IPA表記では /ɪˈskwaɪər/ となる。IPAのカタカナ読みでは「イスクワイア」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「エスクワイア」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、一定の読み方で統一されている。「esquire」の定義を英語で解説
「esquire」は、"A title of dignity next above gentleman, and below knight. Also a title of office given to sheriffs, serjeants, and barristers at law, justices of the peace, and others."と定義されている。つまり、これは「紳士より上で騎士より下の尊称。また、保安官、法廷弁護士、平和裁判官などに与えられる職名でもある」という意味である。「esquire」の類語
「esquire」の類語としては、「gentleman」や「sir」などがある。これらも同様に男性に対する敬称として用いられるが、社会的地位や尊敬の度合いを示すニュアンスに違いがある。「esquire」に関連する用語・表現
「esquire」に関連する用語としては、「knight」や「nobleman」などがある。これらは同じく社会的地位を示す言葉であり、「esquire」が由来する中世ヨーロッパの騎士制度と深い関連性がある。「esquire」の例文
以下に「esquire」を用いた例文を10例示す。 1. English example: "John Smith, Esquire, is a respected member of the community."(日本語訳:ジョン・スミス氏は、地域社会の尊敬されるメンバーである。) 2. English example: "Please send this letter to Mr. Robert Johnson, Esquire."(日本語訳:この手紙をロバート・ジョンソン氏に送ってください。) 3. English example: "Esquire was originally a title for a knight's apprentice."(日本語訳:エスクワイアは元々、騎士の見習いを指す称号であった。) 4. English example: "In the United States, 'Esquire' is often used as a professional title for lawyers."(日本語訳:アメリカでは、「エスクワイア」は弁護士の職業称号としてよく使われる。) 5. English example: "The term 'Esquire' is rarely used in everyday conversation."(日本語訳:「エスクワイア」という言葉は日常会話ではほとんど使われない。) 6. English example: "The title 'Esquire' is often abbreviated as 'Esq.'."(日本語訳:「エスクワイア」の称号はしばしば「Esq.」と略される。) 7. English example: "In England, 'Esquire' is a title of respect accorded to men of higher social rank."(日本語訳:イギリスでは、「エスクワイア」は社会的地位が高い男性に対する尊称である。) 8. English example: "The magazine 'Esquire' is named after the title of respect."(日本語訳:雑誌「エスクワイア」はその尊称から名付けられた。) 9. English example: "The term 'Esquire' is derived from the Old French word 'escuier'."(日本語訳:「エスクワイア」という言葉は古フランス語の「escuier」から派生した。) 10. English example: "The title 'Esquire' is used more formally and is less common than 'Mr.'."(日本語訳:「エスクワイア」の称号はより形式的に使われ、「Mr.」よりも一般的ではない。)エスクワイア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 01:35 UTC 版)
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エスクワイア (esquire) またはスクワイア (squire) は、中世ヨーロッパにおける騎士の志願者[1]。のちに書簡や文書で男性名に付す敬称となった[1]。
地位
従騎士
騎士の前段階として、まずペイジとして宮廷や貴族の館で仕事をした後、14歳くらいで従騎士(盾持ち・スクワイア・エスクワイア)となり、一人の騎士を主人と仰いで、身の回りの世話から、戦場への甲冑の運搬、武器の修理や、戦いの際に主人に甲冑を着せることまでを1人でとり行なった。
この従騎士としての仕事を何年か続けた後に、17歳から20歳前後で、一人前の騎士と認められ、叙任を受けた。叙任は、主人の宮廷や先輩騎士の屋敷で、多くの人々が見守る中、華やかに行われることが多かったが、中には、戦場で叙任される者もいた。
従騎士は銀の拍車を普段つけていたが、騎士に叙任されることにより、拍車を金もしくは金メッキのものに改めた。エスクワイアは、本来、こういう騎士を目指す貴族の少年もしくは青年をさした。
郷士
時代が下るにつれ、エスクワイアは貴族としての爵位は持たずとも、領地をもち、庶民院の立候補、及び投票資格のあるジェントリ階級の一階級をさすようになっていった。
敬称
エスクワイアは、男性の氏名につける敬称に使われる。
用法
氏名のあとに、コンマを挿んで続ける。公文書以外の、手紙の宛名などでは、Esq. もしくは Esqr. と略される。たとえば:
John Smith, Esq.
Esq. を使う場合、氏名の前の敬称は使わない。すなわち、次のような宛名は誤りである:
× Mr. John Smith, Esq.
対象
アメリカ合衆国では通常、法曹界の人物、すなわち、弁護士・裁判官・治安判事などに対し使われる。
出典
関連項目
- エスクワイアのページへのリンク