牛丼 飲食店における牛丼価格の変遷

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牛丼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/03 00:26 UTC 版)

飲食店における牛丼価格の変遷

各チェーン店の牛丼販売価格は物価の上昇や景気の動向、そしてBSE問題によって値上げと値下げを繰り返してきた。とくに、値下げに関しては1社が先行して値下げを行うと他社も後から追随する構図が繰り返されている。

  • 1989年以前
    • 1966年に吉野家は、並盛120円から200円に値上げ[51]
    • 1975年に吉野家は、並盛200円から300円に値上げ[51]
    • 1979年12月に吉野家は、並盛300円から350円に値上げ[52]
  • 1990年代
    • 1990年に吉野家は、並盛350円から400円に値上げ[51]
    • 1995年1月に神戸らんぷ亭が牛どん(並)を290円に値下げ[53]。しかし、同業他社は追随せず、1996年7月から3回にわたって値上げを繰り返し、1998年3月には1994年時点の価格に戻る[54]
  • 2000年(平成12年)
    • 7月 - 神戸らんぷ亭、持ち帰り牛どん(並)のみ400円→290円に値下げ。
    • 9月27日 - 松屋が同年8月に300店舗出店達成。それを記念して牛めしの販売価格を値下げ(並390円→290円)。当初は期間限定の予定だったが好評だったこともあってそのまま継続販売となる[55][56]
  • 2001年(平成13年)
    • 3月1日 - 神戸らんぷ亭、店内食の牛どん(並)も400円→290円に値下げ[57][58]
    • 3月5日 - すき家、牛丼(並)を400円→280円に値下げ[56][57][58]
    • 4月 - 吉野家、期間限定で牛丼(並)通常400円から値引きを行った、250円セール開催[57]
    • 7月26日 - 吉野家、西日本地区(愛知、岐阜、富山の3県を含む)の店舗にて牛丼(並)400円→280円に値下げ[56][57]
    • 8月1日 - 吉野家、東日本地区(静岡、長野、新潟の3県を含む)の店舗にて牛丼(並)400円→280円に値下げ[56][57]
    • 8月 - 神戸らんぷ亭、牛どん(並)を更に290円→270円に値下げ[57]
    • 8月 - なか卯、牛丼(並)400円→280円に値下げ[57]
    • 時期不明 - 小規模牛丼チェーンの牛丼太郎(並盛250円→200円)も値下げ競争に追随する。
  • 2002年(平成14年)
    • 2月 - 神戸らんぷ亭、牛どん(並盛)を270円→280円に値上げ[59][60]
  • 2004年(平成16年)
    • 2月初旬 - 中旬 - 前述の「BSEの影響」にて、なか卯、すき家、吉野家、松屋にて牛丼の販売が休止(一部店舗を除く)、それと共に牛丼の低価格路線も終了となる。
    • 2月19日 - 神戸らんぷ亭、牛どん販売継続を発表[45]
    • 2月中旬 - 牛丼太郎、牛丼販売継続の方針を示し、米国産牛肉の在庫がなくなる2月中旬ごろから牛丼への一時的豚肉混合(同年2月中旬-3月中旬頃)や豪州産牛肉への切り替え等の対応を行い、並盛200円→250円へ値上げ。
    • 4月1日 - 神戸らんぷ亭、豪州産牛肉へ切り替えて牛丼の販売継続。しかし、並盛280円→350円に値上げ[45]
  • 2000年代中盤
    • 各牛丼チェーンにて牛丼が復活したが、いずれも通常価格において並盛300円台とBSE騒動以前より値上げされている[61](すき家 - 2004年9月再開:350円、松屋 - 2004年10月再開:390円、なか卯 - 2005年10月再開:390円、吉野家 - 2006年9月再開:380円)[60]
  • 2008年(平成20年)
    • 9月1日
      • 神戸らんぷ亭、豪州産に加えメキシコ産牛肉を導入に伴い、牛どん(並盛)を350円→380円に値上げ[62]
      • 松屋、原材料費などの高騰を受けて、牛めし(並盛)を350円→380円に値上げ(牛めし大盛など一部商品の価格は据え置き)[63]
    • 12月 - フジオフードシステムまいどおおきに食堂が、メニューに牛丼を加え、並盛り280円で提供開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月23日 - すき家が牛丼(並)350円・カレー(並)380円から、両方とも通常価格330円に、恒常的な値下げ。これに伴い、豚丼を休止[64]。すき家が2008年9月に、それまで店舗数業界最大手の座に君臨し続けた吉野家を店舗数で上回ったこと[47]、2009年時点で割安な豪州産牛肉を使用[50]、2001年のデフレ時に比べ同業他社以外のライバルが多数増え圧倒的に競争が厳しい[49]、などの要因などから、店舗数第一位やグループ多業態化成功のバイイングパワーを活かして[48]攻勢に出た[47]。同業他社は2009年5月時点では静観の構えだが[61]、この値下げが呼び水となって、再び値下げ戦争が起こるのではと見る向きもあった[65]。2009年5月時点における、主な同業他社の牛丼並盛りの価格は、吉野家380円、松屋380円、なか卯390円であった。
    • 11月26日12月3日 - 松屋が牛めし(並)を320円に、豚めし(並)を290円に、恒常的な値下げすると11月26日発表、12月3日より実施[66]。牛丼の価格としては、すき家の(並)330円を下回り、大手チェーン店では当時最安値だった。キャンペーン以外での同社の値下げは約4年ぶり。
    • 12月7日 - 11月20日から12月7日まで期間限定キャンペーン(牛丼〈並〉299円)としていたすき家にて、期間中に客足が2〜3割伸びたことから、牛丼(並)の通常価格を330円から恒常的に280円へ値下げと発表、同日午前7時より実施、同時に品質アップも実施[67]。これにより、先行して値下げした松屋は、大手チェーン店最安値の座をたった1週間足らずで明け渡すことになり、すき家がその座に返り咲くことになった。また、吉野家は、これらの動きに対して、牛肉仕入れのコスト高、品質を維持すること、主力の牛丼を値引きしても以前と異なり大幅な集客アップは望めず逆に採算が悪化する予測、現在の設定価格は採算ギリギリのライン、などの要因から「現状では追随しての(恒常的な)値下げは考えていない」とコメントし、当面は静観する構えを見せた[47][48][49]
      • 松屋とすき家が通常価格を恒常的に値下げした要因としてデフレの他に、既存店の売上が苦戦していた実情もあった[68]
    • 12月21日 - なか卯、同日11時から一部商品の価格改定を行い、牛丼(並)の通常価格を390円から350円に値下げ[69]
  • 2010年(平成22年)
    • 1月11日〜21日 - 吉野家は2010年で創業111周年を迎える記念の一環として、期間限定で「牛丼80円引き」キャンペーンを実施[50]。期間終了後は通常価格に戻り「(恒常的な)値下げは全く考えておりません」と吉野家ホールディングス広報担当者が見解を示した[50]
  • 2011年(平成23年)
    • 大手4社による期間限定で並盛の価格を200円台中盤位に値下げするキャンペーン競争が繰り返し行われ常態化した(すき家が8回、松屋が7回実施)[70]
    • 11月 - すき家・松屋・吉野家、主要牛丼チェーン3社の月次売上高において、11月は3社が牛丼値引きキャンペーンを行ったが3社とも前年割れし、度重なる期間限定値引きが2年を経過したことで効果が薄れてきたとの指摘も出ていた[34]
  • 2012年(平成24年)
    • 松屋が1月9日10時から16日15時まで並盛を240円に下げるキャンペーンを行い、終了後の16日15時より並盛はこれまでの通常価格320円から40円を恒常的に値下げして、新たな通常価格は280円となった(その他牛関連商品値下げあり)。並盛の通常価格にて、松屋はすき家と同額の280円になり、2社が最安値で並ぶ状態となった[71]
    • 3月以降 - 牛丼の値引きキャンペーンによる販売・集客効果が薄れてきたすき家は、来店・利用頻度の向上を目指す新サービスとして、毎月特定のメニュー数種類を1か月間値下げするキャンペーン「得すき」を開始[70][72]
  • 2013年(平成25年)
    • 吉野家が牛丼並を280円に値下げ。これに伴って牛鍋丼の販売を終了。
  • 2014年(平成26年)
    • 2月12日 - なか卯が牛丼の販売を終了し、代わって「牛すき丼」の販売を開始[73]
    • 4月1日 - すき家が消費税増税に伴う価格改訂により、牛丼並盛を280円から270円に値下げ[74]
    • 4月1日 - 吉野家が消費税増税に伴う価格改訂により、牛丼並盛を280から290円に値上げ。すき家とは逆に価格が上がることとなった。



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    牛丼の吉野家倒産 昭和ラプソディ(昭和55年・中)
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