ハヤシ‐ライス
ハヤシライス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 04:59 UTC 版)
ハヤシライスは、薄切り牛肉とタマネギをデミグラスソースで煮たものを米飯の上にかけた料理。近畿地方ではハイシライスとも呼ばれる[1][2][3]。
注釈
- ^ (柳瀬尚紀 1999, p. 123-128)では、数種類の国語辞典に記載されたハヤシライスの英語名を比較し、どれもバラバラで一定していないことを指摘している。また、『広辞苑』初版ではhashed rice(細切れにされた米)という明らかな和製英語が掲げられており、これが後の版ではHashed meat and riceというこなれた英語に変更されていることから、英語名に特に典拠があったわけではなく、改訂を進めるうちにより正しい英語に修正してしまったのではないか、と述べられている。
- ^ 古くは保元物語などに、切るという意味での使用例がある。標準語や京都弁などには残っていない言葉だが、秋田弁や出雲弁などの方言にこの言葉が保存されている(→方言周圏論)。
- ^ 書籍『にっぽん洋食物語大全』(小菅桂子 1994)に、元宮内庁大膳課の料理人である渡辺誠が、ハヤシライスのルーツはグヤーシュであると自説を述べるくだりがある。これはドイツでは、「グラッシュ」と呼ばれる料理である。
出典
- ^ おすすめメニュー 自由軒、2023年3月24日閲覧
- ^ ハイシライスソース はり重、2023年3月24日閲覧
- ^ 【関西の洋食】新世界「グリル梵」のヘレカツサンド!創業から変わらぬ味で今も人気 関西ウォーカー
- ^ 平川陽一 2003, p. 256.
- ^ a b 楳垣実『日本外来語の研究』(増補版)青年通信社出版部、1944年、p161頁。 NCID BN09546381。
- ^ “海軍割烹術” (PDF). 舞鶴海兵団. p. 7. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “海軍割烹術” (PDF). 舞鶴海兵団. p. 1. 2022年8月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “ハヤシライスは謎と混乱の煮込み料理だった 「林」か「早矢仕」か「ハッシュド」か”. 2018年10月5日閲覧。
- ^ 平川陽一 2003, p. 257.
- ^ The Household Cyclopedia Archived 2013年3月28日, at the Wayback Machine.
- ^ Household Cyclopedia of 1881
- ^ 国立国会図書館デジタルコレクション - 軽便西洋料理法指南 : 実地応用 一名・西洋料理早学び
- ^ 国立国会図書館デジタルコレクション - 女道大鑑
- ^ 国立国会図書館デジタルコレクション - 洋食のおけいこ : 来客御馳走
- ^ “「丸善百年史」と「早矢仕有的傳」”. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月6日閲覧。
- ^ “ハヤシライスの名前の由来”. 2016年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月14日閲覧。
- ^ 菊地武顕『あのメニューが生まれた店』6p 平凡社
- ^ 森まゆみ『明治・大正を食べ歩く』PHP研究所、2003年。ISBN 978-4569632926。
- ^ 澁川祐子『ニッポン定番メニュー事始め』彩流社、2013年、209頁。ISBN 978-4-7791-1934-7。
- ^ 「佐藤悦子さん」『婦人画報』2022年5月号、ハースト婦人画報社、2022年、55頁。
- ^ “フランスの家庭の味 ミロトン”. スイッチ・パブリッシング. おいしい景色. 2023年5月16日閲覧。
- 1 ハヤシライスとは
- 2 ハヤシライスの概要
- 3 脚注
ハヤシライス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 21:02 UTC 版)
2010年10月のメニュー改定で終了。現在では「ハッシュドビーフ」が販売されている(一部店舗を除く)。
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「ハヤシライス」の例文・使い方・用例・文例
- ハヤシライスという食べ物
ハヤシライスと同じ種類の言葉
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